レビューメディア「ジグソー」

4870と4850でCrossFire構築してみた

ヨドバシで14,800円で処分セールされていたのを、思わずIYH!してしまいました。
今まで使っていたのも、同じRADEON4870なのですが、こちらはビデオメモリが512MBのため、Photoshop CS4で画像を開きまくるとVRAMが足りなくなります。
GV-R487D5-1GDはVRAMが1GBのモデルですので、倍の画像が開けるハズです。

ビデオメモリ増強用に購入したのですが、気づいたらForce3D HD4870 512MB、GV-R487D5-1GD、HP Pavilionに付属したRADEON HD4850 1GBと、4xxxシリーズが3枚揃っていましたので、VRAMが512MBのForce3Dのものはセカンドマシンに、GV-R487D5-1GDとRADEON HD4850を使ってCrossFire Xを構築してみることにしました。
4870+4850の組み合わせにした理由は、ASUSのRampage FormulaでCrossFireX構成にする際、下段のPCI-E x16スロットに2スロット分の厚みのあるカードを装着すると、ケースの底板とのクリアランスがほぼ無くなってしまい、冷却に問題が生じるためです。
その点、リテールのファンを搭載した4850は1スロット仕様ですので安心です。

早速、ベンチマークテストを行ってみました。

ベンチマークの環境は下記の通りです。
CPU:intel Core2 Quad Q6600@3200MHz(FSB400MHz×8)
RAM:UMAX DDR2-1066 8GB
Mother:ASUS Rampage Formula
HDD:intel X25-M G2 160GB
VGA:GV-R487D5-1GD(プライマリ)/RADEON HD4850 1GB

使用したベンチマークは下記の通りです。
3DMark Vantage
モンスターハンターフロンティア ベンチマーク
バイオハザード5 ベンチマーク(DirectX10)

■3DMark Vantage

3DMark Vantage GPU Test1
Vantage_1.jpg
Vantage_1.jpg


3DMark Vantage GPU Test2
Vantage_2.jpg
Vantage_2.jpg


3DMark Vantage GPU Test1 1900x1200/8xFSAA/異方性フィルタリング
Vantage_1_h.jpg
Vantage_1_h.jpg


3DMark Vantage GPU Test1 1900x1200/8xFSAA/異方性フィルタリング
Vantage_2_h.jpg
Vantage_2_h.jpg


デフォルト設定値で30fps、1920×1200/8xFSAA/異方性フィルタリング時に15fps程度であったスコアは、それぞれ37fps、21fpsと上昇しています。
ただし、上昇率は32~42%と微妙な感じです。

■モンスターハンターフロンティア ベンチマーク

MonsterHunter.jpg
MonsterHunter.jpg


1920×1200においてベンチマークを行いました。
スコアは7770から10275と、約35%のスコア増となっています。
とはいえ、もともとスムーズにデモが流れていますので、ゲームをプレーする上ではあまり差はないかもしれません。

■バイオハザード5

BioHazard5.jpg
BioHazard5.jpg


1920×1200、8xFSAAにてベンチマークを行いました。
50.8fpsから69.8fpsと増加しており、評価もBからAとなりました。
特に、3番目のステージにおいて、4870単体ではフレームの低下が見られましたが、CFX構成ではボトルネックが解消されており、ピークフレームの伸びもさることながら、高負荷時のボトルネックがだいぶ解消されており、スムーズに動作するように見受けられます。

■消費電力

power.jpg
power.jpg


アイドル時において、215W→246Wと114%の増加、高負荷時において324W→388Wと120%の増加となりました。
思ったよりも消費電力が増加していませんが、4850がコア160MHz/メモリ250MHzまでクロックが落ちる仕様になっていますので、消費電力の低減につながっているのかもしれません。

■総括

ベンチマーク別のスコア増加率
CFX.jpg
CFX.jpg


RADEON HD 4850は今では実売1万円程度とかなり安くなっています。
もの凄い大雑把なコメントですが、4780+4850のCrossFire構成で、+30%ほどのスコアアップが見込めます。
4870と5870との性能差は5870を100とすると4870が60~70程度ですので、ビデオカードを買い換えるよりも安く、30%の性能アップを行えると考えると、RADEON HD4850を追加してCrossFireというのも悪くはありません。
もっとも、CrossFire構成が効かないゲームもありますし、消費電力は確実に上がりますから、お勧めできかねる面もありますが…。
4870でのCrossFireよりも、1スロットの4850の方がケースを選ばない面でも良さそうです。
PCI-Eの補助電源コネクタも、4850であれば6ピン×1で済みますので、電源もさほど選びません。

CrossFireをサポートしているマザーボードは多数ありますので、3D能力の増強を考えている方にとって、有力な選択肢になるかと思います。
  • 購入金額

    14,800円

  • 購入日

    2010年03月31日

  • 購入場所

    ヨドバシカメラ

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