レビューメディア「ジグソー」

地味にすごい

intuos3 430からの乗り換え組。
動機は安く買えたから。
あとスモールサイズゆえの狭い読み取り領域に嫌気がさしてたから。


intuos 3 430が127.6x92.8なのに対し、
intuos 4 mediumは223.5x139.7。
若干縦解像度が不安?大は小を兼ねるって言うしLargeでもいいんじゃ?
とか色々考えたがかなり強烈な特価だったので選択の余地はなかった。

ちなみにintuos3 630は103.2x152.4、
intuos3 631Wは271x158.8と言った感じ。
631Wは定価がこれと比べて1000円高い程度なので広さを重視したかったらお買い得かな。


IMG_0167.jpg
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下に置いてあるのは箱。
箱の中身の構成は
・本体
・USBケーブル
・グリップペン
・スタンド
・太目のオプショングリップ
・ドライバCDケース
と言ったところ。

中に緩衝剤やらしっかり入っており、外国仕込みの派手な運送にも耐えられるようになっている。
付属ソフトは通常版のため入っていない。
抜いた分安くなってる額はたかだか3000円程度なのであってもいいような気もする。




今回の買い替えで変わったと思ったのは

1. intuos3 → intuos4へのアップグレード
2. エアブラシペン → グリップペン + クラシックペン + エアブラシペン + アートペンへの移行
3. 読み取り領域の広域化

の三つ。それぞれについて説明していこうかと。



1. intuos3 → intuos4へのアップグレード
まず一番に気付くのはデザイン。
ロゴが手前奥両方に描かれており、対称になっている。左利きの人でも違和感なく使える配慮か。
USBのコネクタも奥と手前の二か所あり、シャッターによってどちらか一本にしか挿せないようになっている。

難を言うならエクスプレスパッド側の表面加工はピッカピカに磨かれているため指紋がえらいついてしまうこと。


そしてそのエクスプレスパッド。前述の対称性は両側にパッドを付けることが出来なかった故なのかもしれないが、それでもなかなか使いやすい。
タッチホイールは真ん中のボタンを押すことで簡単に機能を変更出来、使いたい機能をすぐに引き出せる。
intuos3のリボンコントローラと比べるとスクロールもくるくる回してるだけでどんどん進んでくので指を戻したり伸ばしたりするのよりかは楽。
感度は高い。ゆっくり動かしてるとわずかに前後にブレる。
使ってるうちに慣れる問題だといいが。

しかしボタンのクリック感は悪め。間違ったキーを押してしまう可能性は大きい。


あとwindowsのタブレット機能に最適化してる。ボタンでjournalを引き出す設定がデフォルトで付いていたり、絵を書くツール以外としても便利に使えるようになっている。

そして地味な変更点だがUSBケーブルが取り外し可能になっている。
これのおかげで保管がだいぶ楽になった。


そして一番肝心の描き心地だが、これがまた素晴らしい。
マットとの相性がデフォルトのペン先といいのか、紙にほど近い感触を与える。
intuos3 + エアブラシペンでは紙で描くのと同じような字を書くことなど到底できなかったが、これではできる。
新ICのおかげでほとんど力を入れずに入力できるため描くのもとても楽。
ただ1g荷重で認識とか言ってる割に意外と弱めの力で線引くと途切れたりするので完璧ではない模様。普通に使ってて気になることはまずない。



2. エアブラシペン → グリップペン + クラシックペン + エアブラシペン + アートペンへの移行
(細かい説明は各ペンのエントリで)
これは少し深い事情がある。
intuos3は、おそらくペンを破損して不要になったものを落札して入手したため、グリップペンを持っていない。その後出来心でエアブラシペンを買ってしまった。1ボタンなのでクリックは常にタブレットにタッチする必要があり、絵以外の用途ではまともに使えなかった。

そして今回は福袋を買ったためインクペン以外の全部が付いてきた。
色々触ってみたけど、エアブラシペン以外はどれも使いやすい!
どうして最初にエアブラシペンを買ったんだ!あのときの私を殴りたい!


加えてペン置きのギミックについて。
too_pag_ttl.jpg
too_pag_ttl.jpg

この図の通りひねるとペン先入れになっている。
これは超画期的。intuos3のエアブラシペンにもバネペン先など色んなペン先があったが、保存するものがなかったため気が付いたら全部消失してしまった。

それがこれでは発生しない。何故もっと早くにやらなかったのか!



3. 読み取り領域の広域化
一番上で書いた通りそこそこ広くなってる。
どれくらいかと言うと、手首で描いてたのが腕を動かすようになったところ。
journalとかでメモを書こうとしたときに手首を動かす余地がなくてやきもきする感じもない。
Largeくらいのサイズあってもいいかなーとは思うけどこの時点でも実際に操作するときの便利さが半端じゃないのでこれはこれで。
小さいと細かいアイコンとかチェックできないからマウス代わりには全く使えない。




と言った具合で、今回の買い物はintuos4に買い替えた、という部分以外でもメリットが大きかった。
同時にタブレットはバージョン、大きさ、ペン、マットetcで大きく変わるので難しいということを改めて思い知らされる結果となった。

IMG_0178.jpg
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手持ちのペンのまとめ。
こんなにペン使いこなせる人って世の中にどれだけいるんだろうね。
グリップペンだけで十分なら30000円は間違いなく損してるけど、クラシックペンとアートペンが想像以上に握り心地が良かったのでこれはこれで。
  • 購入金額

    25,000円

  • 購入日

    2012年01月12日

  • 購入場所

    ワコムストア

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