前々から気になっていたFPGA型DAC
FPGA機は出力信号の応答特性をディジタルフィルタでD/A変換誤差や非線形誤差の修正をアルゴリズム特性を考慮して修正できる点であり、各社のロジックの作成の完成度によって音質に違いが出るということでdCSほど実績があるわけではないがお手頃な本機を購入した
組み合わせは下記
プレイヤー:LINN MUJIK DS
DAC:本機(CHORD DAC64MK2)
プリアンプ:GOLDMUND MIMESIS SRP2.3
パワーアンプ:GOLDMUND MIMESIS SR2
スピーカー:Avalon Acoustics AVATAR
中古で17万で購入したが今までDSの内蔵DACと比べると明らかに音質向上と音場の向上が見られたので非常に満足している
難点を上げるとすればスイッチの切り替え表記のないところとメーカでサポートを打ち切っているほど古い機種であることだ
自分でメンテ、もしくは修理、電子工作作業の会社に修理依頼を出すことを視野に使い続けることを考えながら購入してほしい
ボックス型の今までのコンポーネントとは全く違うアプローチで特別感のあるデザイン
私の感覚でいえば窓が大きく空いていることと曲面が多いことから宇宙船的デザインだ
ただ切り替えスイッチ類に一切切り替え先の表記がされていないのでそのデザインは操作性の面で大きく損をしている
上を見ればこの界隈のDACはキリがないが、このDACでしか出せない音を前面に味わえるので特別な音質と言える
高域は細かく、小さな音まで拾うが決してピーキーでなく自然で優しい
中域は高域と協調して心地よくさわやかで奥深い鳴り
低域は締まっているが固くなく質量感を伴って体に響く
私の今の好み通りに仕上げていくれる素晴らしい音質
特に音場の奥行き感が増し、楽器やボーカルの距離が正確に展開されるので5.1chホームシアターの必要がなくなるほど特殊な存在だ
今となってはPCM 384kHz・32Bit、DSDに対応していないが市販で売られている音源はほとんどCDや192kHz上限のPCMなので私には何も困らず使用できている
また公式にもディジタル伝送の理想はPCMと言っておりCHORDを選ぶうえでDSD非対応は特に気にする内容ではないだろう
どうしてもという人は本機に加え買い足すか、DAVEやQuteを買えば良いのだろう
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購入金額
390,000円
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購入日
2018年01月31日
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購入場所
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