この端末はExpressCard/34スロット用の製品ではありますが、私自身ExpressCardスロットつきのモバイルノートPCを使っているわけではなく、サンワサプライから発売されていたUSB-ExpressCard変換アダプタである、ADR-EXUSBを介して、USB接続でMacBookに繋いで使うことが殆どでした。
AIR-EDGEについては、初期のDDI Pocketが展開していたAir H" MC-P300からの付き合いだったわけですが、その間にインターネット接続環境は大きく様変わりして、初期の32Kbpsどころかこの端末の256Kbpsであってもむしろ完全なナローバンドとなってしまいました。MC-P300の頃はアナログ電話回線やISDNがまだ広く使われていて、32Kbpsがメインストリームというべき速度帯だったのですが。
私の場合はごく最近までCLIE PEG-NX80Vを使い続けていましたので、CFカード型のAIR-EDGEは最後まで重宝しましたが、こちらはモバイルルーターやスマートフォンを使うようになったこともあり、完全なバックアップ環境という位置付けであり、24ヶ月間のW-VALUE SELECT割引が終了するタイミングで利用を停止することにしたのです。あの昨年の大震災の際には大活躍したのですが、それ以降はWiMAXが使えなかったときなどごく僅かな出番があるだけでしたので、そのために通信料を払い続けるのも厳しくなっていましたからね。
RX430ALとの組み合わせでは、公称最大通信速度は256Kbpsということですが、W-OAM Type Gをサポートしていたこともあり、実際の体感速度は公称速度を遙かに超えているように感じられるほどの、意外な快適さでした。実はCFカード型の端末でもW-OAMの有無で実効速度は結構異なっていましたので、有効性の高いものであったのは確かだと思います。
WS008HA単体での弱点は、内蔵されていたメモリでした。通信時にこのメモリをリムーバブルメディアとして認識させていると、通信が非常に不安定になるのです。メーカー自身から自動切り離しツールがリリースされたほどで、この辺りの詰めの甘さがなければより好印象だったでしょう。
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購入金額
18,000円
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購入日
2010年11月29日
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購入場所
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