レビューメディア「ジグソー」

ディスプレイの高解像度化に合わせタブレットの入力領域は大きくないとつらいのでは?

 この度はシークレットミッションに選出いただきありがとうございます。

 選出の案内には発表前のPC周辺機器という情報だけでどの様なモノが届くか分からず、この時点での参加表明は正直期待よりも不安の方が強かったですが、興味が勝り受けさせていただきました。

 通常のプレミアムレビューですと、申込時にどういう事をしたいと表明するのですが、今回は与えられたテーマに沿って行いたいと思います。

 家庭またはビジネスでの活用との事ですので、私は家庭での利用についてレビューさせていただきます。


 ○レビューテーマ
      ◎家庭でのご活用
        写真補正や写真加工によるハガキやフォトアルバム作成、動画編集など、
       主に家族や友人同士を含め、主に趣味などで使う視点で、写真や可能であれば
       動画を用いてレビューしてください。
 まず、レビューに入る前にそもそも 『Bamboo Fun』 って何が出来るの?ってところですが、通常のペンタブレットの機能に加え iPad上での操作の様に指を使ってのマルチタッチ入力にも対応しています。

 ペン入力とタッチ入力は同時に行えますが誤操作も増えますので、使用状況により脇にあるファンクションキーで簡単にタッチ機能のオン/オフを切り替えることが出来ます。

 また、別売りのワイヤレスキットを購入することにより、無線環境を実現することができます。通常接続時は USBのケーブル接続になります。
 残念ながら今回は試せませんが、無線環境に慣れきっている私はレビュー後にこちらのキットを試してみたいと思います。

 それではまず届いた品の確認から行いたいと思います。



      ■内容物確認
いつもの佐川の袋
いつもの佐川の袋
本体梱包と発送のお知らせ
本体梱包と発送のお知らせ
パッケージ表
パッケージ表
パッケージ裏
パッケージ裏
内箱と保証書
内箱と保証書
内箱を開けたところ
内箱を開けたところ
 フタを開けるとタブレットが一番上に入っています。
タブレットをどけたところ
タブレットをどけたところ
 タブレットをどけると、下に USBケーブルとインストールCD等が入った箱があります。
内容物
内容物
 中のモノを全て出してみました。
タブレット裏面
タブレット裏面
 タブレットの裏を見ると、何やらフタになっていたので開けてみました。
ワイヤレスモジュール収納部
ワイヤレスモジュール収納部
 後でマニュアルを確認すると、上がバッテリーで下にワイヤレスモジュールが挿さるそうです。
タブレット表
タブレット表
 タブレットの横に輪っか状のモノが付いており、試しにペンを挿してみるとピッタリで、やっぱりペンホルダーでした。
 ここにあると無くならなくてよいのですが、昔のようにペンを挿して立たせることの出来るペンホルダーの方が作業途中では便利ですね。

 ちなみに、タブレット上のトンボで囲まれている部分が作業領域で、147 x 92mmあります。通常、この領域と画面が一対一で対応するのですから、最近の大画面だとちょっとキツイですね。



      ■仕様確認
 続いて、仕様を確認していきます。

 ◆必須システム

  Windows:
    ・USBポートを標準装備した DOS/V機
    ・Windows 7/Vista/XP(SP3以降)日本語版(64ビット版を含む)
    ・CD-ROMドライブ

  Mac:
    ・USBポートを標準装備し Intelプロセッサを搭載した Mac
    ・Mac OS X 10.5.8以降
    ・CD-ROMドライブ

 ◆基本仕様

    ・読取範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・147.2 x 92mm
    ・外形寸法・・・・・・278(W) x 176(D) x 9.8(H)mm
    ・質量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約420g

 ◆パッケージ内容

    ・Bambooタブレット
    ・Bamboo筆圧ペン(消しゴム付き筆圧ペン)
    ・替え芯(3本)/芯抜き
    ・USB接続ケーブル(1m)
    ・ドライバCD-ROM(Bamboo Dock & apps収録)
    ・アプリケーションDVD-ROM
    ・クイックスタートガイド
    ・アプリケーションインストールガイド

