元々はNexGenが開発していたNx686をベースにしたCPUで、大容量の64KBの1次キャッシュ(intelのMMX Pentiumでも32KB)を備えていました。
Socket7にそのまま装着することが可能だったこともあり、Pentiumのアップグレードパスとして人気を博したCPUです。
PC-9821AnはSoket5もどきというか、Pentium ODPが載らない特殊仕様だったこともありCPUのアップグレードがしづらい機種なのですが、CPU下駄を2段重ねることによりK6-2やK6-IIIを載せることが可能でした。
最強という意味ではK6-IIIなのですが、PC-9821Anの仕様により電源投入時に1次キャッシュが有効にならないため、起動が非常に遅いというデメリットが生じます。
起動後に1次キャッシュを有効にするパッチを読み込ませれば問題ないのですが、どうも気になるのでこの問題が発生しないK6-2を使っています。
既にPentium90MHzだった頃のAnの速度がどれくらいだったか失念してしまったため速度差は不明ですが、起動時のピポッ音がポ音になるくらい高速化されていますのでかなり速くなっているのではないかと(笑
Windows 2000もインストールしてあるのですが、起動するとしてもMS-DOSなのでCPU高速化のメリットはあまり無かったりします。
どちらかというと、自己満足感の方が大きいアイテムですね。
PC-9821AnにはPK-686P125の下駄とどっかの電圧下降下駄をかませて装着しています。
コンパクトな変換下駄なので、そのままAnにも装着可能。
下駄が3段重なっているように見えますが、下2段はPK-686P125のもの。
その上が電圧変換下駄となっています。
装着するとこんな感じに。
手前のCPUっぽいものは、2次キャッシュ専用のコントローラーです。
今ではCPUに内蔵されていますが、昔はこんなに巨大だったんですね。
SRAMはCD-ROMドライブの下あたりにどどどどーっと並んでいます。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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