所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。多才な人物は平行して複数の創作活動をすることがありますが、時にその複数の路線を混ぜることがあります。2つの意味のPとして永く活動するクリエイターが、2つの路線を出逢わせた作品をご紹介します。
GYARI、旧名ココシアPこと、ココアシガレットP。
ボカロ黎明期から永く活動しているP。
以前はVOCALOIDの鏡音リンを中心「キャラ」として、彼女がピアニストとしてジャズを演奏するというていで楽曲を多くリリース、この路線でドンドン参加キャラを増やし、ドンドン曲を長くし、ついに1時間を超える楽曲
までたどり着いてこの方向性は一旦休止。
その後活動の方向性が二つに分かれる。
一つは、従前の路線をさらに進め、ヤマハ系人工歌声ソフトのVOCALOIDだけでなく、ナレーションソフトのVOICEROIDや、新世代の歌声合成ソフトSynthesizer V系も使った楽曲制作の「いわゆるボカロP」としての活動。
もう一つが、ゲーム系VTuberの配信を観るのが好きすぎて、自らゲーム系VTuberの“ママ”となり、活動を支え、グッズ制作などをプロデュースするというP活動。
この二つのP活動、ゲーム系VTuberの配信音声をコラージュして楽曲に仕立て直す
というような若干の交差はあったものの、ゲーム系VTuberは直接参加しているわけではなく、配信音声を音源サンプルとして使っただけで、ガッツリと組んだ作品ではなかった。
それが、AHS20周年(約半年遅れw)を記念して?、初めて完全に混じり合うことになる。その曲が「色彩の共鳴」。

「色彩の共鳴」が収められているDL本、色彩の共鳴 Download Contents Book
今までGYARI師が創って来た楽曲、もちろんガチ曲もあるのだが、最近は特にネタ曲の比率が高くなっていた。しかし、今回久しぶりのネタなしガチ曲。歌詞も全くネタに振った部分がなく、映像も曲も脅かし系?の演出もない。
複数人数で歌い上げるコーラスも厚い楽曲で、歌詞内容も♪時を越えてまた/笑い合えるように/みんなで/歌おう♪と高らかに歌い上げるもの。
映像も今までのキャラクター静止画・アニメ中心で、ときどき爆発エフェクト挿入というパターンではなく、写真をスライド式につかって、それに視覚効果と歌詞を入れたような造りで、より歌に集中させるような構成。
そして「2つの路線の交点」というのは、GYARI師が歌わせた人工歌声ソフトの歌唱と、彼がプロデュースしたゲーム系VTuber(VOMS Project)の歌唱が一つに収められ、一緒に聴けるから。

上がAHS Family、下がVOMS Projectの各6人
人工歌声ソフトの方は、「AHS Family」とされ、ヤマハ系のVOCALOIDよりも遙かに自然で、GYARI師が最近メインとしているソフト、Dreamtonics開発のSynthesizer V系のソフトが複数使われている。

今まで使用した宮舞モカやそら先生たちもいるが、今回初見のメンバー(ソフト)も。
使用ソフトのヴァージョンは全てSynthesizer V 2 AIで
・Synthesizer V 2 AI 弦巻マキ(元音声担当:声優 田中真奈美)
・Synthesizer V 2 AI 宮舞モカ(元音声担当:声優 峯田茉優)
・Synthesizer V 2 AI 桜乃そら(元音声担当:声優 井上喜久子)
・Synthesizer V 2 AI miki(元音声担当:アーティスト フルカワミキ)
・Synthesizer V 2 AI 氷山キヨテル(元音声担当:歌手 比山貴咏史)
・Synthesizer V 2 AI フリモメン(元音声担当:声優 古賀明)
・Synthesizer V 2 AI アンサンブルシリーズ vol.1:コーラス部分
となっていて、ヴォーカルが4名女声、2名男声+コーラスという布陣。
一方、 VOMS Projectの方は、2026年現在も活動している以下のVTuber。
・緋笠トモシカ(1期生♀)
・羽渦ミウネル(2期生♀)
・大門地リューゴン(2期生♂)
・善額サンパロー(3期生♂)
・植峰ノルジュ(3期生♀)
・未知又バトヤ(3期生♂)
・Synthesizer V 2 AI アンサンブルシリーズ vol.1:コーラス部分
となっていて、ヴォーカルは女声男声が半々+人工歌声でコーラスという布陣。
多少比率は違うものの6人の男女混声で、アレンジも誰かがメインヴォーカル、というよりは交互にメインを取り合う形。そして、メロディラインも単独歌唱よりは、男声女声のオクターヴユニゾンなど厚い感じになっている。
そして、特筆すべきはそんな個が目立つアレンジなのに、Synthesizer Vの人工歌声が、VTuber歌唱に負けていないこと。
いやむしろ、配信で特徴が出るように選ばれた?VOMS Projectメンバーの声の方が、いわゆる声優系というかVtuber系というか「創られた」声感があって、人工的な感じすらある。
逆に言うと、人工歌声ソフトもここまで来た、という感じで、比較して遜色ないというのが感慨深い。
今後、GYARI師の方向性がどうなっていくのかが、楽しみでもあり、怖くもある作品でした。
※ちな、次の大型同人イベントであるC108(2026年8月)は申込を忘れたようで動きはないはずw
ダウンロード内容
audioフォルダ
mp3_320kbps48kHzサブフォルダ
色彩の共鳴 - off vocal.mp3
色彩の共鳴 / Vo. AHS Family.mp3
色彩の共鳴 / Vo. VOMS Project.mp3
wav_24bit-48kHzサブフォルダ
色彩の共鳴 - off vocal.wav
色彩の共鳴 / Vo. AHS Family.wav
色彩の共鳴 / Vo. VOMS Project.wav
wav_32bit-48kHzサブフォルダ
色彩の共鳴 - off vocal - limiterOFF - chorusON.wav
色彩の共鳴 - off vocal - limiterOFF.wav
illustフォルダ
artwork_AHS-Family_1600pxg(冊子表紙データ《AHS Family名義》-1600×1600-)
artwork_VOMS-Project_1600px.png(冊子表紙データ《VOMS Project名義》-1600×1600-)
front-cover_B5size.png(冊子表紙データ-4299×4299)
keyvisual_AHS-Family.png(キービジュアル《AHS Family》-6000×4500-)
keyvisual_VOMS-Project.png(キービジュアル《VOMS Project》-6000×4500-)
thumbnail_1920x1080px_AHS-Family.png(動画サムネイル《AHS Family》-1920×1080-)
thumbnail_1920x1080px_VOMS-Project.png
(動画サムネイル《VOMS Project》-1920×1080-)
色彩の共鳴 Download Contents Book.pdf(紙の冊子全ページのpdfデータ)
movieフォルダ
色彩の共鳴 / Vo. AHS Family.mp4(YouTubeにも上げられている動画《AHS Family》)
色彩の共鳴 / Vo. VOMS Project.mp4(YouTubeにも上げられている動画《VOMS Project》)
「色彩の共鳴 / Vo. AHS Family」
「色彩の共鳴 / Vo. VOMS Project 」
人工歌声もついにここまで...
このDL本を持っていると、人工歌声ソフトのSynthesizer Vヴァージョン(AHS Family)とゲーム系VTuberヴァージョン(VOMS Project)がどちらも聴けるので、ネタに振っていない楽曲でも人工歌声ソフト版が充分鑑賞に堪える。しかもボカロジャンルという冠を被せなくても。
この進歩はスゴイ。
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購入金額
1,000円
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購入日
2026年04月26日
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購入場所
M3春2026

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