私自身はPowerPCアーキテクチャーの本体は持っていません。Intel Macであれば持っていますが、これはDDR3世代であり、SDRAMのSO-DIMMなどもちろん使いませんので。
アイ・オー・データ機器のパッケージ入りで、モジュール本体に貼られたシールにはMac OSのロゴまで入っているのですが、モジュール自体はSAMSUNG製であり、PC/AT互換機用と何も変わりはありません。
当時のSDRAM SO-DIMM 512MBとしては破格の安さであったので、とりあえず買ってから使い道を考えるという状態でした。
以前少し触れましたが、この時期にジャンク品のIBM ThinkPad X2xをかき集めて使える本体を作るという作業に凝っていまして、結果的にはそこで出来上がった本体の中で最も高性能だった、ThinkPad X24 2660-PJ2(Pentium III-M 1.13GHz)で使うことになりました。ThinkPad X2xのマザーボードは128MB分のメモリーをオンボードで実装していますので、このモジュールを利用することで搭載可能上限の640MBを搭載することになります。(以下のリンクはそれと同時に作ったThinkPad X22のものとなっています)
最近では以前ほど見かけなくなりましたが、この時期には「○○社製PC専用」と書かれた箱に入った汎用メモリーは結構売られていました。PC/AT互換機用であればある程度判別出来ても、Mac用と書かれるとわかりにくいということなのか、私も何度か「Macintosh対応」と書かれた汎用品パーツを格安で入手しています。
ThinkPad X22~24はチップセットがIntel 830MPであり、512MBモジュール2枚による1GBの搭載には対応出来る筈なのですが、結局後継シリーズのThinkPad X30になってから初めてメモリースロットが2つとなり、1GBの搭載が可能となっていました。この辺りは少々勿体ない設計だったなと思います。
いずれにしても1.13GHzのTualatinと、512MBの増設メモリーを備えたThinkPad X24は思いの外体感速度が優秀で、私の寝床用PCとして長く活躍しました。同じシリーズでPentium III-M 866MHz+メモリー384MBのThinkPad X23は割合早く陳腐化してしまったことを考えると、このメモリーの貢献度がそれだけ高かったということでしょう。
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購入金額
3,860円
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購入日
2006年09月30日
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購入場所
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