TV番組のせいで増えましたけど…
結局SSDがOS+アプリケーション用になるので、HDDはデータドライブになってしまいます。
私のHDDの中は大まかに分ければ画像、動画、音楽しかないわけで、それだけならば容量は140~150GBくらいです。これで十分賄える範囲なので、一度、外付けを導入して、マシンのHDDは500GBくらいでいいかな、と真剣に考えたことがあります。
まあ、今はHDDの値段が戻って、安くなってきましたので、また考える時期が来たのでしょうか。
さて、前置きはこれくらいにして…
ノートPC用のBlueシリーズは持っていますが、デスクトップ用は初めてです。
現在は後継品、SATA6G対応のAAKXが売られていますが、このご時世の自作PCにはSSDが搭載されていることも多いので、今はHDDはデータドライブとなっている場合も多いです。
今PCにつけて使っているHDDの速度が遅くなってきたので、デフラグではなくて、完全にHDDをフォーマットしようと思い、そのデータ退避用のために買ってきました。動いて容量足りれば何でもいいですから。
それが終わった後でも、これをメインPCで使うなり、デスクトップ環境でubuntu studioをインストールするなり、別のマシンにつかうなり、いろいろできます。
実はこの製品はジャンク品で、認識はするが書き込みなどのテストはしていない、というものでした。
秋葉原では普通に売られていて、何個かあったので、その中で一番新しいものを買ってきました。
2010年11月26日製造と書いてあるので、一番動く可能性が高いかな、と言う理由です。
他はSeagateのBarracuda 7200.10というものが大半です。
数年前のSeagateはあの大規模な不具合がありましたから、いくら何でも怖くて入手できませんでした。
※不具合があったのは7200.11です。HDDに不良セクタが異常に発生し、最終的にはBIOSで
HDDが認識できなくなるという、世界中を大混乱に陥らせたバグです。
とりあえず、接続して起動させてみますが、回転する音が聞こえ、2TBのHDDよりはうるさいものの、異音ではありません。それだけ見ると、何の問題もなさそうです(実際、トラブルはありましたが)。
一応、ネタにしてしまったので、速度ぐらいは比較します。
そのためには、やはり同じ環境(まっさら)で比較したいので、本来の目的を達成しなくてはなりません。
先にデータを移動させてしまいます。
データの移動は得に何の問題もなく、無事に終了しました。
ところが、最後残りのデータをこちらに移したのち、再起動したら、このHDDのブートセクタが破損し、それが原因となりWin8に不具合発生。起動中の円が途中で止まったまま先に進まなくなってしまいました。
しかたがないので、再びWindows 7をインストール。
こんなことならば素直にアップグレード版ではなく、DSP版を買っておけばよかったといまさらながら後悔しています。
しかし、データを保存している以上、なんとかデータを取り出せないと困ります。7のインストール後、すぐにHDDをつなげ、再起動すると、自動でブートセクタ修復プログラムが働き、中のデータにもアクセスできました。
ここまでたどり着くのに、かなりの時間を要しました。
ここから先はトラブルなくwindows8にもど…
らずに、Windows 7にとどまります。
と言うのも、これには理由があります。
安定しているWindows 7をこのマシンで使い、別のマシンで8にしようと考えているのです。
8も使い慣れてきて、メインで使ってもまったく問題はないものの、まあ、7はそれ以上に使いなれてますので。
初期設定の方が終わったので、今まで使っていたデータの方を戻そうと、ファイル移動を始めたところ、一部のデータがコピーできず、IOエラーの表示が出てしまいました。
私はもともとジャンクPCから自作PCに入ってきた人間です。
「不良セクタのせいか…」
おそらく、データ移動ののちに、不良セクタが、ファイルの保存領域にできたのではないかと考えました。ブートセクタも壊れたので、それも考慮してのことです。
そこで、そういうときに使っていたソフトを取り出します。
これは適当にネットから引っ張ってきた画像ですが、使っているソフトは同じで、HDD Regeneratorといいます。
CDブートでHDDの不良セクタを検知・修復してくれるソフトで、シェアウェアですが、とあるソフトウェアの詰め合わせをISOにしたソフトの中に組み込まれていて、それを使えばタダでできます。
ちなみに、そのISOデータの最新版で起動してみたところ、ソフトが何度やっても起動できなかったので、仕方なく過去に使っていたCDを探して使います。
さて、やはり予想はあたり、写真のように、不良セクタを発見し、それを修復したことを示す青のR文字が表示されました。
ちなみに、作業時間は、500GBのこの製品で約2時間。
2TB(データとった後に寝てる間にやってます)は6時間30分かかっています。
とりあえず、再起動をかけて、crystaldiskinfoでHDDの様子をチェックしてみます。
数値は変わっていませんが、C5[代替処理保留中のセクタ数」の左の丸が黄色から青になりました。これだけを信じてはいけませんが、とりあえず一安心です。
さて、ようやくHDDの計測に移れます。フォーマットしてファイルを移動させる前の2TBのHDDと、不良セクタ修復後のHDD、それぞれ空の状態のものをCrystalDiskMarkで計測します。
フォーマット直後ならば、条件は同じですね。
まずはこちら。フォーマット直後の2TBのHDD。
そしてこちらが、今回のHDDです。
回転数に差があるとはいえ、なんで最高速がジャンクHDDに負けたし。
しかも緑、SATA6G対応で6Gポートさしてるのに。
速度に関係のありそうな項目といえば、
緑2TB:回転数5400rpm?、667GB/1プラッタを3枚、キャッシュ64MB
青500GB:回転数7200rpm、500GB/1プラッタを1枚、キャッシュ16MB
です。やはり回転数でしょうか
とりあえず、最高速は青が速いという結論に至りました。他の部分は勝ったり負けたり、誤差レベルのものもあるので一概にはいえませんが。
それにしても、しずくちゃんかわいいな…
ということで、HDDの比較をしましたが、やはりこのHDD、速いです。
初めのうちは速度もバラバラで、長時間書き込み時には速度が落ち込むこともあったのですが、安定してきています。
ただ、このWD5000AAKSというHDDはファームウェアが弱いらしく、それが原因で、ファームウェアが消失したりする可能性もあるということなので、しばらく様子を見ながら使っていきたいと思います。
HDDのファームウェアは、SSDなどと違って、不具合ないと基本的にアップされないのが痛いです。
IOエラーの場合、その原因は絞りきれないようなので(実際、データ移行できなかったのはそのエラーが出たから)なので、他にも原因はあるのかもしれません。
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購入金額
2,300円
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購入日
2012年12月10日
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購入場所
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