理科の実験でやった「洗濯糊(PVA)+ホウ砂でスライムを作る」で出来たスライムを改良して吸着、脱離が容易なようにプルプル感をアップさせたような感じです。
蓋を開けると消毒液の臭いがします。
含有成分は、
- エタノール(言わずと知れた消毒剤)
- 塩化ベンザルコニウム(別名を逆性石鹸といい、石鹸の一種です。原液自体は普通の石鹸より泡立ちません。殺菌力があります。)
- メチルパラベン(基本的にこのサイバークリーンはナマモノ的なブツなので、保存料です。)
- プロピルパラベン(同上。化粧品にも使われていますね。メチル<エチル<プロピル<ブチルパラベンの順に保存、防腐効果が上がりますが、その分皮膚刺激性も比例して上がるという諸刃の剣です)
- 水(エタノール100%では殺菌力が逆に落ちるため、濃度調整用かと。60-74w/v%あたりが一番良いそうです。)
- ホウ酸(こちらも殺菌剤です、ホウ酸団子でお馴染み。最近はホウ酸団子を作る人も食べるゴキブリもいないかな?2%以下の溶液は眼科領域で用いられますね、目薬にもちゃっかり入ってるものもあります。ただし抗生物質ではないので万能ではありません。)
- ジアゾリジニルウレア(それなりに強力な防腐剤です、化粧品に使用すると日本では回収対象になっちゃいます。海外の化粧品には入っているようです。)
- 香料
です。他に着色料も入っていると思われます。
基本的にナマモノなので、使用前は手を洗ってボトルから必要な分だけつまみ出して、蓋の縁で切り取ってあげると衛生的にいいと思います。
この黄色いスライム状のブツを掃除したい箇所に押し付けて剥がします。適度な弾力性があるため、割と素直に脱離してくれます。
右面だけ全部のキーにペタペタしてあげました。左面との差が一目瞭然です。
ホコリをこのスライム状の物体に巻き込んでいく性質のクリーナーなので、使いきりです。
悲しきかな、色も黒ずんできます。
余談ですが、PCで印刷したインクなんかも取り込んでしまいます。
上の写真のように、くすんだ感じの黒色が黄色に混じってきたらもう寿命です。
寿命になると弾性より粘性が上がってきます。もう「ペタペタ」できず、「コロコロ」してホコリを取る形になってきます。
寿命になったので今回の清掃対象のノートPC周りをコロコロしていたらこうなっちゃいました。
末期まで来るとスライムがネバネバしてくるので要注意です。
洗浄、表面のホコリ取り、殺菌がこれ一つで!
このコンパウンドの成分に塩化ベンザルコニウム、メチルパラベン、プロピルパラベン、エタノールなどが含有されていますので、ホコリ取りと同時に殺菌までできちゃいます。
良くも悪くも使い捨て
使い捨てで、再生する手段もないのでちょっともったいないですね。
輸入品なので本体の値段も高いです。
侮りがたい弾力
スライムの粘性と弾力のバランスが絶妙な配合比率なので、押し付けたところに入り込んで、剥がすときもちゃんと脱離して、剥がれ残りが(殆ど)ありません。
物によっては得手不得手が発生します。
ブレッドボードを清掃してみましたが、わずかに残っちゃいました。
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購入金額
888円
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購入日
2015年01月05日
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購入場所
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