私が初めて導入したNASは、QNAPの当時のローエンドモデル、TS-212Pというモデルでした。当時はあくまでWindowsのファイルサーバーがメインで、NASはRAID1でデータを保管するのが主目的という位置付けでしたので、特に上位製品は必要ないと思っていたのです。このTS-212PにはTOSHIBA MD04ACA300という3TB HDDを2台搭載してRAID1で動作させていて、丁度10年前から使い続けていて未だにトラブル知らずという安定ぶりです。
ただ、さすがに10年使い続けたものがいつまでも安定動作するかといわれると少々疑問です。現在ではメイン級のNASとしてSynology DS918+を運用しているのでTS-212Pの重要度はやや下がっているのですが、Dropboxの削除済みファイルなどはTS-212Pにしかなく、そろそろ後継環境を作らなければいけないとは思っていました。今まで手を付けていなかったのは単に予算不足であったというだけの理由です。
TS-212Pは、その次に導入したSynology DS713+を使ってみての結論として、出来ればNASは4ベイ以上欲しいなと思うようになりました。HDDが2台しか搭載できないと自動的にRAID1を選択することになってしまうのですが、4台あればもう少し柔軟に運用できます。DS918+は当初DS713+からそのままディスクを移行してRAID1で動かしていたものを、現在はSHR(Synology Hybrid RAID)に変換して、構築した環境を維持したままそこそこの容量を持たせることが出来ていますからね。
TS-212Pの更新についてはDS713+→DS918+の移行とは異なり、HDDは新しいNASには移行せず、新たに環境を構築するつもりでいました。新しいNASがQNAPであれば直接の移行も可能ではあるのですが、さすがに10年間連続運用していたものを再利用することは想定できません。そうなると8TB以上のHDD複数台+4ベイクラスのNASということで確実に10万円以上かかりますからね。
そのためいい加減何とかしなければと思っていてもなかなか実行に移せなかったわけですが、昨年末秋葉原のPC販売店オリオスペックで時々開催されるNASアウトレット市に行ったことで、そこそこの性能を持った4ベイNASを格安に入手することが出来たため、念願叶って更新を実行することが出来ました。
実は今回のアウトレットは販売台数が少ない一方で購入希望者が過去最高レベルに集まってしまい、極めて競争率の高いセールでした。前回開催されたときには今回よりも遙かに多くの台数が用意されていても何も買えなかっただけに、今回はさすがに無理だろうと思っていたのです。オリオスペックの販売方法は少々変わっていて、指定された時間帯に購入希望者に列を作らせ、列の代表者にじゃんけんをさせ、勝った代表者の列からくじを引き、番号が書いてあればそれが購入可能順、番号がなければ購入できないというシステムとなっています。今回はラックマウントNASが中心で、一般的な形状のNASは5台程度しかありませんでした。NAS以外にも10Gbps8ポートのネットワークスイッチなども少しだけありましたが…。
この日私が引いたくじは6番で、何かは買えるが希望のものが買えるかどうかは微妙というところでしたが、私の前に購入された方はTVS-872XT-i7-16G(\44,000)を除き、何とラックマウントNAS(3名)と10Gbpsスイッチで、このTS-462-4G(\22,000)が買える状態でした。ということでこれを有難く購入してきたわけです。まあ、TVS-872XTが残っていれば間違いなくそちらにしていましたけどね…。
価格からすれば文句ない内容
今回のセール品は基本的に展示品上がりまたは修理上がり品ということで、一応8日間の保証は付いていました。ただ年末年始は時間が取れず保証期間が迫っていましたので、取り敢えず開封してHDDを1台だけ組み込み、最低限の動作を確認してみます。
ちなみに箱や付属品はきちんと付いていました。
QNAPのNASはこのクラス以上であればPCI Expressスロットで機能を拡張できるのが有難いところです。TS-462-4Gは2.5Gbps対応ですが、PCI ExpressスロットにNICを装着することで10Gbpsにも対応させることが出来ます。クラス的に近いSynology DS918+が1Gbps止まりで拡張も不可ということと比較すると明らかに将来性では有利です。
なお、TS-462-4Gという型番の通り、メーカーの公称スペックではRAMは4GB固定ということになっていますが、実際には無印のTS-462と同様にDDR4 SODIMMスロットが用意されていて、4Gモデルでは4GB SODIMMが1枚だけささっていて剥がすと保証がなくなる封印シールが貼られているだけです。もう一方のスロットは普通に空いていますし、RAMの増設は問題なく可能なはずです。
動作確認時は取り敢えずWestern Digital WD Red WD80EFAXを装着して、ある程度環境を構築したところでSeagate IronWolf ST8000VN0022を追加し、現在はRAID1となっています。
他にストックしていた8TB HDDは全てWD Blue WD80EAAZなので、取り敢えずPC用の予備として確保することを優先して今回は使っていません。
TS-462-4Gの役目としては、現在TS-212Pが務めているDropboxの同期バックアップと削除済みファイルの保管、そしてメインPCのドキュメント類の自動バックアップ、通常の共有ストレージ程度ですが、もう一つ現在DS918+で行っている監視カメラ映像の管理と保存をこちらに移したいと思っていました。SynologyのSurveillance Stationは十分良く出来ているのですが、追加ライセンス無しでは2台のカメラしか使うことが出来ません、QNAPはQNAPアカウントを作成すれば最初から8台分のライセンスが付与されるのです。今後の増設等も考えるとQNAPに移行したいと以前から思っていたのです。
それ以外のNASの仕事は当面DS918+が引き続き担当しますので、TS-462-4Gは当面このままRAID1運用でも良いかなと思っています。HDDの価格が急に高騰してしまいましたので、8TBクラスのNAS用なども気軽に買える金額ではなくなってしまいましたからね。HDDがより増えたら一部iSCSIターゲットとして使っても良いのですが。
これ以外の用途については対応アプリケーションを提供する「App Center」で何処まで使うかを吟味している状態です。
TS-212Pはハードウェア的に非力でしたのであまり何かの機能を追加しようという気分にはならなかったのですが、TS-462-4Gはそこそこ余裕がありますので、何かしら活用する手段を見つけられれば良いのですが、これはボチボチ検討していこうと思います。
今回はこの仕様のNASとしては安かったので、あまり下調べせずに買ってしまったのですが、TS-212Pとは価格帯も違えば登場時期も違いますので、活用できる幅は大きくなりそうと期待しています。
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購入金額
22,000円
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購入日
2025年12月27日
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購入場所
OLIOSPEC








まこりんさん
3日前
これ買いに行ったんですね~。
僕も行こうと思ったけど当日は結構寒かったので断念しちゃいました。
jive9821さん
2日前
実は私も直前まで行くのをやめようかと思っていたのですが、アメ横で新年用品を買ってこようという話になったので、それならばとついでに寄った結果でした。
当日は秋葉原に車を置いてオリオスペックでTS-462を買った後、それを抱えたままお茶の水のオーディオユニオンに行き、そこから電車で上野まで行ってアメ横で買い物をして、NASと食料を抱えて秋葉原まで徒歩で戻るという流れでした。後で考えると腕に良くなかったかも…。