I-O DATA製 2.5インチハードディスク採用 LAN&USB接続対応ハードディスク「HDLP-Sシリーズ」
のレビューをお届けします。
zigsow様、I-O DATA様、アクセスして頂いた皆様、並びに関係者の皆様、
このような機会を与えて頂きありがとうございました。
【更新状況】
01. セットアップ編
02. LAN接続設定(Mac OS)編
03. 各種設定編
04. WHS機との比較 ・・・11/07/23追記
05. まとめ
【01.セットアップ編】
到着した様子。
開梱して中を開けると、化粧箱と封筒が入っています。
化粧箱はIO-DATA製品らしい青を基調としたデザイン。
封筒にはルーターの時と同様のメッセージが。
楽しく便利な使い方やアイデア、改善して欲しい点などの意見を求めている旨が書かれていますので、そういう観点でレビューしましょう。
それでは化粧箱を開けていきます。
いきなり見えてくる付属品一式。
え〜と、開けて最初は本体が見える方がいいと思います・・・
本体は発泡材でガードされています。
本体重量も軽いし、箱入りであれば机の上くらいから落下しても大丈夫そう。
試したいとは思いませんが。
本体の図。
コンパクトで白を基調としたデザイン。
下の縁は半透明グレーのパーツとなっており、デザインのアクセントになっています。
ちなみに、右後の縁に一部出っ張りがありますが、これが電源ボタン。
COOL!COOL!!COOL!!!
それにしても小さい。比較用に3.5inchHDDと並べてみた。
これならどこに置いても邪魔にならなそうですね。
次に付属品一覧。
ルーターの時もそうだったんですが、
リビング設置もOK!というデザインの割に付属品の色は残念な感じです。
脱PC周辺機器らしい白系のデザインなので
LANケーブル/USBケーブル/ACアダプタの色もホワイトだと良いのに。
あるいはせめて統一出来ないものでしょうか・・・
もう一つパッケージの特徴があります。
「セットアップディスク」が入っていません。
セットアップ用ソフトは実は本体にデータとして入っています。
付属品が少なくすむ為、
・次に何をするかを迷わなくて済む
・付属品点数が減る為コストダウンが出来る(安くなる!)
という事でなかなか優れた方式だと思います。
セットアップ編まとめ
良い点
・本体のデザインが白を基調としており、リビング設置でも違和感無し。
・電源ボタンのデザインも気配りが感じられる。
・本体が非常にコンパクト
・発泡材は結構丈夫そう
・設定ディスクが不要。
改善して欲しい点
・箱を開けるといきなり付属品の入ったプチプチ。
ユーザー体験としては本体を先に見たい。
・付属品の色がバラバラ。ホワイトにするかせめて統一して欲しい。
【02. LAN接続設定(Mac OS)編】
本機の特徴として、LANでもUSBでも接続できる点があります。
この点を生かして、接続設定は以下の手順となります。
①USB接続をして、HDD内部の設定ソフトをパソコン側にインストール
②LAN接続に切り替えて、①のソフトで設定
それではセットアップガイドに従って接続設定を進めています。
・・・!?
セットアップガイドに目を疑う記述が・・・
MacじゃUSB接続で書き込めないとは!
当初の目論みが崩れました・・・
net.USBもそうですが、Macユーザーにも愛の手を!
・・・気を取り直して接続を進めます。
まず、USB接続をします。
USBはバスパワーで起動。
電源ボタンを押さなくても勝手に立ち上がります。
読み取りは問題無くできるので、繋ぐとHDDとして認識します。
デスクトップに見えたアイコン。
二つできましたが、
セットアップファイルは下の方に入ってました。
MAC.DMGをクリックすると、以下の画面が立ち上がります。
画面の指示に従って「Magical Finder」をアプリケーションにドラック&ドロップ。
以上でソフトのインストール終了。
HDDを取り外して、今度はLANに接続します。
LANケーブルと電源を指して、電源ボタンを押します。
本体下部が青に点滅するので待つ事数分。
点灯に変われば立ち上げ終了です。
先ほどインストールしたソフトを立ち上げてみます。
macなのでOSの設定変更パスワード入力をします。
接続ソフトが立ち上がって・・・あっさり認識。
設定に入るにはこの画面右側の「ブラウザ」ボタンを押します。
デフォルトブラウザに対象のIPアドレスを渡しているだけなので、
次回からは直接IP叩くだけでよさそう。
パスワードを聞かれますが、初回なのでブランクでログオン。
次の画面がトップページのようです。
最初なのではじめて設定をクリック。
本機の名前の設定、IPアドレスの設定、省電力の設定をして設定反映。
これで初期設定終了。
次は実際に接続してみます。
Finder>移動>サーバーへ接続をクリック。
サーバーへ接続画面で初期設定したIPアドレスに接続します。
(afp://192.168.xx.xx)
ユーザーの種類を聞かれますが、設定不要ならゲストで接続、
diskをマウントするとLAN HDDと認識されました!
LAN接続設定(Mac OS)編 まとめ
総じて簡単な手順でした。
良い点
・接続ソフトの手順が簡単
・接続ソフトでIP調べて教えてくれるので、ライトユーザーの敷居が低そう。
改善して欲しい点
・MacでUSB接続は読み専用!
【03.各種設定編】
この項目はいろいろ機能があるため、試した機能を順次上げる事とします。
現時点では、
・DLNA接続
・iTunes接続
です。
※印紙でついてきた説明書は02.の接続手順までの内容になります。
これ以降はHDD内のリンクから、IO-DATAのオフィシャルページ内部のpdf
を落として確認する事になります。
03.01)DLNA接続
DLNAにしろiTunesサーバーにしろ本機は最初から設定ONになっているので、
対象のフォルダにデータを放り込めばすぐに使えます。
試しに音楽ファイルを放り込んで、
iPhoneのDLNAアプリ「PlugPlayer」で検索してみました。
デバイス検索画面であっさり検出。
再生も問題ありませんでした♪
動画と写真は同じくiPhoneのアプリ「MLPlayer lite」で試してみましたが再生できました。
NASなので常時立ち上げをしている事を考慮すると、
非常に便利ですね。
03.02)iTunes接続
本機を立ち上げた状態でiTunesを立ち上げると、すぐに共有ディスクとして認識しました。
ただ、iTunesの場合はMacやPCでクライアントソフトを立ち上げておかないと、別の機器から直接参照できない為、
nasでの運用はやはりDLNAに軍配が上がりますね。
【04.WHS機との比較】
我が家のホームサーバー
との速度、消費電力比較をしてみました。
まずは、LANDISKのHDDベンチを実施。
まぁ実用域かと。
次に、先ほどの結果を用いて、ホームサーバーと比較しました。
ここはさすがに速度差があります。
しかし、NASやサーバー機の役割を考えると、消費電力は重要なファクター。
こちらを比較すると、
圧倒的な低消費電力。
比較する前から結果は見えていたものの、
視覚化すると差が歴然ですね。
それぞれの棲み分けを考えるならば、
LANDISK ・・・常時起動。DLNA/iTUnesサーバーをメインとして運用
ホームサーバー ・・・各パソコンのバックアップ、大量のデータ移動
といった所でしょうか。
ホームサーバーは常時運用するには消費電力が気になっていましたが、
その役目はLANDISKが担う事で、利便性とエコの両立が出来そうです♪
【05.まとめ】
パソコン詳しく無い人にNASの話をしても、
中々理解してもらえなかったんですが、
接続がこれだけ簡単である為、
LANケーブルで簡単に繋げて、家族で共有できる!
というアピールができそうです。
この敷居の低さが魅力的な製品です。
その上、DLNAやiTunesサーバー、net.USB、
USB経由のバックアップなど、
+αの機能もあり、既存のユーザー層にも十分アピールできる製品ですね。
世間では節電指向の中、
2.5inchHDDを使っており、省電力についてもアピール効果があり、
既存製品とのリプレースも狙って行ける製品ですね。
(公称:LAN接続で消費電力7.5w!実測で6Wでした)
総括すると非常に魅力的な製品です!!
(欲を言えばMacユーザーに、も少し優しくして下さい)
退会したユーザーさん
2011/07/18
もう纏められてるなんて、スゴイです!!!
(^0^/
macでは読み取り専用。。。なんてすねorz。。。
涙。
しかし!
iPhoneからアクセスされてる画面を見て鳥肌が立ちました!
COOLです!
セットアップに云々手順やCDROMが不要なところは、とてもイイですね。
NAS=設定がさぁ、という話をよく聞きますから。
本体のデザインがとーってもイイ!ので、ケーブルも白だと、もっとイイ!ですね!
自分も、キチンとレビューできるよう頑張りますです!
Manyaさん
2011/07/18
コメントありがとうございます。
>macでは読み取り専用。。。なんてすねorz。。。
ここが残念でなりません。
サイズや消費電力、付加機能に関して文句無しなんですけど、
普段はLAN接続で自由なアクセスを、
イザ大きいファイルはUSBで!
といったフレキシブルな運用を夢見ていたんですが・・・
MacユーザーにとってBOOTCAMP(ないしは仮想ソフト)はやはり必須な機能ですね。
zigzsowzさんのレビューも楽しみにしています。
がんばってください。
リンさん
2011/07/18
MACでのレビューに感動しておりましたが、
結果がちょっと残念でしたね><
>MacユーザーにとってBOOTCAMP(ないしは仮想ソフト)はやはり必須な機能ですね。
ですね~。でも、何はともあれレビューお疲れ様でした^^b
愛生さん
2011/07/19
Macで購入を検討されている方に有意義なレビューですね♪
でも、機能制限は辛いですね(^^;
Manyaさん
2011/07/19
コメントありがとうございます。
win単独のユーザーであれば、手放しに喜んでしまったかもしれません。
逆に、レビュアーとしての責務は果たせたかなと思い、
良かったと思います^^
Manyaさん
2011/07/19
コメントありがとうございます。
世間ではMacってまだまだ少数派なんですよね。
zigsow内だとMacにしろLinuxにしろ珍しく無いので
ついつい忘れがちですが^^;
そんなMacユーザーに少しでも役に立てれば幸いです!
kenさん
2011/07/21
分かり易く簡素にまとまっていて、良いレビューですね。
設定も分かりやすくて、参考になりました。
本体が小さくて、消費電力も少なくて、良いですね。
Manyaさん
2011/07/21
コメントありがとうございます。
>設定も分かりやすくて、参考になりました。
設定、ほんとに簡単でした。
NASとして使うだけであれば、
ライトユーザーでも十分対応できると思います。
顧客とは誰か、をきちんと考えた製品だと思います。
PC性能の向上によって、
PCのコアユーザーは次第に絶対数が少なくなるんじゃないですかね。
(そこまで勉強しなくて十分な性能のマシンが手軽に買える為)
昨今の秋葉原のPC専門店の淘汰具合を見ると、
ライトユーザーへのアピールは、今後の生き残りには重要な戦略なのかと思います。