レビューメディア「ジグソー」

形ないものを形あるものに

The Heart of A・R・T。

cybercatお気に入りのアート。

 

「ホンモノ」のアートに触れる、というのは、以前は版画やシルクスクリーンのような複数「ホンモノ」が作成できる作品であっても、実物が必要だった。

 

それが、今般デジタルツールを使用した作品が多くなってきたのもあり、「ホンモノ」に形がない=デジタルデータが「ホンモノ」という事も多くなってきた。

 

特にネット経由で絵師様にイラストをお願いした場合は、デジタルデータが納品物なのが基本。

 

それらの作品を、PCやスマホの壁紙などにして折に触れて愛でることは出来ても、常に表示し続けていつでも見られるようにするのは運用上ムズカシイ。

 

デジタルフォトフレームのような絵を表示することに特化したアイテムを使った場合は、それが叶うが、今度は十分な大きさで鑑賞するにはかなりの投資をかけなければならない。

 

そんな「所有する歓び」が希薄になりがちのデジタルアートに対するひとつの解。

 

サイトに登録している自分の気に入ったアーティスト(絵に限らず、音楽やボイスもあり)に、メールで依頼を送り、それをアーティストさん側が受諾すれば、リテイク不可のお任せ納品という制約はあるものの、安価にアーティストさんの作品が手に入る“skeb”というサービスがある。

 

このサービス、自分もいくつか依頼して創作していただいたが、イラストにしろ、動画にしろ、音楽にしろ、ヴォイスにしろ、デジタルデータが正納品物。

 

ただ、それら美麗なイラストを鑑賞するには、PCやスマホをいちいち立ち上げなければならない。

 

そんなデジタルアートをいつでも鑑賞できるようにするサービスがskebには用意されている。

 

印刷してお届け

 

データで納品されたイラストを、高品位に印刷して、実物として届けるサービス。

 

出力形式は4種。比較的安価な吸着ポスターやタペストリーに加えて、光沢フォトペーパーに印刷してからの額装(額装の種類は2素材3種:ウッドフレームとアルミフレームがあり、後者の形状にラウンドタイプとエッジの立ったシャープなタイプがある)、そしてアクリルマウント。

 

このアルクリルマウント、3mmもしくは5mmの合成樹脂製のアクリルマウント専用紙(厚さは大きさによって異なる)に印刷後、アルミもしくは木製の吊り枠(素材は作品の大きさによる)を付けて完成させるアート。

 

デジタルデータで作成したアート作品を、キャンバス地の素材にプリントして、あえて「絵画風」にする場合もあるが、本来デジタルデータアートのほとんどはディスプレイで表示させて制作されているはず。その場合透明感があるアクリル板への印刷はとても相性が良い。

 

そしてこのサービスの秀逸なところは、他の素材への印刷も含めて「定型サイズがない」ということ。元がデジタルデータだけに、A版B版などに使われる1:√2やディスプレイに設定がある4:3、19:6、5:4などの定形のサイズに限らないこと。いままで、skebで数多く作品を依頼してきたが、「FHDサイズ横型で」などと指定をしなかった場合、実に自由な?サイズで納品される。

 

今までサイズを指定せず依頼したものも、4400×2475(以下全てピクセル)や1920×1080といった16:9、4677×3307、4093×2894、3508×2480といった√2:1、4861×4861や1000×1000といった正方形などの「定形」納品もあるものの、それらに該当しないものが実に多い。3000×2000などと簡単に割り切れるものだけではなく、3384×2263、5560×3872、4179×2914、4013×2894など実に節操のn..多彩なサイズで納品される。

 

それらが定形サイズにトリミングされることなく、そのまま「形」に出来るサービスが「印刷してお届け」。

 

そのサービスが「初回注文で25%割引」というキャンペーンが2025年11月におこなわれた。そのため、以前眠木める先生(@Nemurikomeru)に描いていただいた絵をアクリルマウント化することにした。

 

この4372×2384ピクセルで納品されたイラストは、デフォルトサイズが横420x縦226mm。そしてこの絵に対して「印刷してお届け」で選べるサイズは、188mmx100mmから1030mmx559mmまで。やや細長い8インチタブくらいの大きさから、実に横1mを超えるサイズまで対応可能なわけ。

 

当然大きなサイズの方が高額になるし、さすがに1mを超えるサイズの絵を飾るスペースを捻出するのも大変なので、やや小さなサイズにしたが、このサービス、サイズと価格の関係が直線状ではなく、階段状なため、出来上がりサイズを1cm刻みで動かしながら試算させ、「階段」を昇る一歩手前で依頼したところ、515mm×278mmの出来上がりサイズになった(「階段」は複数段あるので、価格22,000円での最奥←これが25%オフで16,500円)。

 

3週間ほどで納品されたのがこちら。

実物はもう少し透明度が高いが、映り込みを避ける照明の関係上少しくすんでいる
実物はもう少し透明度が高いが、映り込みを避ける照明の関係上、少しくすんでいる

 

515mm×278mmと2:1に近い縦横比なので横長だが、バランスは良い
515mm×278mmと2:1に近い縦横比なので横長だが、バランスは良い

 

反射を避けるため、照明を落として撮ったので実物より彩度が低い感じになってしまった...
反射を避けるため、照明を落として撮ったので実物より彩度が低い感じになってしまった...

 

(写していないが)額装された版画などを購入したときに入ってくるような、しっかりとした箱に入って、さらにその箱一杯の大きさの段ボールとプチプチでくるまれたアクリルマウントが輸送用ラップで固定された状態で納品される。さらに段ボール側に伏せられたアクリルマウントのイラスト面には薄い発泡ポリエチレンシートが挟んであり、輸送時の破損や揺れによる擦り傷防止対策は万全。

 

裏側には、イラストが描かれたアクリルボードより二回り小さい吊り枠があり、それにすでに吊り紐が渡してある。

裏はこんな感じになっているので、「しなり」などはない
裏はこんな感じになっているので、「しなり」などはない

 

大きさ比較にコミックスを並べてみた
大きさ比較にコミックスを並べてみた

 

印刷は自発光するディスプレイの印象よりやや暗めにはなるが、色彩のバランスは完璧(写真は反射で余計なモノが写り込まないように照明や角度に制限があるので、実物はもっと美しい)。

 

これは満足度が高いサービスだった。自身がskebで依頼した絵であれば元絵して使えるので、その範囲内であれば好きな絵が使える。やはり気に入ったイラストを、PCやスマホなどを立ち上げないでも、いつでも鑑賞できるのはうれしいね。

 

【仕様】

サイズ:515mm × 278mm(本作品の場合)

更新: 2026/01/10
満足度

デジタル(データ)⇒アナログ(モノ)への変換

画面を通したデジタルの透明感も良いモノだが、モノとして存在しているとすごく満足度が高い。

  • 購入金額

    16,500円

  • 購入日

    2025年11月30日

  • 購入場所

    skeb

9人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから