付属しているPCIe接続のインターフェースカードと組み合わせることで、1本のeSATAケーブルで4台のHDDと高速にデータのやり取りができます。(なおRAID機能にも対応していますが、私は使用していないため言及できません)
[結論]
価格は高いが、一式揃っているので手軽に済ませたい人におススメ。
[良い点]
・一式揃っている:このタイプの製品だとインターフェースカードはセットにならないことが多いのですが、発売時期が若干早い為かこの製品にはカード、ケーブル、ケース(電源付)とお気に入りのHDDを買ってきて組み入れれば使えるようになっています。セットになっているおかげで相性問題やポートマルチプライヤ対応かどうかなどを気にする必要がないので大変気軽に購入できます。財布が許せば。
・ポートマルチプライヤ技術採用:このケースは4台のHDDを収納できるのですが、PCとの接続にはeSATAケーブル1本だけで大丈夫です。ケース内部にUSBハブのような機械が入っており、一つのケーブルを4分配しています。4分配するとHDD1台あたりの帯域がかなり制限されそうですが、そもそも4台同時にフルアクセスすることがあまりないですし、複数に同時アクセスしても実用上問題のない使い勝手でした。
[悪い点]
・eSATAケーブルが抜けやすい:付属の eSATAケーブルを使用しPCと接続していますが、PCを少し動かすだけでケーブルが接触不良の状態になり、接続が失われることが多々あります。ラッチでガッチリホールドするのもケーブルに足などを引っ掛けたときに危険なので嫌ですが、不便です。
・排熱が心配:ケースには(おそらく)8cmFANが付属して常に回転していますが、冷却性能はあまり高そうではありません。ファンの手前にHDDを接続する基盤が存在するのでエアーフローが阻害されているのでしょう。自己責任でファンを交換されている方もいるので、気になるのであればそれも手でしょう。私は低発熱タイプのHDDを使用することで夏場でも使用できるようにしました。
・HDDのマウント方法が不便:このケースは前面の扉が開閉するようになっているのですが、HDDは側面からのねじで固定されているため、取り外すには結局ケースのフタをあける必要があります。正直前面の扉が開くようになっている意味が私にはわかりませんでした。
追記2010/08/23
[消費電力]
サンワサプライのワットチェッカーにて実測。使用HDDは計4台。
~内訳~
WD20EARS-00S8B1*3
WD15EARS(500GBプラッタ)*1。
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ケース電源ON時:Max61W
アイドル時:37W
HDDヘッド退避時:16W
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購入金額
21,350円
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購入日
2007年09月14日
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購入場所
KSTAR SHOP
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