 ※付属アプリケーション

    ・Adobe Photoshop Elements 9
      Windows & Mac版
    ・Corel Painter Essentials 4
      Windows & Mac版
    ・水彩LITE
      Windows専用
    ・Photo Creator for Wacom
      Windwos専用
    ・LoiLoScope plus for Wacom
      Windows専用

 市場価格は現時点で分かりませんが、今までの Bamboo Funの価格とあまり変わらないでしょうから、添付するアプリケーションを考えると相変わらずコストパフォーマンスの良い製品でしょう。

 レビューを進めるにあたり、まずクイックスタートガイドに沿って接続、設定、アプリのインストールを行います。
 あくまで流れをガイドに沿って行うだけで、ガイドには詳しくは記述されていません。



      ■PCとの接続
 それではいよいよ、PCに接続したいと思います。

 今回接続するPCはこちらの Windows 7マシンです。

 ちょうど、1年くらい前に購入したショップブランドPCです。

 タブレットを付属の USBケーブルで接続すると、Windows上で勝手に認識され、標準のドライバがインストールされます。

 これだけだと、Windows標準の機能しか使えないので、付属のドライバCD-ROMから独自ドライバ及びツールをインストールします。



      ■専用ツール(ドライバ)インストール
 ドライバCD-ROMをPCにセットすると、次の画面が起動されます。
開始をクリック
開始をクリック
利き手の設定
利き手の設定
上が右利き用置き方、下が左利き用置き方
上が右利き用置き方、下が左利き用置き方
「右利き」をクリック
「右利き」をクリック
「使用条件」画面、[同意します]をチェックし「インストール」をクリック
「使用条件」画面、[同意します]をチェックし「インストール」をクリック
インストール中画面
インストール中画面
インストール完了画面、「完了」をクリック
インストール完了画面、「完了」をクリック
自動的に Bamboo Dockが起動されます。
自動的に Bamboo Dockが起動されます。


 インストール画面下で画面切替わり数が分かるようになっており、後いくつ画面が切替わるとインストールが終了するかが分かるようになっています。
 もっとも、これに気付いた時にはインストールは完了していました(^^;

 この Bamboo Dockは、Bamboo Funを使うにはなくてはならない程便利なツールで、タブレットの各種設定やアプリケーションラウンチャーになっています。



      ■設定確認
 それでは、この Bamboo Dockを見ていきます。

 上の[Bamboo Dockを開く]をクリックするとラウンチャーの初期画面が表示されます。
BambooDock初期画面
BambooDock初期画面

 クイックスタートガイドによると、「Bambooチュートリアル」というボタンがありチュートリアルを見られるようなのですが、今回のモノには付いてこなかったようです。

 Bamboo Funの各種設定を行うには、上にある歯車の形をしたボタンをクリックします。

 ■■■■ タブレットについて ■■■■
タブレットについて
タブレットについて

 クイックスタートガイドでは、設定画面(コントロールパネル)を呼び出すのにこの画面から、「タブレットについて」ボタンをクリックするとありますが、画面左にある「ペンタブレットのプロパティ」の誤植のようです。
「ペンタブレットのプロパティ」をクリック
「ペンタブレットのプロパティ」をクリック

 コントロールパネルでは、5つのタブに分かれており、それぞれ「タブレット」「ペン」「タッチオプション」「タッチ機能」「ポップアップメニュー」となっています。

 
タブレット設定
タブレット設定

 ここでは、タブレットの向き(利き手)とタブレット脇にあるファンクションキーの設定を行います。

 利き手はインストール時に設定しているので、ファンクションキーを見ると4つボタンがありそれぞれ上図のように設定されています。

 設定できる機能は以下のようになっています。
割当項目一覧
割当項目一覧

 いろいろ、割り当てられるのは便利なのですが、私の環境だとタブレットをキーボード手前にしか置くことが出来ず、間違って押してしまうことが多いです。

 そんな場合には、”無効”を割り当てると幸せになれます(^^

 
ペン設定
ペン設定

 続いて、筆圧ペンの設定です。

 筆圧ペンは字の如く、先端と後端の筆圧を感知し PCに情報を渡しますので、その感触やペンに付いているボタンの設定等が行えます。

 ボタンに設定できる機能は以下のようになっています。
割当項目一覧
割当項目一覧


 そして、タブレットを使う上で座標検出モードをペンモードにするか、マウスモードにするかもここで設定します。
 マウスモードにすると、ちょうどタッチマウスを指でなぞるようなカーソルの動きになります。

