レビューメディア「ジグソー」

イラストレーション制作にはかなり良い。

この度はWACOM様、zigsow様、プレミアムレビューに選出していただいて有難うございます。
初めてのプレミアムレビュー投稿です。至らない所は多々あると思いますがよろしくお願い致します。

パッケージ
パッケージ


●先ずはプレミアムレビューを書くに当たり、私のスタンスから。
1,ペンタブレットは初めての使用になること。
2,基本、クリエーターなのでハード面は全くの音痴であること。
3,通常の作品制作はアナログ、PCでの制作はillustrator、photoshopに限られ、
それもかなり限定された機能しか使用しない。
4,大学(美術系デザイン学科)で教鞭を取っており、学生達の制作にタブレットは有効かを
検証したい。
5,大学ではMacを標準装備しているがペンタブレットは使用していないので、ペンタブレットは彼らの制作に必須かどうかの検証も同時に行いたい。

●梱包を解き中身を確認。

DSCN2441.JPG
DSCN2441.JPG


付属の「クィックスタートガイド」に沿って設定を行う。
・タブレットドライバ及び付属のアプリケーション(Adobe Photoshop Elements 9と
Corel Painter Essentials 4など)をインストール。
本体をPC(PowerMac)に接続(USB)して準備完了!
デスクの上にセットすると、何やら「仕事ができる人」の様な雰囲気に成る。
(後ろの金田君も心無しか顔が凛々しく成った。)

DSCN2452.JPG
DSCN2452.JPG


●まずは直感で触ってみる。
私の場合、前記の通りハードには皆目弱く、また解説書を読み解くのが先天的に欠如していると思われるので、常に「体験型」言い換えれば直感で物事にあたるのを常にしているので、今回のペンタブ初挑戦も例に漏れずまずは直感で勝負してみる。

そこで描きかけのアナログイラストレーションを付属ソフト(Corel Painter Essentials 4)で
完成させる事にトライする。
これも直感で私たちのようなクリエーターにはペンタブは描画に最適では無かろうか?と考えた次第であり、マウスと比べてどのような結果に成るのかをチェックする為である。

一枚のアナログイラストをスキャンする。

ピクチャ 1.png
ピクチャ 1.png

そしてPainterに。ちなみにPainterも始めて使用する。
ピクチャ 4.png
ピクチャ 4.png


背景を一度塗りつぶしたかったのでPainterで領域指定をしたかったのだが、全て選択しかなかったので(私が扱いが解らないだけかもしれない・・・)再度Photoshop上で背景を塗りつぶし、再びpainterに。

ピクチャ 3.png
ピクチャ 3.png


さてこれからがペンタブの出番である。

DSCN2449.JPG
DSCN2449.JPG


ブラシツールで「木炭ソフト」を選び描いてみるが、しっくりと来ない。
「プリスル」ガフィットしたので背景をまずタッチを生かして埋めて行く事にする。
そこで発見!時折マウスに持ち替えて描いたが、決定的な差(当然かもしれないが)は筆圧に反応すると言う点である。マウスも熟練すればほぼ思い通りにフリーな線/面を描く事が出来る。
しかし「筆圧」はコントロール出来なかったが、ペンタブではこれが可能に成る。
ざっと背景にタッチを付けてみる。

背景塗り1.png
背景塗り1.png


描く、と云う行為がPC上に於いても可成り身体行為とシンクロして行く面白さ、無理の無さを実感して行く。
どんどんノリで色々なテクスチャーや筆を変えて塗り重ねて行く。
使うごとにペンにも慣れてゆき、使用し始めて1時間ほどで筆圧調整も含め、アナログで描く感覚に近くなってゆく。

色塗り.png
色塗り.png


そして完成。
ただし実験的な意味での。

完成.png
完成.png


●総評
始めてペンタブレット成るものを使って、デジタル描画ではマウスしか使用した事の無い身に取っては、アナログ感覚で作業出来ると言う利点は素晴らしく、特にイラストレーターの様に自分のタッチ、感性にこだわるべきクリエーターには多いに役立つツールである事が解った。

昨今の学生は意外にもアナログで描く事が多い。
しかし時代の流れとしてデジタルで描く、あるいは併用する方がが後処理等現実的であると思う。
今後は学校への導入、学生への斡旋など早い時期にペンタブレットに触れ、体感し、実作業に生かす事は創作の幅を広げると言う意味に於いても肝要かと感じた。

●ここで始めて「タブレットについて」を開く。
前記のように先ずは直感で使用したが、何やらまだまだ色々な機能やらカスタマイズに関しての事柄が示されている訳だが、じっくりと使用して行くとクリエーターに取って必須の道具に成る予感もする。

●最後に。
本体サイズは358(W)×209(D)×9.8(D) mm。
重さ約640g。
持ち歩いてもあまり負担に成らないサイズである。

しかし一言。
筐体のデザインであるが酷評させて頂く。
私のようなクリエーターは「自分の持つ道具」にこだわる。
現状のデザインでは、持ち歩き、人前で開くに堪え得る外観を持ち合わせていない。
「大事な道具」でで有れば有る程、多少のコストアップは許容出来るので、もっとタイトな
デザインが施されていれば・・・・と感じた次第である。

はなはだお粗末なプレミアムレビューであった事をお許し願いたい。
だが、私自身、今後ペンタブを使用した作品を描き発表して行く予感は多いにする。

33人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • 愛生さん

    2011/09/27

    初めまして。

    レビュー、お疲れ様です。

    >大学(美術系デザイン学科)で教鞭を

    ある意味、この道のプロですよね・・・
    流石、zigsowは色々な人が居ますね。

    芸術的な、背景のセンスが凄いです。
    実験的なモノと表現されてますが、凄いなぁって印象です。
  • 北のラブリエさん

    2011/09/27

    さすがプロの視点ですね。
    私なんかにはカジュアルでよいと思うところも違った捉え方になっているのも面白いです。
  • ねおさん

    2011/09/27

    流石に、プロが使うと初めてでもこんな絵が描けるんですね。

    素晴らしい!
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