ZRX1200Sで紀伊半島縦断(R168)していたとき、十津川村あたりで、かなりの区間にわたって
ベンツ SLK にアオられっ放しでした。自分の腕のなさを痛感。
「本当に振り回せる車格と御し切れるパワーのコーナーリングマシーンを!」ということで、
CBR2500RRに決定。CBR400RRと迷いましたが、テーマにより忠実な排気量だということと、
以前から2万回転まで回るエンジンに興味があったので250にしました。正解でした。
本当に乗り易いオートバイです。前傾が現在のスパースポーツほどキツくなく、
ツーリングも楽しいレーサーレプリカです。
果たして自分が意のままに操れていたかは分かりませんが、
このオートバイほどどんなシーンでも常に「楽しい」と感じるマシンはありません。
軽くて剛性感の高いLCGフレームに良く動く前後のサスは、
それでいてマスが重心付近に集中してる感じがワタシのようなヘタレライダーにも感じられます。
特にリアのガルアームの追従性は特筆すべきものがあります。
フロントダブルディスクブレーキのストッピングパワーもノーマルで十分な効きがあります。
音もいいです。
傍から聴いている向きにはウィィーーンというモーター音のようで迫力がないらしいですが、
跨っている本人にしてみれば、高回転域での何とも言えない高揚感と
そこへ至るまでイッキに回る気持ち良さは他のどんなバイクでも味わえない、
良い意味での「軽さ」があります。
80年代レプリカブームの集大成と言っていい、日本のモーターサイクル史に残る名車だと思います。
新車で買ったオーナーさんが16年乗ったものを、
購入されたホンダウィング店に戻されたものだった、ということが整備手帳で分かりました。
このような極上の個体を手に入れ、そして、
いきつけの整備工場でキャブレター全バラ清掃整備してもらいフロートを新品に交換。
不安要素をゼロにしてから乗り始めました。所有期間を通して絶好調を維持していました。
仕事を辞めて大学院生となっていたのをこれ幸いと、
友人の小淵沢の別荘に住みこんで、毎朝毎朝ヴィーナスラインを攻めて美ヶ原まで昇っていた
2009年の夏の3カ月は一生の思い出になっています。
買った値段で売って手放したので、最初のオーバーホール費用と維持費だけで楽しめた、
という意味でも、このオートバイには良い思い出・良い印象しかありません。
所有期間:2007年9月4日~2009年11月14日(2年2ヶ月)
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購入金額
298,000円
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購入日
2007年09月04日
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購入場所
ホンダプラザ奈良
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