WesternDigitalのメインストリーム向けSATA HDDでしたから、当初はあまり速度に期待を持っていなかったのですが、発売時に雑誌等に掲載されたベンチマークの値が予想外に良かったので、使ってみたくなり急遽購入したのです。
当時としては大容量・高密度の320GBプラッターの採用により、シーケンシャル速度は100MB/sを超える値を叩き出していました。今となってはなんでもない速度ではあるのですが、100MB/sという速度は私にとっては、かつてPC-9821Ra18/N20に富士通製のUltra160 SCSIドライブである、MAJ3091MCを5台接続して、ストライピングさせることでようやく達成した思い出のある速度だったのです。これはドライブ5台のストライピングとしてはやや物足りない速度だったのですが、この辺りがチップセットにIntel 440FXを搭載するPC-9821系のPCIスロットでは限界の速度であったようです。
このときに使っていたPCは、Athlon 64 X2 5200+ (Windsor)をASUS M2N32-SLI DELUXE Wi-Fi AP Edition(NVIDIA nForce 590SLI)で動かしていたもので、オンボードのSATAポートに単に接続しただけでこれ程の速度を叩き出したことに大きな衝撃を受けたのです。
もっとも、当時からOS起動ドライブには低容量でも高回転・高速(特にランダム速度重視)な製品を使うようにしていたため、このHDDもあくまでデータ領域として使っていました。現メインPCをSSDに換装するまでは、OS起動用には歴代のWesternDigital Raptorシリーズを使っていましたので。
このHDDも速度には十分満足していたのですが、PCでTV録画などもするようになると、とにかく少しでも大容量のHDDが欲しくなり、このHDDも1TB以上のHDDに置き換えられてしまいました。
それでもサブ機で使う程度であれば今でも十分な性能を持ったHDDであり、買って満足したHDDの一つといえます。
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購入金額
10,980円
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購入日
2008年04月07日
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購入場所
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