 ペンモードだと画面がタブレット上に縮小されたように相対するポイントにカーソルが動きます。

 とここで、私の環境は以下のような変則マルチディスプレイ環境にあり、パッケージにはマルチディスプレイの事が書かれておりませんでした。
画面の解像度
画面の解像度

 しかし、Bamboo Funはしっかりマルチディスプレイに対応しており、以下のような座標軸をとります。

 ただ、これだとただでさえ高解像度で操作が大変なのが更にきびしくなるので、どこの領域をタブレットに対応させるかという設定があります。

 それが、ペンモード下にある「マッピング」ボタンです。そちらをクリックすると、以下の画面が現れます。
ペンモードの詳細設定
ペンモードの詳細設定

 ここで、画面の様にモニタ毎に対応させたり、全体の一部領域に対応させることが出来ます。

 次にタッチオプションを見てみます。
タッチオプション
タッチオプション

 ここでは、タッチ入力の有効化とタッチ操作でのポインタ速度等の設定を行います。

 続いてタッチ機能を見てみます。
タッチ機能
タッチ機能

 ここのタッチ入力の有効化は、前のタッチオプションと連動されております。
 ここでは、各タッチ操作で行える機能のオン/オフを設定します。

 操作を覚えれば通常のウィンドウ操作をだいぶアシストしてくれそうな機能が多いですが、キーボードのショートカットをバリバリ使っている人は極力キーボードから手を離したくないでしょうから、このタッチ機能自体無用の長物になりそうです.....

 最後のポップアップメニューを見てみます。
ポップアップメニュー
ポップアップメニュー

 このポップアップメニューは、筆圧ペンのボタンに割り当てることの出来る機能で、ボタンに「ポップアップメニュー」を割り当てボタンを押すと、この画面で設定したメニューが表示されます。
割当項目一覧
割当項目一覧

 標準では、ペンモードとマウスモードを切替えられるようになっており、他にもキーストロークを割り当てたり、指定のアプリケーションを追加したりする事が出来ます。

 以上が、タブレットの設定になります。

 続いて、他のBamboo Dockの機能も見てみます。


 ■■■■ Dockについて ■■■■

 Bamboo設定画面の「Dockについて」ボタンをクリックします。
Dockについて
Dockについて

 ここでは、Bamboo Dockの表示方法などを設定します。

 真ん中の1ページ内のアイコン数では、ラウンチャーでアイコンを表示される行数を設定できます。

 赤い半円形のタブをドラッグすることにより行数を変更することが出来ますが、この後出てくるショートカットの追加でこの中に納まらなかったものは横スクロールして表示させる事が出来ます。


 ■■■■ ショートカットの追加 ■■■■

 次に「ショートカットの追加」ボタンをクリックします。
ショートカットの追加
ショートカットの追加

 ここで、ラウンチャーに表示させるアプリケーション等を登録します。

 「アプリケーションの選択」をクリックするとファイル選択のダイアログが表示されます。
ここで、ラウンチャーに追加したいアプリケーションを選択すると、ラウンチャーにアイコンが追加されます。

 後は、ヘルプメニューによくあるフィードバックと関連リンクになります。


 ■■■■ フィードバック、関連リンク ■■■■

 それぞれのボタンをクリックすると以下の画面に切り替わります。
フィードバック
フィードバック
関連リンク
関連リンク


 Bamboo Dockにはもう一つ面白い機能があり、Bambooコレクションというものがあります。

 ■■■■ Bambooコレクション ■■■■
Bambooコレクションボタン
Bambooコレクションボタン

 Bamboo Dock右上にある十字ボタンをクリックすると、Bambooコレクション画面が表示されます。
Bambooコレクション初期画面
Bambooコレクション初期画面

