強烈な個性って本人にとって武器であるとともに、泣き所でもあるのかも。
彼女のデビュー曲「愛の才能」を聴いて想った。
幼い舌足らずの声、ギターを抱えているのでなくギターに抱えられているような小さな躰。
鋭角的な歌詞の内容、まくし立てるような早口の歌声、ヂャカヂャカ絶えずかき鳴らされるギター。
「この子何に怒っているんだろう」
それは彼女自身が書いた「DNA」や「1/2」でもやはり同じだったので(愛の才能は岡村靖幸作曲)、これは彼女のカラーだ。すごく、鮮烈で、鋭利で、危うくて、脆い...
そんな彼女はたった2枚のアルバムを残して消えた...
...でも最近復活したんだよね。
すこし、自分と和解したみたい。良かったと思う。人として生きる上では。
でも表現家としての彼女は。アーティストとしての彼女は。
当時の尖っていたキミが懐かしい。
♪成長しないって約束じゃん♪
【収録曲】
ディスク:1
1. 愛の才能 (Single Ver.)
2. 早退
3. DNA
4. LOVE&LUNA (Single Mix)
5. 1/2
6. 1
7. 桜 (Single Mix)
8. ドーナッツのリング
9. ピカピカ
10. ハート
11. 微熱
12. 月の缶 (Single Ver.)
13. FRAGILE
14. トラブルバス
ディスク:2
1. ギミーシェルター (Single Ver.)
2. Re-FRAGILE (remixed by Stan Katayama)
3. ギミーシェルター (remixed by EYE)
4. ブロッサム
5. ALPHABET WEEKS
6. OCTOPUS THEATER (STAN'S LONELY HAMMOCK VERSION )
7. 宝石の神話 LUPINO
8. No.1 Hippie Hop LUPINO
9. たすけてよWindy LUPINO
10. 電話の前で LUPINO
11. 愛の才能 (Backing Track)
12. DNA (Backing Track)
13. 1/2 (Backing Track)
14. 桜 (Backing Track)
15. ピカピカ (Backing Track)
16. 微熱(Backing Track)
Sony Music 川本真琴
「愛の才能」
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購入金額
2,800円
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購入日
2010年11月頃
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購入場所
くろぱんださん
2016/07/31
当時は攻撃的な印象を受けましたが、最近テレビでお見かけしたら柔らかい雰囲気になっていました。今でもあの声出るのか聞いてみたいトコロです。
cybercatさん
2016/07/31
家入レオ
尖った刃物のようなデビューの頃と、今の世界を受容した?彼女。
ただあの「時」だから歌えた歌、というのはあると思います。
テクニック的な意味合いではなく。
♪成長しないって約束じゃん♪
プレカリアート真面目明さん
2017/10/29
この1枚だけは特別です、なんて年取って思います。
cybercatさん
2017/10/29
まだ何者にもなっていない事へのもどかしさ、上手く行かない事への焦り...
どうして自分のことを解ってくれないんだろう?どうして自分は居るところがないんだろう?
そんな言葉にならない想いがぶつかってきました。
あの曲は確かに衝撃を受けますね。
まぁ、受ける側の自分の心も未だ、柔らかかったからかも知れませんが。