どれがいいのかなぁ…と店頭でディスプレイを色々見ていたとき、倍速補間機能という文句の本機が目についた。
デモ映像を見ていると、なんだかとても滑らかじゃないか…!
明らかにカックカクなテロップが、倍速補間機能にかかると非常にぬるぬると流れ始める。これはすごい!
完全にデモ機で虜になって、あと値段だけ安くなれば…!としばらく悩んでいたところ、上手い具合に安売りに遭遇することが出来た。
倍速補間機能は、60コマの映像ソースそれぞれのコマ間の中間コマを予測して生成、120コマの映像の様にするというもの。
これによって、残像感の少ない映像を映し出すことが出来る。
とても表現が難しいのだが、この機能を使うと良くあるテレビ番組のクレジットやテレビは離れて~などのテロップが、少しのカクつきもなくぬるぬると流すことが出来る。
もちろん文字のテロップに限らず、人物や物の動きも非常に滑らかだ。
テレビにも倍速液晶の機能がある物が多いが、我が家の倍速液晶テレビ 東芝37Z1よりも滑らかに感じる。
ただ本当にぬるぬるになるので、テレビで見慣れているドラマやバラエティなど人間が画面の中で動いている映像だと、ぬるぬる過ぎて逆に違和感を感じてしまう。
アニメの様に滑らかになっても全く問題ないソース向け、ということだろうか。
またコマを予測生成して挿入している処理が入るので、通常の表示と比べると若干のラグが生じる。人間が喋っている映像で倍速補間を使うと、口と声が合っていないと感じるレベルだ。
これもまた、口で何を言っているのか分かりづらいアニメに向いているとも言える。
また他にも本機には、超解像度という機能がある。
簡易アップコンバータの様な機能で、低解像度のソースを拡大して映したいとき等に使うとクッキリと映すことが出来る。
この処理はフィルタの様に動いている様で、倍速補間の様にラグが発生することはない。
低解像度の映像を見るときはもちろん、ラグが発生すると問題のあるゲームをやるときでも安心だ。
マルチメディア向けともあって、グレア画面に3W*2のステレオスピーカー内蔵、入力端子もDVIやD-subと言った一般的な物に加え、HDMIが2ポート、D端子まで搭載する。
HDMIを搭載するハイビジョン最新ゲーム機はもちろん、D端子までしか対応しないWiiやPS2などのゲーム機でも接続して遊ぶことが出来るのは嬉しい。
さらに超解像度機能で低解像度のゲームでもクッキリ表示してプレイ出来るので、ゲーム機を繋ぐ場合にも非常に便利なディスプレイだ。
また操作は付属のリモコンを使って行う。ラグが起こしやすい倍速補間機能の切り替えや入力ソースの切り替えなど、ワンタッチで行えるのは非常に便利。
超解像度の具合もリモコンで調整出来るので、ソースによって適切な度合いに設定するのも簡単だ。
なによりも倍速補間機能が嬉しい、RDT232WM-Z。
倍速補間機能がとても気に入ってしまったので、もしこのディスプレイが壊れてもまた同じ倍速補間機能がついたディスプレイを買おうと考えているほど。
倍速液晶のテレビで見る様な滑らかさをPCのディスプレイでも、という人にはお勧めのディスプレイだ。
現在はXL2420Tとデュアルディスプレイにする為、モニターアームと組み合わせて設置している。
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購入金額
29,000円
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購入日
2011年03月頃
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購入場所
秋葉原 ソフマップ
kenさん
2011/06/10
最近は、MacBook Proがメインなので、液晶はチェックしていなかったので、
知りませんでした。
安くなりましたね。
miraさん
2011/06/11
そうですねー。
やはり馬鹿安いものが多すぎるのでこの値段でも少し買うのは悩んでしまいましたが、国内メーカーというのとこの機能なら買いだろうと思いました。
ノパソをメインとして机において使うんなら、本体+別画面にしてデュアルディスプレイにしてもいいかもですね。
やはり何するにしても画面が広いとやりやすいですから。