中途半端もOkなら、4問!
昔懐かしの読者への挑戦が織り込まれた本書は、「綾辻的ミステリ力向上ツール」と言っても過言ではないでしょう。
表題である短編、「どんどん橋落ちた」で、(純粋な)叙述トリックを楽しませて、徐々に類似系の問題を出して、読者の読解力をアップさせるのに、これほど適した本は無いなぁと素直に感じました。
お陰で、かなりいぢわるな読み方が出来るようになりました(笑)
本編は、短中編集が詰まっているので、短い時間でさっくり読めるのが特徴です。
この本を読むと確実に叙述トリックに対する耐性がアップします。
って、綾辻さん、こんな「種明かし」的な本を出しちゃって良かったのかなぁ?
どんどん自分の首を絞めているような気がしますが、それでも読者にフェアな条件で自分の手の内をさらす綾辻さんには脱帽です。
ああ、暗黒館が早く読みたいっ><
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購入金額
620円
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購入日
2008年頃
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購入場所
どこかの本屋さん?
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