今回はGeForce750 S.A.Cです。
Blade&Soul推奨ビデオカードということですがここでは主にビデオカード単体でのレビューを中心に行っていきます。
Blade&Soulへの影響等については
Blade&Soulのほうでまとめていきたいと思います。
概観と組み込み
まずは箱から
Blade&Soul推奨モデルというだけあってこちらでも効果がでるか期待したいところですね。
さて、それでは早速箱の中身からみてみましょう。
同封内容は
・ビデオカード本体
・マニュアル一式
・ドライバーCD
・ゲームインストールDVD(2枚)
・ステッカー
・アイテムクーポン
となっています。
しかも補助電源が不要になっているということなので、基板自体も小さいですね。
しかし、小さいといっても、DVIが2系統、HDMIが1系統と、全部で3画面出力はできるので、普通に使う分には十分なスペックです。
さて、今回検証で比較するのはRADEON HD4850とGTX560Tiの2台です。
こうやって並べてみるとますます、その小ささが目立ちますね。
それでは実際に 組み込んでみます。
やはり本体自体が小さくなったうえ、補助電源も必要ないとなるとケース内スカスカですね・・・
しかし、このGTX750の基板上には補助電源コネクタをつける予定であろう穴は開いています。
こうなると今後、補助電源が必要なモデルがでてくるのかな?
そして単に今まで使ってたRadeonHD4850ファンが古くて音がうるさかっただけなのかもしれませんが、すごく静かです。
後のベンチマークを回しているときもすごく静かで驚きました。
静かでしっかり冷やしてくれるならいいですね。
ベンチマーク
さて、組み込みが終ったら、まずはcinebenchから回してみましょう。
まずはv11.5です。
というのもRADEON HD4850は最新のR15でではエラーが出てしまうので・・・
結果は、なんと意外にもRadeonHD4850が一番高く、次いでGTX750、最後にGTX560Tiとなりました。
openGLはRadeon系列が強いのでしょうか?
さて、次にcinebenchの最新版であるR15を試してみます。
こちらは先ほどの11.5と違ってGTX560Tiがスコアを逆転しちゃいました。
計測方式の違いによるものなのでしょうが、さてその差は微妙ですね。
次に3DMARKで比較してみましょう。
ただし、RadeonHD4850はIce StormとCloud Gateのみしかテストできないようです。
まぁ古いから仕方ないかな?
さてそれぞれのスコアをみてみましょう。
まずはIce Stormからです。
こちらではGTX750が一番スコアが高くなりました。
次いで560Tiですが、その差は10%もないようです。
さすがにRadeon4850は大きく差をあけられたようです。
続いて、Cloud Gateでの結果です。
ここでも、Radeonは大きく差をあけられていますが、GTX560TiとGTX750の差はほとんどありません。
まぁ若干GTX750に軍配があがりそうですが、差は本当にわずかなもののようです。
次にSkyDiverの結果です。
ここからはGTX560TIとGTX750のみの比較となります。
若干GTX750の方がスコアは上のようですが、やはり10%くらいの差のようです。
これらの結果から10%程度ですが、GTX750の方がいい結果がでているようです。
小さくなって性能もあがったならすばらしいですね。
さて、ついでといってはなんですが、PSOのベンチも回しておきます。
あれ?
560Tiの方がずいぶんスコアが上ですね。
3D Markとはまた別の要素があるのでしょうか?
消費電力
さて、次に消費電力をみてみます。
計測にはワットモニターを使います。
このワットモニターを使うので、消費電力はPC全体の電力になりビデオカード単体の消費電力ではありません。
以下は消費電力はCinebench 11.5を回しているときの各値です。
これは驚きの値です。
ダントツで消費電力が下がっています。
GTX560Tiと比べると半分くらいでしょうか?
ベンチマークのスコアから判断するとずいぶんすごく効率がよくなったようですね。
2画面でBlade&Soul
さて、このGTX750でBlade&Soulをプレイしてみます。
しかしせっかく我が家には2台のモニターがあるので、ここはマルチディスプレイでプレイしてみましょう。
本来は3台つないでのマルチスクリーンなので、右の1枚分が切れています。
本来ならばこんな画面のはずなんですけどね・・・
しかし、マルチスクリーンでゲームってなんかいいですね。
ちょっとだけ2画面でプレイしてみましたが・・・視界が広いっていいですね。
遠くのキャラも良く見える(w
Blade&Soulでは視界が広がって、その世界観に没入しやすくなりそうですが、今のところあまりそれ以上の恩恵は感じられません。
BFのように明らかに視界が広がると有利になるというようなものや、レースゲームのように臨場感が増すといったものではないのかもしれませんね。
しかし、マイナスになることはないのでこういったプレイの仕方もいいかもしれませんね。
ただ、そうなるとやっぱりもう1枚ディスプレイが欲しくなるところです。
最後に
スペック的にはGTX560Tiと似た性能といったところでしょうか?
しかし、小型で省電力なのはありがたいことです。
最近のビデオカードってすごい消費電力ですから、こういった補助電源なしでファンも静かだと小型のゲームマシンを作るときとかには重宝しそうです。
また、これくらい消費電力が下がると電源ユニットに今までのような高出力のものを準備する必要がなくなるので、ゲームPCの敷居がさがるような気もします。
ただ、これでSLIが使えるともっと面白いカードになりそうとか思ったのですが、さすがにこの価格帯、このサイズ、補助電源なしとなると難しかったのかもしれませんね。
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