 これについては、マニュアルなどにも記述を見つけられなかったのですが、どうやらタブレットを活かすアプリやゲーム集といったところみたいです。
全てのコレクション画面
全てのコレクション画面

 ここでインストールしたモノは、Bamboo Dockのラウンチャーにアイコンが追加されます。

 そして、ここまで何度か言葉で出てきたマニュアルですが、PDFで配布されています。


 ■■■■ マニュアルについて ■■■■

 今回送られてきた製品では、コントロールパネルのヘルプボタンをクリックするとインターネットよりダウンロードして入手することが出来ます。
コントロールパネルでヘルプをクリック
コントロールパネルでヘルプをクリック
ファイルのダウンロードダイアログが表示されるので「開く」をクリック。
ファイルのダウンロードダイアログが表示されるので「開く」をクリック。
※任意の場所に保存しておくと後で見られるので便利です
マニュアルを見ることが出来ます。
マニュアルを見ることが出来ます。


 次に、添付してきたアプリケーションのインストールを行います。


 ■■■■ 付属アプリケーションインストール ■■■■

 付属のアプリケーションDVD-ROMを PCのドライブに入れると初期画面が表示されます。

 インストールしたいアプリケーション名をクリックすると、インストーラーが起動しますので後は画面指示に従っていくだけですので、割愛させていただきます。

 それでは、いよいよこのタブレットを使って家庭での活用というテーマで使用したいと思います。



      ■タブレットの利用
 正直なところ、いきなりタブレットを渡されて何か新しい事を行うには考える時間もなかったので、今まで私がタブレットPCを使ってやってきたことをこちらのタブレットで行ってみたいと思います。


 家族で使うという観点でタブレットPCを使って良かったのが、全然 PCを触ったことがない者でも見た画面をそのままタッチすればカーソルも動かすことが出来、ボタンを押すことも出来たというところでした。

 タブレットの場合、さすがに画面をタッチするのではなく画面に対応する位置をペンでタッチするので慣れるまでは思った位置をタッチする事は難しいですが、小学4年の子供に触らせたところすぐに慣れていました。

 そして、タブレットPCを使って子供とまずやった事はゲームでした。


 ■■■■ タブレットに慣れるには、まずゲーム?! ■■■■

 Microsoftでは Windows XP Tabletが出た時に、タブレット向けのツールやゲームを提供していました。

 Bamboo Funでも同様に、前述の Bambooコレクションにてタブレット向けのアプリやゲームを簡単に使うことが出来ます。

 試しに一つインストールしてみます。
Bambooコレクション一覧
Bambooコレクション一覧

 Bamboo Funにて使いたいアプリを見つけアイコンをクリックすると、インストール画面になります。
 試しに「DoodleBlast」をクリックします。
DoodleBlastインストール画面
DoodleBlastインストール画面

 現れた画面上の右側半分をクリックすると、アプリケーションの説明を読むことが出来ます。

 本アプリの最初の画面では見えづらいのですが「インストール」ボタンの横に丸い点があり、その数だけ説明画面があります。
 前の画面に戻るには、左側半分をクリックすると画面が移ります。
 今回、クリックで行いましたがマウスドラッグでも同じ操作が出来ます。
ドラッグ中画像
ドラッグ中画像

 それでは、「インストール」ボタンをクリックします。
インストール中
インストール中

 インストールが完了し、BambooDockにアイコンが追加されました。
インストール完了直後
インストール完了直後

 今回はこのまま、「起動ボタン」をクリックしアプリケーションを起動します。
DoodleBlast起動画面
DoodleBlast起動画面

 真ん中の「START THE GAME」をクリックします。
Choose Your Level
Choose Your Level

 レベル選択画面が表示されます。鍵の絵が付いていない数字をクリックすることが出来ます。
 初めて行うので、ここでは「1」をクリックします。
LEVEL 1
LEVEL 1

