特に、デジタルカメラ、デジタルポータブルオーディオプレーヤーなどの普及によって、HDD上には消えると復活が難しい大量のデータが保存されています。
センチュリーの「裸族の二世帯住宅」は、簡単にRAID1のミラーリングに対応した環境を構築できます。RAID1は2台のHDDで構成され、片方のHDDが壊れても他方のHDDにデータは残りますので、消えることはありません。コスト的には割高になってしまいますが、HDDも1台1万円弱で購入できますので、万が一のことを考えるとおすすめです。特に、ドキュメント類やデジカメの写真、iTunesの音楽フォルダなどに使う場合に便利です。
ポートマルチプライヤーに対応しているケースですので、接続にはSiliconImage社のSil3124を搭載したREX-PE30Sを使用しています。HDDはWD5000AAKSを2台使用しています。
■メリット
HDDのセッティングはフロントのトレイを開け、ドライブを差し込むだけの簡単方式
ポートマルチプライヤーなので、接続がケーブル1本で済む
ドライブごとのアクセスLEDがある
前面の機能切替ボタンでRAID0/RAID1/コンバイン/スタンダードの機能切替が可能
外付けのため、ノートPCやスリム筐体のPCでも利用可能
■デメリット
本体のHDDを接続するコネクタ付近にあるバネが強く、ドライブを入れると扉が少し浮き出る
扉がプラスチック製のため、強度に不安がある(壊れることは無いが、バネが強く手前に浮くのが気になる)
PC電源と連動しない(※連動タップの利用により可)
青色LEDの輝度が高く、まぶしい
HDDの組み込みはメーカーのうたい文句の通り、非常に簡単です。ただし、バネの力が強すぎるため、押し込みながら扉を閉めないとうまくセットできません。扉がプラスチックということもあり、ドライブを挿入してドアを閉めると、2mmほど手前に扉が飛び出るのが気になりますが、正常にロックされているので問題はありません。
ポートマルチプライヤーですので、対応SATAカードと組み合わせることにより、ケーブル1本での接続が可能です。ただし、2台の信号を1本のケーブルで処理するため、2台のHDD合計で3Gbps(SATA II)での通信が上限となることには注意が必要です。(とはいえ、2台までしかHDDを接続出来ませんので、あまり問題にならないかと思います。)
PCと電源が連動しないこともデメリットの一つですが、USBと連動するPC用電源タップを利用することにより、連動も可能となります。すでに生産終了しているATC-NF553USBを使用していますが、他社の同様の製品でも連動可能かと思います。
筐体のサイズも小振りですし、eSATAとUSB両対応で接続する環境を問いません。手軽にRAIDも使える、HDDが2台入るケースを探しているのであればお勧めです。RAID0構成を行うのであればチップセット等の機能を利用した方が便利ですし(intelのチップセットであればMatrix Storage Managerが使えますし、ポートマルチプライヤーの転送速度のデメリットについて考慮する必要がない)、オートリビルド機能を搭載していますので、どちらかというとRAID1に設定し、データドライブとして使用すると便利な商品のような気がします。
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購入金額
11,000円
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購入日
2009年05月頃
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購入場所
退会したユーザーさん
2010/06/05
がじおさん
2010/10/04
これは便利ですね。