私が普段ヘッドフォンを視聴する際に使う、emagic製USBオーディオインターフェース、emi6/2m（a6/2m）で使う限りはあまりに低音ばかりが強調されすぎてまともな音楽になりません。昔の低音しか出てこない重低音を名乗るラジカセを聞かされている気分です。実はこの時点で早々に諦めて放置しようと思ったのですが、ポータブル機器であれば違った結果になるかもと思い直し、iPod（M9282J/A）やKENWOOD HD20GA7などで使ってみたのですが、emi6/2mほど極端な結果にはなりませんでした。それでも極端なローブーストという傾向自体は変わりませんでしたが…。
この文章を書くために改めて今聴き直しているのですが、iPhone 4Sとの組み合わせでは比較的ローブスト感は薄れる印象があります。そこで以前お遊びで買ったiPod shuffleもどきの安物SDプレイヤーで使ってみたところ、何とこの組み合わせが一番まともな音になるのです。ちなみにこのSDプレイヤーは他のヘッドフォンで使うと低音が存在しないというレベルまで薄くしか出てこない機械で、あまりにも使えないと思い放置していたものです。
音質の印象は、とにかく低音があまりに強すぎるため他の部分がそれほど気にならなくなってしまうのですが、中域～高域についても決して褒められたものではありません。質感が低く、音源の持つライブ感など消え去ってしまいます。
全ての元凶はあのイヤーピースだと思うのですが、世間でこの製品を悪く言う人がそれほどいないことを考えると、私とイヤーピースの相性が極端に悪いというだけのことなのかもしれません。
組み合わせる機器との相性、使う人間の耳の形状との相性など、インナーイヤーフォンは特に極端に相性も好みも分かれる品であることは改めて記しておきますが、少なくとも私にとっては過去買った中でも最悪レベルの製品ということになります。
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購入金額
10,800円
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購入日
2008年10月28日
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購入場所
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