 レベル毎に名前が付いているようです。
 ここで、ボタンをクリックすれば始まるのですが、レベル2の画面で説明したいと思います。
LEVEL 2
LEVEL 2

 真ん中のボタンの絵をクリックするとスタートします。
LEVEL 2
LEVEL 2

 インストール時の説明にあったように、上にあるビー玉を下の瓶に入るように導くように線を描いていきます。この時、線を描くごとに右にある瓶のインクが減っていくので、インク切れに注意しなくてはなりません。
LEVEL 2
LEVEL 2

 線を描き入れたら、右上にある三角ボタンをクリックするとビー玉の下にある黄色く囲まれた部分が消滅し、ビー玉が自然落下します。
 描いた線がギザギザだったりするとそこで止まったりしてしまうので、滑らかに描くのがコツです。
 ビー玉は全て瓶の中に入らなくても、下の瓶の点線の上までビー玉が入ればレベルクリアになります。
LEVEL 2 コンプリート!
LEVEL 2 コンプリート!

 ペンで線を描くだけなので子供でも出来、レビューをするのに遊ばせたのがアダになり、もっとやらせろと子供がうるさく、レビューどころではなくなってしまいました.....
 レビューが終わったらやらせてあげると約束し、なんとかおさまりました。

 タブレットというと、絵を描いたり写真の編集のイメージが強いと思いますが、ゲームをする入力デバイスとしても秀逸ですので、入手された方はぜひ一度 Bambooコレクションを覗いてみることをお勧めします。

 子供が私のタブレット PCでもう一つ行っているのがハガキの裏書です。


 ■■■■ タブレットの王道、お絵かき編 ■■■■

 私は画才がないのでタブレットの使用法はもっぱら写真を加工したりしていますが、小学4年生になる娘は絵を描くのが好きで小学校に入ってからは毎年タブレットPCで年賀状の裏書を描いています。

 いつも使用しているペイントソフトはフリーウェアの PictBear ですが、今回は添付の「Corel Painter Essentials 4」を使用して描いてみてもらいました。

 私も娘も今回初めて触るアプリケーションでしたが、ただ絵を描くだけでしたらマニュアルも読まずにいじっているうちに操作が分かるようなものでした。

 娘は 10分しないうちに拡大したり、一度使った色を使う(スポイト)操作などもマスターし、マウスを使わずペンだけで操作していました。

 ただ、他のアプリのせいで PCが不安定だったこともあり、何度かやり直して下の画を描き終えるのに2時間くらいかかっていました。
完成
完成

 私などは、ペンよりマウスの方が慣れているのでメニューの切り替えなどはついついマウスで行ってしまいますが、娘はずっとペンで器用に操作しておりすっかり気に入ったようでした。

 ただ、ペンの横にあるボタンは意図しない時についつい触ってしまうようで、何度もメニューが表示されジャマになっているようでした。

 私がペン操作していてもよく触ってしまうので、もう少しボタンを固くしたり位置を考えるなりした方が良いように感じました。それとも、慣れてしまえば大丈夫なものなのでしょうか。
Title:「ドーナツパラダイス」
Title:「ドーナツパラダイス」

 ちょっと最後の方は、見たいテレビがあったようで雑になっていましたが、やはりペン操作でのお絵かきは楽しいようで、来年の年賀状はどんなのにしようかと悩んでおりました。

 折角なので、今回作成したモノをハガキサイズの用紙に印刷してあげました。

 これを見た下の子は、僕も!僕も!となだめるのが大変でした(^^;


 ■■■■ もう一つの王道?!、フォトレタッチ ■■■■

 私がよくやる画像の処理で小さいゴミの削除やいらないものを消す操作があります。

 最近のレタッチソフトは頭が良いのでゴミの削除などは自動処理で行えたりしますので、いらない部分の削除を添付アプリケーションの Adobe Photoshop Elements 9を使って実際にやってみたいと思います。

