PERMEDIA2自体は、元々OpenGL系のアクセラレータを得意とする3DLabsの製品であり、この製品でもコンシューマ用としてはOpenGLの性能が比較的高いのが特徴でしたが、DirectX系の性能も総じて優秀で、画質もまずまずという万能型の製品といえ、当時は各社から搭載ボードが多数発売され、大ヒットした名作です。
もっとも、後継モデルとなるPERMEDIA3の開発が遅れ、その間にVoodoo Bansheeなど他社製の高性能チップがシェアを握るようになってしまいます。さらに予定より大幅に遅れて(1年半程度の遅れとなった)市場に投入されたPERMEDIA3はチップの外販を積極的には行わず、純正ボードばかりが流通することになります。価格の割に性能も芳しいものではなく、当時はMatrox Millennium G400や3dfx Voodoo3、NVIDIA RIVA TNT2など、強力なビデオカードがひしめき合っていた時代でもあり、殆ど普及することなく終わってしまいます。ちなみにPERMEDIA3を搭載した3DLabs Permedia3 Create!はハードウェア的にはOpenGL用ビデオカードであったOxygen VX1と全く同一で、PERMEDIA3とOpenGLアクセラレータであったGlint R3が実質的には同一のチップであることを示しています。
私もコレクション用にOxygen VX1かPermedia3 Create!を買っておくつもりでしたが、入手する前に市場から姿を消してしまい、それっきりになっています。仕方なく、現在でもGA-PII8/PCI・GA-PIIH8/PCIをそれぞれ大事に保管しているという状態です。
-
購入金額
0円
-
購入日
不明
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。