THE BOOM。cybercatが彼らを知ったのはご多分に漏れず、「島唄」から。その沖縄になりきった旋律と、宮沢和史の比較的はっきりした南国系の顔立ちから、てっきり沖縄のバンドだと思っていた。南国島国のバンドではなく、メンバーのほとんどが山梨県の出身と知ったのはずっと後(^^ゞ。
ジャンルにとらわれない活動が特徴で、ラップや民族音楽、スカやロックといった一見整合性がとれていないアルバムを作り上げ、それでもTHE BOOMカラーに仕上げているのはサスガだ。このアルバム“THE BOOM”は彼らの初期ベスト。定番の「島唄」はもちろん収録だが、初期の曲調のひとつであるスカも収められる。
バンド名のみのシンプルな装丁
「子供らに花束を」。どスカ。ハイスピードに拍裏をとっていくスカ独特のリズムに乗せて、♪子供らに花束を／年寄りにゆりかごを／明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を♪と強烈にうたう。途中のブリッジは別の曲へのメドレーかと勘違いするくらい曲調が異なる。
「釣りに行こう」は矢野顕子が参加する。後に「二人のハーモニー」で絶妙なデュエットを聴かせる矢野と宮沢はここから既に息ぴったり。矢野顕子も参加した編曲で不思議ちゃんな矢野の色が出た。サビで繰り返されるタイトル♪釣りに行こう♪のラインと、郷愁を誘うブルースハープがいい感じだ。
そして「島唄」。こちらがいわゆる「オリジナルバージョン」であり、沖縄方言で歌われたバージョン（ウチナーグチ・ヴァージョン）ではない。三線の音階が東洋でイイ！最後のスピードアップするくだりが、南国的？
この後バンドは南米音楽～ラップなどにも手をひろげ、そのたびにその分野を短期間に極め、次のジャンルへと移って行った。近年長期休暇に入っていたが、最近復活。次は彼らはどこに行くのだろう．．．
【収録曲】
1. 気球に乗って
2. 子供らに花束を
3. そばにいたい
4. 星のラヴレター
5. なし
6. 釣りに行こう
7. きっと愛してるる
8. おりこうさん
9. 中央線
10. ひのもとのうたる
11. 川の流れは
12. からたち野道
13. ひゃくまんつぶの涙
14. 島唄
THE BOOM Official site
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購入金額
3,000円
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購入日
1992年頃
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購入場所
北のラブリエさん
2011/09/28
特に音楽に貪欲なところが好きです。
ライブも熱かったですよ！
cybercatさん
2011/09/28
＞ライブも熱かったですよ！
行かれましたか！
＞特に音楽に貪欲なところが好きです。
いろんな音楽に手を出し、それが器用貧乏にならずTHE BOOMというカタマリに収斂していくのが彼らの良さですね！
makibisiさん
2011/09/29
cybercatさん
2011/09/29
＞島唄は、いつ聴いてもいいですよね～。＾＾
あのペンタトニックというか五音音階がココロにすっと入ってくるんですよねぇ。