   ■■ コピースタンプツールを使い、ジャマなものを消す ■■

 zigsowに入ってからよくブツ取りをするようになり、撮影ボックスを使っているのですが大きいモノを撮る時に側面が写ってしまい、その部分を背景と一緒にするという操作をしています。
元画像
元画像

 画像で赤く囲まれた部分を背景と一緒にします。

 持ってきたい範囲を指定しコピーする「コピースタンプツール」を使用します。
スタンプ元指定
スタンプ元指定

 左の赤く囲んだアイコンが「コピースタンプツール」です。
 持ってきたい範囲を ALTキーを押しながらクリックします。

 続いてコピー先をペンでなぞります。
スタンプツールを使用し塗りつぶし中
スタンプツールを使用し塗りつぶし中

 全て塗り(なぞり)終えれば完了です。
完了
完了

 背景の状態を見て、もっと丁寧にやれば見分けはつかなくなります。

 今回程度の修正であればタブレットを使うまでもなく、マウスで十分ではありますが対象物が細かくマウス操作が難しいものだとタブレットの威力を発揮できます。

 他に行う操作では、対象物を切り抜いて加工し年賀状などを作ったりしています。

   ■■ 写真フレームから対象物が飛び出た画像を作ってみる ■■

 Adobe Photoshop Elements 9では対象物の切り抜きを行う時対象物を選択するのに、「クイック選択ツール」という機能があります。

 このツールを一部使って枠から飛び出して見える画像を作ってみたいと思います。
 Photoshop Elements 9では指示に沿って行うだけで出来てしまうガイドという機能の中に、「枠からはみ出させる効果」というのがあるので、これを使います。
元画像
元画像

 まず、画像を読み込んだら[ガイド]-[枠からはみ出させる効果]を選択します。
右側のガイドに沿って作業を行います。
右側のガイドに沿って作業を行います。

 ガイドの順番に沿って、枠の範囲、飛び出させる部分の選択、影と背景を付けます。

 [フレームを追加]をクリックし、枠の範囲を決めます。
範囲を指定し、フレーム幅を決めます
範囲を指定し、フレーム幅を決めます

 枠を決めたら、[クイック選択ツール]をクリックし、枠の外の部分ではみ出して表示させる部分をペンでなぞります。
はみ出し範囲指定中
はみ出し範囲指定中

 この時、少しなぞるとアプリケーションが対象の輪郭を判断し選択されていきます。
はみ出し範囲指定完了
はみ出し範囲指定完了

 選択範囲が決定したら、[枠からはみ出させる]をクリック
はみ出し実行
はみ出し実行

 後は背景を仕上げます。

 影を[大]にし、背景にグラデーションを追加します。
完成
完成


 出来上がった画像がこちらです。

 実作業、5分くらいで出来ました。

 元画像が輪郭がハッキリしたものだと、クイック選択を使った時にもっとキレイに選択できます。

 私が今まで画像を抜き出していた時は、「マグネット選択ツール」を使い、対象物の周りを丁寧にペンを使ってなぞりかなりの時間をかけ行っていたのですが、最近のアプリケーションは進んでますね。
 今回はペンを使いましたが、マウスでも簡単に出来ます。



      ■所感

 私がタブレットで使用していた画面サイズは XGAしかなく(前にFAVOも使っていました)、以前はこのサイズがあれば十分と感じていました。

 しかし、ディスプレイは高解像度化しマルチディスプレイ環境も当たり前になってきた現状においては、このサイズは小さすぎます。
 画像をトレースするにも画面上で対象物をかなり拡大しないと難しいです。
 製品サイズはジャマにならずちょうど良いので、せめて読取範囲がもっと広がると良いのですが。

 ただ、フォトレタッチにおいてはアプリケーションの進化によりタブレットの操作なくマウスでも十分行えるようになってきていると感じました。

 ペイントソフトで絵を描くという点においては、やはりもっと大きい方が良いですが、詳細に書きたい所だけ拡大して描くという手法で十分対応出来る感じも受けました。
 まぁ、私は絵を描かないのであくまで操作を見ていて受けた印象になります。

