体感速度ではGeForce FX 5900 Ultraの方に分がありましたが、発熱や消費電力ではRADEON 9700 PROの方が優位でしたし、そもそもPC-9821Rv20/N20に玄人志向CHANPON ZERO3-PCIでAGPスロットを無理矢理用意した状態のPCでは、GeForce FX 5900 Ultraを押し込むような余地が筐体内に残されていませんでした。
3DMark2001辺りを実行した場合には、RADEON 9800 PROの方が若干スコアは上回っていたのですが、特定の処理でRADEON 9700 PROやその他の比較対象に対して極端に遅くなるという現象が見られたため、結局RADEON 9700 PROの方をしばらく常用していました。
ただ、当時のRADEONはドライバーのアップデート毎に挙動が不安定になるということがあり、特にこの時期組み合わせていたUSBサウンドデバイスである、Creative SoundBlaster Audigy2 NXのドライバーとの相性が悪かったようで、ドライバーをバージョンアップするとブルースクリーンが多発するなど色々と問題が発生してしまい、結局はこのRADEON 9700 PROも常用を諦め、GeForce FX 5600 Ultraへと差し替えられることになってしまいました。
PC-9821Rv20/N20から取り外した後は、Pentium4 3GHz(Northwood)で組んだ自作機でしばらく使っていましたが、これもその後発売から間もなかったGeForce 6800 GTを買ったことにより、バックアップ用兼ベンチマーク測定用として保管されることになり、それからは殆ど使われることなく箱の中にしまわれていました。
そのためか、久しぶりに箱から出してみると、8年半も前に買ったボードとは思えないくらいに外観が綺麗です。使ってみて十分に満足度は高かったボードではあるのですが、その後で使ったGeForce 6800 GTのインパクトが強すぎたためか、やや中途半端な印象が残っていることも事実です。
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購入金額
0円
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購入日
2003年12月頃
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購入場所
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