以前のBlitzシリーズなどと比べると、8層基板やASM1440アナログスイッチを搭載、EL照明付きバックパネル、eSATA搭載などのギミック満載の構成から、コスト的にも有利な6層基板の採用、ELバックパネルが普通のバックパネルになるなどのコストダウンが図られていますが、CPU8フェーズ電源やメモリ2フェーズ電源、POST表示のLCD POSTERなどのR.O.Gシリーズならではの特徴はしっかりと受け継がれています。
X48チップセットを冷却するための大型のヒートシンクにより、放熱も問題ありません。サイドフローのMegahalemsを使っていますので、周辺冷却は控えめですが、それでも45℃(ファンコンの温度センサー読み)と、そこそこの範囲に収まっています。
DDR2メモリのマザーボードですが、DDR3のXMPのDDR2版にあたるEPPに対応していますので、オーバークロックメモリなどでEPPプロファイルを持っている場合、自動的にEPPにセットされた設定で使用することが可能です。私の環境では、Pulsar DDR2 1066もDDR2-1066 5-5-5-15に自動的に設定され、問題なく動作しています。
これからLGA1156が本格的に普及してくると思いますが、安くなったCore2Quad Q9550などと組み合わせて使うには、まだまだ現役で使えるマザーボードかと思います。
Rampage Formulaと、DDR3のBlitz ExtremeでメモリとPCI Expressのベンチマークを測定してみました。
・メモリ
Everest メモリリード
Blitz Extreme:7586MB/s
Rampage Formula:7304MB/s
Everest メモリライト
Blitz Extreme:2839MB/s
Rampage Formula:2971MB/s
Everest メモリレイテンシ
Blitz Extreme:69.4ns
Rampage Formula:72.8ns
Gavotte Ramdiskで作成したRAMディスクをCrystalDiskMarkで測定(100MB、シーケンシャル)
Blitz Extreme:Read 4472MB/s Write 2922MB/s
Rampage Formula:Read 5022MB/s Write 2977MB/s
メモリレイテンシがDDR3の方が速いという結果になっていますが、両者でほぼ変わらないといって良いかと思います。
RAMディスクのベンチマークを測定した結果については、ランダムはほぼ同一の性能だったので割愛していますが、シーケンシャルについてはRampageの方がリードが圧倒的に速い結果となりました。
・PCI-Express 2.0 vs 1.1
Blitz ExtremeはPCI-Expressが1.1ですが、X48ではPCI-Express 2.0へバージョンが上がり、帯域幅が倍になっています。実際にどれくらいの差が生じるのか、3Dmark06で測定してみました。
使用しているビデオカードは、PCI-Express2.0対応のRADEON HD 4870となります。
3Dmark06
Blitz Extreme:11328
Rampage Formula:11910
数値にして600程度ですが、X48搭載のRampage Formulaの方が速い結果となりましたが、これがPCI-Express2.0に変わったことによる影響かと言われると、誤差の範囲というような気もします。
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購入金額
10,000円
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購入日
2009年06月頃
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購入場所
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