【モデルナンバー(実クロック)】600MHz
【コードネーム】Spitfire(スピットファイア)
【製造プロセス】0.18μm
【L1/L2キャッシュ】64KB/64KB
【コア電圧/TDP】1.6V/27.4W(MAX)
【主な拡張命令】MMX/3DNow!/Enhanced 3DNow!
【Socket/Slot】SocketA
【OPN】D0600AUT1B
【リリース時期】2000年夏頃
当時、AMDではハイエンドはAthlon(SlotA)、ローエンドはK6-Ⅱ、Ⅲというラインナップを揃えていました。しかし、周知の通りK6シリーズでは浮動小数演算が遅く、Socket7の新しいチップセットも出ない状態が続いていました。これに加え、intelからはPentiumⅢの廉価版のCeleron(カッパーマイン128K)が登場し、ローエンドのシェアが奪われがちになってきました・゚・(つД`)・゚・
そこで、AMDはAthlonを製造コストの安いSocketAプラットフォームに移行させるとともに、廉価版のDuronを発売します。基本的にAthlon(サンダーバードコア)のL2キャッシュを256KB→64KBに減らしただけのものであり、Athlonの非常に高い演算能力はそのまま受け継がれていました。また、キャッシュを減らしたことにより、当時、発熱処理に苦労したAthlonに比べ、駆動電圧が低く熱も控えめで扱い易い物でした(;=゚ω゚)=333
演算能力自体は非常に高く、ライバルのCeleronどころか1クロック下のPeniumⅢに匹敵することがありました。ただ、悲運なことに最初のうちはメーカー製のローエンドPCにとって必須なグラフィック統合チップセットがSocketAなく、採用されるのは比較的遅かったです。
この問題も、後にVIAのKM133/KLE133やSISのSIS730シリーズの登場により解決していき、多くのメーカーに採用されていきました。
私も新品購入し、ABITのKT7で遊んでいました。
Socket7環境に慣れていると、Duron+KT133+RIVA TNT2 M64の組み合わせは異次元な速さでした(^^;
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購入金額
6,000円
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購入日
2000年頃
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購入場所
大阪日本橋のPCショップ
4453さん
2010/05/07