レビューメディア「ジグソー」

帰ってきたAthlon

 

 

"AMD Athlon"それはかつて"intel Pentium"とともにギガヘルツ時代の到来を迎えたAMDとintelの両社が誇るハイエンドCPUの名称。

…だったのは昔の話で現在はローエンドモデルとしてひっそりと生き延びています。

尚、ローエンド帯に移ってからもライバルだったPentiumは2022年に登場したG7400を最後に滅びました。

(intel 300に転生してさらにひっそりしています)

 

今回紹介するAthlon 3000Gは元々はG7400よりも前の2019年に発売したモデルで既に終売となっていたのですが、2025年に6000円弱という圧倒的な低価格を武器に再び市場に帰ってきました。

そして、2026年現在は3000円台という衝撃的な安さで販売されています。

 

 

付属品はエンブレムシールとCPUクーラーで特に変わっていることはありませんね。

ただ、このCPUクーラーが現在販売されている3000Gの特徴でもあります。

 

  

なんとこんな低価格CPUであるにもかかわらずRyzenの低発熱モデルと同じwraith stealthクーラーが付属しています。

2019年に発売された当初はAthlon 200シリーズやFX8320Eなどに付属していたものと同じ超小型のクリップ式クーラーだったのでここは進化だと思います。

ただ、このクーラーを採用していたのがAthlonだけになっていたので新しく作るくらいならRyzen用に作っているクーラーを流用した方がよいから変更になったものと思います。推測ですが。

 

 

今回はRyzen3 1200からの載せ替えですが、面倒なのでクーラーはFX8320Eのものをそのまま使いました。

上の写真ではHD7770が着いたままになっていますが、3000GはAPUなのでGPUなしでも画面出力できます。

 

更新: 2026/05/10
使用感

中身は発売当時のままなので性能は最低限

今更ですが、Athlon 3000Gの主な仕様です。

  

 コア/スレッド:2C/4T

 基本クロック :3.5GHz

 ターボクロック:ないよっ!ブーストなんてないよ!

 GPU:Radeon Vega3

 TDP:35W

 

2コア4スレッドというPentium Dと同じコア数です。昔のCore i3やモバイルCore i5/i7も同じコア数でしたね。

 

久しぶりのCPUの記事ですが、いつもどおりのCinebench R15を実施してみました。

このベンチマークはRyzenが強い傾向がある上に古いソフトなので今となっては適切ではありませんね。……いや、3000Gは中身は古いから適切かも?

 

ベンチマークの結果は下記の通りです。

シングルスレッド:130cb

マルチスレッド :379cb

 

最近はRyzen7 5700Xとか9800X3D、Core i7 13700Fみたいなメニーコアばかり触ってきたのでここまで低いスコアは久しぶりに見ました。

 

 

グラフ見にくくて申し訳ないのですが、真ん中あたりの赤塗のやつが3000Gです。

なんと、Athlon 220GEより微増した程度の性能です。

既に販売終了しているPentium G7400には手も足も出ない惨状ですが、3000Gは2025年に新発売とはいえ中身は2019年当時と何ら変わっていないので当然ともいえます。

直接比較するのであれば当時のライバルであるPentium G5400が適切かもしれませんね。

 

 

本来はこのような使い方をするものではないのですが、一応我が家スタンダードのブループロトコルベンチマークを実施してみました。(スターレゾナンスでなくサービス終了してる方)

設定は無理だとわかっていますが4K最高設定です。

結果は236と非常に低いのですが完走できただけ偉いです。

HD7770で試そうとしたら4Kでは途中でエラーとなり完走できませんでした。

 

 

Atrhlon 3000Gの内蔵GPUはVega3、高解像度ではCPUよりもGPUがボトルネックになると思うので同じVegaシリーズの頂点であるVega64を召喚しました。7年ぶりの登場です。

 

  

結果としてはこの始末☆

途中で落ちてしまい完走することができませんでした。

というのもこのVega64は購入して1年少し経ったあたりから高負荷時に落ちる現象が起きたので置き換えたということを忘れていました。

すぐ使えるGPUが他にないのでゲームベンチマークはここで終了です。

もっとも、ゲームに使うようなCPUではないのであまり問題にはなりませんね。

 

ちなみにこのVega64はMSIのAir Boostなのですが、さらに昔使っていたMSIのGTX1080 Armorも同じように壊れたのでこのVega64以来MSIの製品は買わなくなりました。

更新: 2026/05/09
総評

Windows11対応CPU最廉価モデルとしての価値はそれなりにある

 

久しぶりのCPU記事なのでなんだかグダグダになってしまいましたが、intelにしてもAMDにしてもローエンドモデルは数年前で時が止まっている現状です。

ですが、だからと言ってSocketA時代のSempronやSocket478時代のCeleron Dのように実用するのに問題があるような性能ではありません。

悪く言うと時が止まっているのですが、よく言うとローエンドモデルに求められる性能はこの時点で達成しているとも言えます。

また、モデルライフが長いおかげで圧倒的な低価格を実現しています。

市場に出回っているはWindows11に正式対応しているCPUの中ではもっとも安いモデルとなっています。

安いだけでなくTDP35Wと非常に発熱が少なく消費電力も少ないので用途に合った事務作業や動画視聴、ファイルサーバーなどとして使うことで輝くと思います。

 

今回はあまりにも安かったのでおもちゃとして購入しましたが、G7400が「最後のPentium」になったように3000Gも「最後のAthlon」になってしまうかもしれません。

  • 購入金額

    3,580円

  • 購入日

    2026年05月09日

  • 購入場所

    パソコン工房

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