文庫にしたら売れないかも知れない本だなぁ、と
ちょっと古くは「バトルロワイヤル」なんかも同じだと思うんですが、スプラッタとかH気味なエンターテイメントって文庫にしにくいんでしょう。
まぁ、それ以上にボリュームと内容が万人向けではないと敬遠されるのかも。
文庫でも読んでたとは思うけど、がっつり読めたかというとビミョーという読後感です。
中身は、結構エグいです。
新世代ハードボイルドというか、バイオレンスちっくなんですけど、まぁ、言うほどドロドロしてないというか、描写はエグさ満開だし、ストーリーもエグエグなんだけど、読後感は爽やか、みたいな
挫折、屈折した青春群像小説風に読めてしまったのは何故なんだろう?みたいな
映像世代というのと、やっぱり書き手としての技術があるんでしょう、多分。
スピード感があるというか、がつがつ読めてしまうので、一気読み推奨というか、時間を取って読み始めないと、はまると思われます。
映画とかを観てる風に読んだ方がいいでしょう。
酒のつまみにとか、ポテチつまみながらとかっていうのは止めておいた方が無難。
むさぼる様に読むことになるんじゃないかと。
ビジネス書とか啓蒙書とかは余り好きじゃないけど、一応読むことは読む、みたいな人が口直しにっていうのもいいかも知れない。
ポリティカルフィクションとか、流行の警察物、ミステリなんかは軽い気持ちで読めるという人は楽勝ではまると思います。
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購入金額
1,365円
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購入日
2010年04月頃
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購入場所
町田 おあい書房
かずや。さん
2010/05/06
みまさまさん
2010/05/07