実物を見たのは四条河原町にあったソニープラザだったか。とにかく格好の良さに一目惚れでした。

実売価格を覚えていませんが、2万円を少し超えていたような気がします。

自分で買うにはちょっと高かった。　

結婚のお祝いに好きなものを、との申し出を受けて頂戴しました。

最初は夫婦だけの部屋に置いていたので、中には時計や指輪。

記念の品や趣味の品を納めていました。

収納家具というより、絵画や置物のような役目を担っていたと思います。

あれからもうすぐ30年が経ちます。

お洒落な部屋とは縁遠い生活。

コンポビニリ３段の中は、湿布薬・救急絆創膏・風邪薬に胃腸薬。　薬箱でございます。

30年前なら、スピーカーの上に家具を置くなんて、あり得ませんでした。

生活臭が漂います。

でも、カラーボックスよりはおしゃれでしょ。

中身も隠せますしね。

3段重ね構造です。

天板は1枚しか付属しないので、それぞれを別の場所で使う事は出来ません。

1段、2段、3段を選択することは可能です。

天板には数ミリの窪みがあるので、その上に置いている花瓶の水をこぼしたとしても、それが少量なら床を汚さずに済みます。

底に使うボックスの裏板の周囲にはゴムが貼られているので、床面にきちんと固定出来ます。

各ボックスには横開きのスライドドアが配されています。

簡単な構造故に故障知らず。　

ちょっと薄汚れてきましたが、次の機会にマジックリンでお掃除します。

一般的にイタリア車の樹脂は紫外線に弱く、30年前の製品なら10年を待たずにひび割れてしまっても不思議で無いと思っていましたが、固いABS樹脂のこれは大丈夫でした。

流石は専業メーカーの製品です。

但し強い西日に晒される場所であれば、その限りでは無いかもしれません。

品質が伴う良いデザインのモノを選んで良かったな、と改めて思います。