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【中辛レビュー】今年最後にジャンクパソコン【DELL Vostro 1520】

年明けの初売りに仕事が入り、行けなくなってしまったため、秋葉原を久々にうろついていたところ、とあるジャンクショップで、年末のノートパソコン半額セールをやっていました。

最近はなじみのジャンクショップにばっかり通っていましたが、秋葉原のこういうのもたまにはいいかな、と中に入って見つけたのが、今回のこの機種。
価格には表記しませんが、5000円で入手しました。


メモリーなし、充電はするものの、本体は電源をつけてもDELLのロゴが出てこない。
そして、


こんなエラーが出てきました(この図はDELLのサイトより抜粋しました)。

どこが悪いのか全く分からず、とりあえず原因を特定しようと分解。
試行錯誤を繰り返し、基板上のボタン電池をはずし、しばらく経ったらつけなおしたところ、普通についてしまいました。

デスクトップでいう、CMOSクリアですね。

まあ、とりあえず普通に使えるようになったので、OSをインストール。
バッファローのサイトに発売日が、2009年4月と書かれていたことから、夏モデルとして販売されたと思われます。
32bitですが、なんとWindows 7 Professionalが使えます。ロゴシールも7です。
DELLの販売サイトでは、XPから7まで、選択できるようになっています。

とりあえずメモリーをつけなおした状態でのスペックです。

CPU:Intel Core2 Duo P8600(2.4GHz)
RAM:DDR2 4GB(2GB×2)
VGA:Intel GM45 Chipset Onboard Graphics

CPUとメモリーは、うちにある現在最強のマシン、LL950/Rと同等スペック。もともとマシン的には法人用、つまりはデスクワーク用に作られた製品なので、スペック的にはCPU以外は控えめです。
その分、消費電力も、多少控えめに作られています。
LEDバックライトなので、液晶部分の消費電力も控えめです。
その分、軽い作業ならかなり向いていますので、先日寝ながら用に買ったジャンクノートはお役御免になってしまいました。

用途もないのに、買いすぎですね、はい。


2012年2月9日追記

その後再びこの症例が出たので、同じ方法でやったら治らず。
googleでいろいろ調べたところ、DELLの他の機種でボタン電池を交換することで症状が治まるというブログ記事を発見。交換してみたところ、問題なく起動。
ボタン電池が切れただけで、起動しなくなることもあるんですねぇ。



7月1日 追記

 

液晶交換について

遊びすぎで壊れてしまったジャンクのパソコンを処分するついでに、液晶で遊んでみました。
このPCの液晶は15.4インチのLED液晶で、解像度が1440×900のものでしたが、

これの液晶は同じサイズで、解像度が1680×1050。解像度が1段階上がります。


初めにお断りしておきますが、

この液晶に関してのものはあくまでも参考程度のものなので、ほかの機種では違うことはたくさんあります。

また、これを読んで液晶を変えても映らない、と言われても、私は責任を負うことはできません。
くれぐれも自己責任でお願いします。



さて、ジャンクパソコンで液晶を交換するときは、本来は同じマシンの液晶を流用するのが基本ですが、違う機種の液晶を流用する場合は、いくつか注意しなければいけない点があります。


まず言葉だけでざっくり行ってしまうと、この3つです。
もちろんこれだけでは何のことなのかさっぱりですので、液晶をばらしてみます。


まずは液晶部分の殻を割った写真です。



黄色い四角のところにバックライト(蛍光灯みたいなもの)、
赤い丸の部分にはインバーター(制御基板)があります。


液晶はそのままでは暗く、ほとんど見えません。



そこで、インバーターとバックライトをつなげてあげて、バックライトを光らせてあげれば、その明るさで見えるようになる。これが液晶の仕組みです。

インバーター
インバーター

 

バックライト
バックライト




基本的に、液晶には何か移っているけど、暗くて見えない、というのは、大体はバックライトが
蛍光灯のように切れてしまうか、もしくはインバーター自体に異常があり、電気を送れないかのどちらかです。




1.バックライトの本数
3.インバーターの種類


ノートPCの液晶には、バックライトが1本入っている場合と、2本入っている場合があります。
バックライトは液晶パネルの外側の金属枠に入っていて、守られています。


バックライトが何本あるかはインバーターを見ればわかります。

1灯式
1灯式

 

2灯式
2灯式


上の写真で囲んだところがバックライトとインバーターをつなぐ接続口ですが、上の写真の場合は1本、下の写真の場合は2本となります。

このインバーターの接続口の数とバックライトの本数を合わせないと、双方故障の原因になりかねないので、しっかりと合わせる必要があります。



2.ケーブルの形状


いきなりですが、先ほどの液晶の裏側がこうなっています。

基盤とつながっているケーブルが、注意点2でいう「ケーブル」になります。

違う機種の液晶を移植する場合、このケーブルは、もともとそのパソコンについていた方を使います。


今回の私の場合は、



ケーブルはデルのマシンのものをそのまま使います。

といった形になります。

 

もっとも、簡単には書きますが、バックライトのケーブルが短く、届かなかったので、液晶本体の外枠フレームと、せっかく元の液晶のバックライトが消費電力が低いタイプだったので、駅バックライトも交換しています。

 

 

正直、映っているのも奇跡であるほどです。

 

液晶本体のねじ穴の位置などは、基本的に規格で統一されているかのように、ぴったり合いますので、同じインチであれば、液晶を外し、元のようにねじ止めすればいいだけです。

 

 

皆様も、もしやる場合がありましたら、ジャンク覚悟で遊んでみるのも面白いです。

ジャンクPCは、故障している場合の修理の知識を蓄えるには最適ですから。

  • 購入金額

    71,000円

  • 購入日

    2011年12月31日

  • 購入場所

    ショップインバース

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