三洋製のUSB給電型モバイル充電池。電池残量の少なくなった携帯電話やPSPなどのモバイル機器と接続し、電源環境のない場所でも充電できる。出力はUSB(Aコネクタ)が用いられ、本機には2系統ある。約 130gと携帯電話と同等の重さがある代わりに、内蔵電池は5000mAh(3.7V)と大容量。充電に最短でも7時間かかるのが玉にキズ。
[購入経緯]
私自身、多くのモバイル機器を普段から持ち運んで使用しています。携帯電話はもちろん、PSPやiPod、ワイヤレスヘッドセットなどです。これらは内蔵電池によって駆動しており、多くのモバイル機器は1日持ち歩いても十分な連続駆動時間を持ちます。しかしながら、内蔵電池は徐々に劣化して駆動可能時間は短くなりますし、充電を忘れたり、充電ができない環境におかれることも多々あります。そのような状態への対策として選んだのが本機でした。
[使用状況]
基本的に毎日フル稼働です。朝に充電済みの本機をカバンに投げ入れ、電車内や出先で必要に応じてそれぞれの機器に充電を行っています。以前は充電をし忘れて、電池残量がほとんどない携帯電話に電車内で気付くととゾッとしましたが、現在は落ち着いて電車に乗れるようになりました。精神衛生の改善に多大なる貢献をしています。
大容量なので携帯電話を充電して、その後にPSPを充電できるのもうれしいです。私は持ち歩いているケーブルの都合で一つずつそれぞれを充電しておりますが、もちろんUSB給電ポートが2基ある本機では同時充電も可能です。
[(本機に)充電]
本機の最大のデメリットは充電時間です。空っぽな状態からフル充電しようとすると、AC充電で約7時間、USB充電で約14時間かかります。次の日に使用するならば少なくとも寝る前には充電を始めないと間に合わなくなります。もちろんゼロからフル充電することはあまりないと思うのですが、長い充電時間は頭の片隅に留めておくと、いざという時に困らずに済みます。
また、本機はリチウムイオン電池を搭載しているので継ぎ足し充電は問題ありません。次の日も使用するのであれば、帰宅後すぐに充電を開始するのが良いと思います。
[(機器に)充電]
本機はUSB経由で電力を供給します。その為、充電したい機器に適合したUSB充電ケーブルを別途準備する必要があります。私の場合はPSPがUSB充電に対応していない1000番台なので、専用のケーブルを別途購入しました。世の中には先端のプラグを変更することで様々な機器の充電に対応した便利なケーブルが存在するので、それを選択するのもアリだと思います。
[デザイン]
白い筺体にBlueLEDとなかなかいい感じです。実用上も筺体が箱型になっているので収納しやすく気に入っています。しかし、やはり汚れが目立ちます。私は本機を裸のままカバンに放り投げるので、どうしても擦れて汚れてしまうのです。きれいに使用されたい方は袋などにしまえばよいと思いますが、使いにくくなると思いますよ。
[電池残量表示]
本機にはBlueLEDが装備されており、それで各種の状態表示を行います。シンプルで良いとは思うのですが、慣れるまではLEDの点灯や点滅の意味がよくわからないです。また、あまり使用することもないので特に覚える必要もないです。
[発熱]
そこまで熱くなりません。触ってほんのり暖かいくらいです。冬であればカイロとしても使用できそうです。(同じエネループシリーズに同じコンセプトの製品が既にありますが)
[劣化]
すでに半年以上使用していますが、目に見える劣化はありません。まだまだ十分に充電できます。しかしながら物である以上劣化は進むはずですので、使用しない時はできるだけ涼しいところに少しだけ充電して置くようにはしています。
2009/11/19追記
[使用上の注意]
後継機の情報を確認していたところ、重要な情報を発見いたしましたので追記します。本機において給電ポートにケーブルを挿しこんだままにすると、給電が行われ続け、電池の消耗が進むとの情報がありました。(ソース：http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnre... 取扱説明書は熟読したつもりですが、該当する表示は記憶にありません。
そう言われると、ケーブルを挿したままカバンの中に入れて置いたときは充電できる時間が短かったようにも思えます。かなり気になる情報なので、公式情報が確認できなければ実験してみるつもりです。
[後継機]
11月14日に後継のKBC-L2ASが発売されました。電池容量や充電時間、外観などの基本は本機と変わらないようです。しかし重要な変更点が1点あります。
重要な変更点とは充電ケーブル接続時の給電停止機能です。前述しましたが、本機の場合は充電ケーブルを挿したままにしておくと電池の消費が激しくなるようです。後継機の場合はこれに対する対策が行われ、その問題が発生しなくなっています。
本機を処分特価などで購入検討の方はご注意ください。
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購入金額
5,480円
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購入日
2009年01月31日
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購入場所
ヨドバシカメラ
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