用途により適当なサイズに切り分けて使うからです。

ご存知のように、自ら身を削って相手の汚れを掻き出すように働く研磨スポンジですので、大きなサイズをそのまま利用すると、あっという間に無くなってしまいます。

あらかじめ切り分けてから利用すれば、最小限の消費量でことは足ります。

取説に、漆塗りの食器や高級な陶磁器には使わないように。

　　　　クルマの塗装面には使わないように。

と書かれています。

確かに茶渋が付いてしまった茶碗に利用すると、面白いように汚れがとれますが、顕微鏡的に見ると細かな傷が付いてしまうので、それが再付着の原因になります。

そのような茶渋・コーヒー渋には、キッチンハイターを利用するのが正しいと思われます。

大型で20万円ほどするような超高級冷蔵庫の塗装面は未知の世界にあるので分かりませんが

普及型の冷蔵庫の前面パネルに付着する油汚れを取るために愛用しています。

これは飲食店の厨房内に設置されているので、一般家庭のそれより汚れやすい環境です。

水を含ませた研磨スポンジで磨きますが、適時マジックリンを併用することもあります。

もう少し分かりやすい写真が撮れました。　これは掃除前のサイド部です

数分後に

少し露出が違うようで色温度に差がありますが、目立つ汚れが落ちていることがおわかりになると

思います。

小さなブロックひとつで　中型冷蔵庫のパネル一枚がきれいになりました。

知る限りでは30年少し前にドイツから輸入された製品が最初だと思います。

環境保全に熱心なドイツでは、できるだけ化学洗剤を利用しない方法を模索しているうちに

このメラミンスポンジにたどり着いたそうです。

ただスポンジ自体がゴミになりますので、その廃棄にはある程度気を使う必要があると思います。