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今更買っちゃった (2012年8月22日、温度測定結果を追記)(2012年8月23日、マッハドライブ効果を追記)

 ユーズド品のSSDの購入はリスキーだろう?容量も中途半端。それでも「衝動買い」をした。

 中身が東芝製だから、見てみたかった。

 ■ 外観



 アルミケースは表面に格子状にドットが並んでおり、増強のためなのか、単なる装飾なのかへ不明。打ち抜きの断面はちょっと荒っぽく見えて、精巧さが足りないように感じた。


 ■ 付属ソフト:
 ・HD 革命 /BackUp 7 Lite MOの使用を勧めているし、Windows 7対応の記述もない→古い?(I-O DATAのサイトには対応としている)。

 ・HD 革命 /Partition Lite 7.0

 ・ダウンロードが必要なマッハドライブ
  
  CPUとドライブ間に一部のDRAMメモリ介在させ、データのやり取りを高速化させる機能とSSDの書き込み量を抑制する機能


 ■ ノートパソコンFMV Biblo MG55UD1への換装



 これには、Intel製320系120GBのSSD


が使われている(HDDからの換装)ため、両者の比較を行うのが目的だ。

 データ移行所要時間、起動、終了時間、Windowsのパフォーマンススコア、ベンチマーク、消費電力の比較した。

 □ USB接続した
USB接続外付けHDDケースのコネクタに接続
USB接続外付けHDDケースのコネクタに接続
ケースに入れた
ケースに入れた
SSDが長すぎる?入りきれない、ねじを締められない
SSDが長すぎる?入りきれない、ねじを締められない


 ・Crystal Disk Infomationで情報を確認したところ、
フォーマット前
フォーマット前
フォーマット後
フォーマット後

 なんと、温度が表示される!これってあり?フォーマット後も。しかも、変わっている。あやしい?

 ・USB接続時のCDMNPによるベンチマーク結果:
USB接続でもランダム読み書きが格段に速くなった
USB接続でもランダム読み書きが格段に速くなった


 □ IntelのIDMS(Intel Data Migration Software)によるデータ移行
自動を選択した
自動を選択した
ソースドライブを選んだ
ソースドライブを選んだ
ターゲットドライブを選んだ
ターゲットドライブを選んだ
Dドライブに少し余裕が出た新構成
Dドライブに少し余裕が出た新構成
準備中
準備中
再起動が必要→10分後に強制的に
再起動が必要→10分後に強制的に

 再起動後のクローン画面:
Cドライブクローン中
Cドライブクローン中
Cドライブクローン90%
Cドライブクローン90%
Dドライブクローン中
Dドライブクローン中
Dドライブクローン99%
Dドライブクローン99%
クローン完了
クローン完了

 約2時間半かかった。

 □ 換装完了
幸い入った
幸い入った

 早速Crystal Disk Infoで確認した:
22℃
22℃
34℃
34℃

 ここでも温度が表示されている。しかも、数分間で22℃から34℃に上昇した。リアルっぽい。東芝だから、SSDにも温度センサーをつけている?
 比較のために、換装前のIntel製SSDのCDI情報を載せる:
Intel製SSD: 温度表示なし
Intel製SSD: 温度表示なし

 □ ベンチマークCDMNP結果の比較
換装前のIntel製SSDとのベンチマーク比較
換装前のIntel製SSDとのベンチマーク比較

 シーケンシャルでは若干遅くなるが、ランダムでは逆に速くなったりするる結果になった。ハードの違いのほかに、IntelのSSDがIntel SSD Tool Boxによって最適化されているのに対し、このSSDには使えるチューニングソフトがないため、最適状態でない可能性が高いと思う。

 I-O DATAサイト
では、CrystalDiskMark2.2にて「100MB3回測定結果」の平均値を採用、ランダムリード・ライトは512KBの値を使用した結果が公表されている:
 ランダムリード 約195MB/s
 ランダムライト 約157MB/s


△ ただ、Serial ATAII(300)対応はもう古くて遅いはずだね

 すでに予約受付中のSerial ATA III対応のSSDN-3T120B
を買ったほうがいいだろう。

 東芝製2.5インチSSDのバルク品。Trim対応の製品で、容量は128GB/256GB。
 バッファ容量は128MBで、公称速度は「リード230MB/s、ライト180MB/s」


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■ SSDの温度 (2012年8月22日追記)

□ 赤外線温度計による計測

 どうしても気になるので、Samsungの830SSD


と同じように温度特性を測ってみた。

 △ 測定系
赤外線温度計を使った測定系
赤外線温度計を使った測定系

 接触式デジタル温度計は固体の温度に追随できないことが分かる。

環境温度もモニタリング
環境温度もモニタリング
測定エリアを示す2つのレーザスポット
測定エリアを示す2つのレーザスポット


 △ 測定条件

 連続使用条件を作るために、Atto Disk Benchmarkで30分間ベンチを取り続ける設定をした。その間、赤外線温度計のデータとCrystal Disk Infoの温度データを読み取り、時間に対しプロットした。
計測中のパソコン画面
計測中のパソコン画面

測定時のAtto Disk BenchmarkとCrystal Disk Infoの画面
測定時のAtto Disk BenchmarkとCrystal Disk Infoの画面

30分間のベンチマーク完了時のAtto Disk BenchmarkとCrystal Disk Infoの画面
30分間のベンチマーク完了時のAtto Disk BenchmarkとCrystal Disk Infoの画面

計測結果とCrystal Disk Infoの比較
計測結果とCrystal Disk Infoの比較


 計測結果がCrystal Disk Infoの温度表示と似た傾向を示しているが、内部を直接測定していない分、Crystal Disk Infoよりわずか低い数値だった。これはSSDが本当にCrystal Disk Infoの表示通り、相当発熱していることを意味する。

 寿命短縮の要因にならないか、安心できないな。


□ サーモラベルによる測定

 結果を

からご覧になれる。


■ マッハドライブの効果 (2012年8月23日追記)

 詳しい説明は
相栄電気サイト
にある。

 ▲ ソフトウエアのインストール

 このSSD用のマッハドライブは
I-O DATAサイトからダウンロード

 以下のような手順で簡単にインストールできる:



 ▲ ベンチマークによる高速化効果の検証

 爆速にご注目を!

マッハドライブ有(左)無(右)のベンチマークスコア比較、100MB
マッハドライブ有(左)無(右)のベンチマークスコア比較、100MB


 なんと、512kのライトが10倍も、4kと4kQD32のリードとライトが5~9倍も速くなったのだ。

 しかし、書き込みデータの量によって効果が変わるのだ。512MB~4GBではほとんど効果なしだ。

 また、SSDだけでなく、内蔵HDDに対しても似たような効果が得られる。
  • 購入金額

    13,010円

  • 購入日

    2012年04月04日

  • 購入場所

    IOPLAZA楽天店

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