そんなときは、エアダスターの缶をお風呂に入れてあげましょう。
40℃くらいのお湯に缶をつけ、缶を振って中のガスをよく攪拌してあげるとすぐにガスが暖まり、噴射力が格段にアップします。特に、半分以上使った状態だとすぐに缶が冷えて噴射力が弱まってしまうので、お湯を用意しておくと便利です。ただし、手を入れられないくらい熱すぎるお湯には絶対につけないこと。ガスが膨張して缶が破裂する危険があります。(間違っても直火にかけて暖めたりしないこと)
もう一つ、意外に知られていない大事な注意点があります。説明書きには「引火性があるので火気厳禁」と書いてありますが、危険なのは引火性だけではありません。
この手のガス(代替フロン)は、高温の物や炎に触れると化学反応を起こしてフッ化水素という非常に毒性の強いガスに変化します。それに気付かずに使い続けていると、早ければ数分で目や喉がチクチクと痛くなり、やがて激しい咳や喘息のような症状、涙目や鼻の痛みといった症状が出ます。
冬場などは、ファンヒーターやストーブなど火気のある部屋で使ってしまうこともあるでしょう。でも、その状況は非常に危険です。基本的に、火を使った暖房器具のある部屋ではエアダスターの使用は厳禁と考えてください。もし、そのような条件で使ってしまい、目や喉に何らかの異常を感じたらすぐに使用をやめ、火を消して全ての窓を開けて空気を入れ換えてください。できれば、目や鼻腔、喉も、うがいや目薬などで洗浄した方が良いです。
この危険性について、もっとハッキリと分かるような注意書きが必要であることを暖房器具メーカーやエアダスターのメーカーに伝えているのですが、なかなか改善してくれませんね。下手すると死ぬほどの猛毒なんですけどね・・・・。
エアダスターにも注意書きがありますが、写真にもあるように、とても目立たないところに小さく書いてあるだけです。もっと強い注意喚起が必要だと思うのですが・・・・・。
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購入金額
980円
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購入日
2009年10月頃
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購入場所
ヨドバシカメラ
kakeさん
2010/03/23