レビューメディア「ジグソー」

サイズ社クーラーきってのファンレス志向超大型クーラー。

じゃんじゃん亭にて安く並んでいたので購入。
特に購入予定ではなかったが、一つネタクーラーを仕入れておいても良いかなと思ったためだ。

★概要
サイズ社がリリースしていた超大型CPUクーラー。
10本ものヒートパイプを装備し、サイズ、重量等全てが最大級である。

スペックは
サイズ
 120×194×高さ155mm(クーラー全体 図示)
 140×140×厚さ25mm(搭載ファン)
付属ファン仕様
 ファン回転数:500rpm±10%
 ノイズ・風量:29.39CFM/10.8dBA
 接続方法:3Pin
ベアリング
 スリーブベアリング
対応CPU
 intel P4ソケット478/775
 AMD Athlon64ソケット754/939/940/AM2/AM2+/AM3
ヒートパイプ:6mm径×10本
重量:1155g(クーラー本体)+130g(ファン)

その他詳細は下記メーカーHPへ。
http://www.scythe.co.jp/cooler/orochi.html


★外観
とにかく巨大である。
ヒートシンクからそびえ立つヒートパイプは広大な面積を持つフィンに矢のように突き刺さる。
その姿は大量の熱を運び出す能力の高さを予感させる。
重量も1.2kg弱とヘタするとネットブックPCにも匹敵する重さだ。
マザーボードへの負担はリテールクーラーや一般的な社外クーラーの比ではないだろう。

このクーラーはファンレス運用も視野に入れているので、フィンピッチが広く作られている。
むやみに高回転ファンを組み合わせるのはナンセンスであろう。


★装着のしやすさ
VTMS採用ではないので、一般的なバネ式のクリップである。
上手く力が入らないと装着が出来ないので女性や腕力に自身のない方は苦労することになるだろう。
また、力を入れなければならない故にフィンやケースのエッジでのケガが懸念される。
装着に当たっては十分に気を付けて頂きたい。

LGA775についてはバックプレートを採用し、Socket478のような爪を4カ所引っかけるリテンションが付属している。
さすがにこの重量をプッシュピンで受け止めるのは無謀であったようだ。

出来れば全てのSocketにおいてバックプレート式にしたかったところだ。(後継のOROCH Rev.Bでは実現している)
ちなみに私は同社のCPUクーラースタビライザー AMDK8/AM2を利用している。


とても大きいので他の作業をする際に手が入らない場合もある。
マザーボードに装着し、その後ケースに収めようとしても入らない場合もあるかもしれない。
ケース幅よりもはみ出てしまう可能性もあるだろう。
購入を考えている場合は良く情報収集をし、自分の環境で使えるかどうかを見極める必要があるだろう。


★性能
ファンレス志向のクーラーであるために、エアフロー環境によって大きく冷却性能が変わるであろうためにここでは細かい数値を挙げることはしないでおこう。
恐らくTDP 65W程度のCPUであれば楽々とエアフローのみで冷やせるであろう。
TDP 95W以上であればファンを追加しておいた方が良いと思う。


★作動音
ほぼ皆無である。
付属ファンも500rpmの140mmファンなので回っているかどうかわからないほどである。
余談ではあるが、付属ファンがスピンアップ不良を起こしており、手で回さないとならないのは少々残念であった。(ジャンク扱いなので文句はいえない)


★総評
大きい!重い!冷える?という微妙なクーラーである。
ただし、その静音性はファンレス運用において有用であろう。
用途としてはAVマシン、大型ファイルサーバー等に向くように思われる。
構成を短期間で変更するようなマシンには向かない。
万人に勧められるわけではないが、用途が合致するのであればそれなりにちゃんと冷えるので"わかってる人"向けにはお勧めしたい。


★満足度
購入金額が安かったが、やはり取り回しに難があるために-1点とし、4点を付けたい。

ただし、今購入するとすれば完全なバックプレート式となったRev.Bをお勧めする。
  • 購入金額

    1,500円

  • 購入日

    2009年頃

  • 購入場所

22人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (21)

  • しょぼさん

    2010/03/16

    これは安いですね。
    一回組んだら、はずせなくなりそうなのが厳しいですがどうなんでしょうかw