最近登録している「知人から引き取った自作PC」から抜き取ったパーツの1つ。
ケースのSolo Blackにあわせて電源もAntecをチョイス…という訳ではなく、T-ZONEでセット販売セールが行われていたのが理由。他のパーツ共々4年間ノントラブル…というか電源といえば他のパーツにも影響を及ぼす部分なので、ノントラブルの立役者とも言えるだろう。
但し本来付属するはずのFDD変換ケーブルが欠品していて追加購入するハメになっていたり。
さて、当時はセット販売でテキトーにチョイスしたというのが正直なところなのだが、今見るとなかなか珍しいレイアウト&スペックの電源。
出力は500Wと今となっては標準的な容量だが、12Vを3系統と小分けにしている。
購入時既に珍しくなっていた(悪く言えば古臭い)ストレート排気レイアウトの採用。当然排気ファンは8cmと底面吸気電源に比べると貧弱だ。しかし騒音はたいしたことがなく、排気も熱くはない。静音電源を名乗っても問題ないレベルに収まっている。
とまあ、500Wクラスのストレート排気電源と言う時点でなかなか珍しいのだが…
反対側を見ると…そう、プラグインケーブル方式。ストレート排気とは逆にコチラは徐々に増えていったタイプ。但し24pin等の必須ケーブルは直付けで、ドライブ類やVGA用コネクタのみプラグインというカタチだ。
これは後発のTP-550にも継承されている。ちなみにTP-550とこのNeoPower500、プラグインケーブルに互換性があり、ケーブル欠品状態で入手したTP-550に…
このSASHDD4連を搭載するときはコイツのケーブルの余剰分を移植して使うことになる。
さすがのAntecもこの辺りから徐々に一般的な底面吸気タイプへ移行していったので、ストレート排気とプラグインケーブルという新旧混合なコイツは面白い存在。但し吸気面にプラグイン用のコネクタを設置することになり、その分吸気口が小さくなるので不利な気がしないでもないが。
最近のケースの大半は底面吸気を前提に作っているので、ヘタするとデメリットになってしまうのだが、逆にストレート排気の方が有利(ヘタすると専用)なケースもあるので、その場合はプラグインケーブルを持った貴重な存在。
それが要求されるような場面がどの程度あるのかはこの際おいておく。
ちなみに正確に計測したわけではない(時間があればしっかり比較してみたいが)ので参考だが、消費電力200W前後のPCで、手持ちのAntec EA-380に近い実測値。80PLUSスタンダートに迫る変換効率はありそう。年式を考えればなかなか優秀だろう。
まあ何より4年間ノントラブルだったという事実が電源ユニットにおいては最大のポイント。FDDケーブルの欠品さえなければ文句なしだ。しかし耐久性・安定性が判った頃にはとっくのとうに型落ち&旧式化しているというパラドックス。
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購入金額
0円
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購入日
2009年02月01日
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購入場所
T-ZONE
はにゃさん
2013/03/14
NeoPOWER 500の変換効率は、
Up to 85%
115V - Full load 76%; Typical load 82%, Light load 77.9%
230V - Full load 80%; Typical load 85%, Light load 79.45%
なので、80PLUSスタンダードは満たせないですねぇ。
下小川さん
2013/03/14
レビューの方にもちょっと文言追加してたんですが、80PLUSスタンダートのEA-380に近い実測値出したんですよね。消費電力の大きいPentium4機だったので、容量と高効率帯がかみあったのかもしれません。
はにゃさん
2013/03/15