zigsowプレミアムレビュー 「インテル® SSD 730 + 〇〇で、ブレイドアンドソウル を圧倒的に攻略するんだ!」のレビューです。
今回はSilicon Power製OCメモリ「Silicon Power X-Power 16GB (2x8GB) DDR3-1866 SP016GXLYU186NDA」と組み合わせてゲーミングPCに取り付けてパフォーマンスの変化について検証を行います。
インテル製の第3世代コントローラー(PC29AS21CA0)を採用したエンタープライズ向けSSDの製品です。レビュー用に用意されたのは大容量の480GBモデルでした。(型番:SSDSC2BP480G4R5)
480GBモデルの転送速度は公式スペックでシーケンシャルリード 550MB/s、シーケンシャルライトは470MB/sとかなり高速です。
SSDの厚みは6mmでX25-Mなどに取り付けられていた厚みを9mmにするための黒いスペーサーは付属していません。(*X25-Mも短いネジを用意すれば黒いスペーサーを取り外して6mm厚のSSDとして運用することも可能です。)
付属品は”スピードデーモンのシール、シングルサイズのメディア、SSD固定用のネジ5本、SATA 6.0GB/sケーブル”。
Intel製の3.5インチベイ用ステーは出来が良いので付属品として付けて欲しいです。
大容量SSD&メモリでゲーミングPCをパワーアップ!
ゲーミングPCにIntel SSD 730 480GBとSilicon Power X-Power 16GB SP016GXLYU186NDAの二つのパーツと交換追加して検証してみました。
SSDのクローニングにはIntel製SSDユーザーが無料で利用可能なIntel Data Migration Software(IDMS_15056_ja-JP.exe)を使用しました。
□Intel Data Migration Software
https://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&a...
Silicon Power X-Power SP016GXLYU186NDAの単体レビューはこちらです。
●Windowsエクスペリエンスインデックス
まずはWindowsエクスペリエンスインデックスの数値を比較してみました。
メモリ、グラフィック、ゲーム用グラフィックは7.9、プロセッサが7.8、プライマリーハードディスクが7.7。SSDが最低スコアですが十分高速なスコアとなっています。
こちらはレビューアイテムの「Intel SSD 730 480GB + Silicon Power X-Power SP016GXLYU186NDA」へパーツ交換後のスコアです。
プライマリハードディスクは7.9に上昇、メモリは7.9で変化なし。Windows7のエクスペリエンスインデックスの最高スコアは7.9のためCPUの7.8が最低スコアで他はカンストしています。
●CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkを使用して交換前のX25-M 160GBとIntel SSD 730 480GBの転送速度を計測してみました。各SSDは運用中のシステムドライブのデータ(約120GB)を入れた状態でテストしています。
ランダムアクセスが高速で体感速度も速く書込耐久性にも定評のあるIntel製SSDの比較的初期のモデルです。今でも元気に稼働しています。以前はIntel SSD 520 120GBを使用していたのですがゲームのインストールなどで空き容量が厳しくなった時にこちらのモデルに交換しました。
SSD X25-M 160GBのスコアはシーケンシャルリード 263MB/s、シーケンシャルライト94MB/s。数世代前のSATA2対応モデルのためシーケンシャルアクセス速度は見劣りしますが、ランダムアクセスの4kやNQC(4k QD32)のスコアは良好です。
こちらはレビュー用のIntel SSD 730 480GBのスコアです。シーケンシャルリード 465MB/s、シーケンシャルライト503MB/sと最新モデルらしい素晴らしい数値を叩き出しています。
ランダムアクセスもSSD X25-M 160GBから向上していて性能に隙がありません。
ここまで性能差があると体感にも影響する可能性が高いです。
ブレイドアンドソウルはMMORPGというジャンルからゲームプレイ中の同じ画面をキャプチャーすることは困難なため、速度の差を視覚的に体感できるようにキャラクター選択画面でスタートしてからゲーム画面が表示されるまでをキャプチャーしたものを左右に並べてひとつの動画としてエンコードしました。
