逆に小さすぎ!?
このSCPH-70000は、PS2が薄型化した第一号モデルです。当時はホント驚きました。まさか、こんなにコンパクトになるなんて…。初期型PS1よりも小さく、薄さだけ見ればPS oneよりも薄いのです。それでいて、従来のPS2とまったく同じ性能を有しているので、もちろんPS1のソフトも起動できるし、DVDも鑑賞できます。
ただ、コンパクトになりすぎて気になる点もあります。
まず、縦置きでの設置スペース。ディスクの取り出しが従来のフロントトレイが出入りするフロントローディングから、ふたをカパッと開けて取り出す仕様になっているので、ふたの開閉分のスペースを確保しなければなりません。結果的に、従来の分厚いPS2以上の幅を確保しなければならなくなります。
次に、ディスクの出し入れの際の取り扱い。従来の分厚いPS2はどしっとして重量があったので、ディスクの出し入れも片手でサクサクできました。しかし、この薄型の場合、本体があまりに軽いので、ディスクトレイのふたを開けるボタンを押しただけで本体が動きます。さらに、ディスクトレイが、従来のただ乗せるタイプから、中央部分をカチッと固定するタイプになっているので、ある程度力を入れてディスクを押し込まなければならず、その分本体も動きやすいです。結果、ディスクの出し入れ作業は従来のPS2よりも慎重に両手で行わなくてはなりません…。些細なことに思いますが、意外と煩わしいです。
あと、コントローラーの取り回しによっても気が付かないうちに本体が動いてしまっていることがあります。
本体を動きにくくするように、設置部分に耐震ジェルを置くなどの対策をすれば結構出し入れしやすくなります。
そして、薄さゆえの熱問題。結構熱くなりますし、ディスクの読み込み音も大きめです。夏場は適度に休みを入れて酷使を避けた方がいいです。従来品に比べて寿命は短めかな?と思いながら、かれこれ10年ノートラブルで所有しています。さすがに2層ディスクは読み込み不良がありますが。
なんだかんだで現役です。
PS2自体、もう2世代前のゲームになってしまいましたが、RPGをはじめ良作が多く、PS2アーカイブスもなかなか盛り上がらないので結局PS2本体も並べて現役で使っています。
さすがに稼働時間は大幅に減っていますが、過去の良作を久々にプレイしたい時などは重宝します。
そして、小さすぎて逆に不便なほどにコンパクトなのは、良いか悪いかは別にスゴイです。重量なんかは従来のPS2の約半分近くまでに軽量化されているし、本体のみの横置きでの面積なんて、PS2のソフトパッケージよりちょっと大きい程度。すごい技術力だなぁと素直に驚きです。
自分は横置きで自作PCの上に滑り止めを敷いて置いています。ほかのゲーム機ならまねできない設置場所です。軽くてコンパクトな薄型PS2ならではですね(笑)
熱と不慮の落下に気をつけながらこれからも愛用していきます。
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購入金額
16,980円
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購入日
2005年10月頃
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購入場所
Geo


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