 最後に実例を挙げなかったタッチ機能ですが、キーボート&マウスとの共存という点においては全く必要性を感じませんでした。
 しかし、文字入力を行わずただネットサーフィン(死語)を行うような状況では全く印象が変わります。

 要は大きなタッチマウスに iPadで行うようなタッチ機能が搭載されたものになるのですから、片手をタブレットに乗せダラダラと(^^; 操作することが出来ます。
 惜しむらくは、タッチ機能は機能のオン/オフしかないので、これがカスタマイズ出来たりマウスジェスチャーなどの設定など出来たら更に使い勝手が上がりそうです。

 それと、今回試すことが出来ませんでしたが無線環境でのダラダラ操作は期待大です(^^;;;

 もちろんタッチ操作だけでなく、ペン操作においても無線環境があれば置き場所を選ばないので、自分の操作し易い体勢での入力が可能になりますので、より効率が上がることでしょう。

 私の主利用目的であるフォトレタッチにおいてはタブレットの必要性は少なくなっているように感じましたが、添付アプリケーション目的で購入してもタッチ機能の便利さ等を考えると十分お得な製品であると言えます。

 またまた長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

 無線機能など、何か書きたいことが出来ましたらまた追記します。

※ 今回行いましたレビューは発表前の製品を試用して行っているため、製品出荷時に設定等違いがありましたら、ご容赦ください。

------ 2011.10.14 追記 ------

公開日の次の日に予約注文していたワイヤレスキットが届いたので追記します。


といっても、基本的には今まで有線で繋いでいたところ、無線になり遅延することも無く操作が出来るようになったというくらいで、特筆するような事もないのですが(^^;

それでも設定関係で無線環境になったことで変更点があります。

まずタブレットの設定画面にバッテリーの項目が増え、現在のバッテリー状況とローパワーモードに移行する時間を設定できるようになりました。

また、これに伴ってタスクバーにアイコンが表示されるようになりました。

アイコンの上にカーソルを合わせると、ここでもバッテリーの残量が分かります。

実際に無線環境になったことにより、ケーブルの煩わしさから解放され使い方も少し変わりました。

元々、タブレット操作(ペン操作)をすることは少ないので、レビュー後はケーブルは繋いだまま端に追いやっていることが多かったのですが、ケーブルが無くなったことにより手の届く範囲の好きなところに置いています。

これにより、キーボード操作が必要のない Webブラウズする時などはゆったりした体勢でタブレットを持ちタッチ機能でダラダラ操作しています(^^;

タッチ機能をカスタマイズできるようになれば良いと書きましたが、Webブラウズ時に一番欲しかった「戻る/進む」の機能を想定していたのですが、三本指で左右にスワイプ(スライド)することにより同操作になることが分かり、まずは自分の欲しい操作は出来ています。

また、タブレットに電源スイッチが付いたので好きな時に必要な時だけ繋いでいます。

無線になっただけですが、私にとっては今後このタブレットを使うか、ジャマになってしまってしまうかの重要な機能です。

コメント (23)

  • リーダーさん

    2011/09/27

    レビューお疲れさまです(^^

    atsuo@tokyoさんのほうは黒いタブレットだったんですね。
    カラバリが何色かありそうだ・・・
    飛出し機能使おうと思ってたのをこのレビューみて思い出しましたwww
    ブツ撮りで撮った写真なんかは輪郭取りやすいので飛び出させやすいですね(^^
    うちもむやみに使ってみたいと思います♪
  • makibisiさん

    2011/09/27

    レビューお疲れさまでした!!

    これは、便利そうなペンタブですね~^^
  • atsuo@tokyoさん

    2011/09/27

    > リーダーさん

    やっぱり、リーダーさんも選出されていてのですね。

    昨日の日記で確信を持ちました(^^

    飛び出し画像は、前に Photoshop Elements 9の機能で見つけ、これのために買おうかどうしようか悩んでいたので、今回のレビュー選出で一番うれしかったところかも(^^;

    色も選んで送ってくれたのですかね?
    私のところにピンクが来ていたららちょっと......
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