ゲーム画面のキャプチャーにはHauppauge HD PVR Rocketを使用しました。
(ファームウェアとキャプチャーアプリはレビュー作成時の最新版を使用しています。)
ブレイドアンドソウルのゲーム画面の解像度はキャプチャーを考慮して1920x1080ドット(フルHD)を選択しています。
元のゲーミングPCの約19秒に対してSSD 730 480GB + SP016GXLYU186NDAの新しい環境では約14秒と、5秒も早くゲーム画面が表示されます。約25%の高速化と体感できるレベルの差がでています。動画では後半部分が切れてしまっていますがデータの読み込みの進み具合をしめす画面下のバーメーターの進みかたも新しい環境のほうが明らかに高速です。
ゲームプレイ中に体感できる差として建物やマップのエリアチェンジの再に0.5~1秒くらい画面が停止して引っかかるような感じがしていたのですが、Intel SSD 730 480GB + Silicon Power X-Power SP016GXLYU186NDAを加えた新しいPCでは一瞬停止しますがかなりスムーズになりました。
その他にもWindows7 SP1のOS起動時間は33秒(X25-M 160GB)から30秒(SSD 730 480GB)へ高速化しています。
Intel SSD 730 480GB + Silicon Power X-Power SP016GXLYU186NDAを加えた新しい環境でのブレイドアンドソウル序盤のプレイ動画です。
はじめはストーリーを追いつつ操作方やゲームの流れを初心者向けに解説するチュートリアル形式で進みます。プレイ動画は一通りの操作法などのチュートリアルが終了したLv4からクエスト(サブクエスト依頼など)を進めた部分です。動画の途中に解説コメントを加えてあります。
ブレイドアンドソウルはキーボード+マウスによる操作のみの対応のため、シェアウェアのJoyToKeyを使用してXbox360コントローラーでプレイしています。そのため移動や敵のターゲットから攻撃への流れがスムーズではありませんが、現在キーコンフィグをいろいろ試している段階ですのでご了承ください。
□JoyToKey 公式ホームページ
http://joytokey.net/ja/
ブレイドアンドソウルはLv15までは一部の機能に制限がありますが無料でプレイ可能です!
我が家のゲーミングPCも二つの強力なアイテムが加わり、メモリの要領、SSDの空き容量という二つの弱点を克服し、ブレイドアンドソウルの快適さもアップ! ゲーミングPCとしての完成度が高まりました。
動作の安定性についてはSSD、メモリ共に問題ありません。メモリに関してはOCモデルですが選別もきちんと行われているようでXMPによるレイテンシー設定も適切で動作は非常に安定しています。
速度面もSSDに関しては比較的初期のIntel SSD X25-M Series 160GBからの交換のため、OS起動からゲーム起動、ゲーム内の読み込みなどレスポンスが大幅に向上しました。
ストレージの空き容量については、検証に使用したゲーミングPCは高速化のため複数のゲームをSSDにインストールしていたのと10GB以上のファイルサイズの大型MMORPG ブレイドアンドソウルも加わり空き容量が20GBと心もとなくなってしまいましたが、今回のレビューで大容量のIntel SSD 730480GBに交換したことで空き容量は約320GBと16倍に増えました。
これなら空き容量を気にせず複数のゲームをデータ用HDDではなく高速なSSDへインストールできるようになったのでとても助かります。
メモリの空き容量については以前の8GB(4GBx2)場合、OS起動後の空き容量 約3GB(ゲームプレイ中:約1.5GB)からOS起動後の空き容量 約10.2GB(ゲームプレイ中:約8.8GB)と余裕ができました。メモリについては体感レベルでの差は感じませんがメモリの空き容量に余裕ができたので複数のアプリを同時起動する場合も安心です。
最近の大型MMOやFPSなどハイエンドPC環境を求める高画質で高品質なタイトルも増えています。大容量で高速なIntel SSD 730 480GB、16GB-KitのOCメモリSilicon Power X-Power 16GB SP016GXLYU186NDAともにゲーミングPCのアップグレードパスとして最適な製品と言えます。
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