BEEP on USB Ver1.0a

合同会社プリオリスが作成しているUSBドングルのようなものです。

中身は本体と回路図のようなものだけです。

電子回路は専門外なのでよくわかりませんが寸法が書いてあるみたいです。

USBフラッシュメモリよりもコンパクトです。

しかし、これはUSBメモリでもBluetoothレシーバーでもありません。

できることはただ一つ。

ピポります。

そう、ピポります。それだけです。

通電と同時にどこか懐かしい 2kHz と 1kHz の音を順番に鳴らすためだけの装置です。

ただのビープ音ですが、そこにはかつて国民機と呼ばれていたPC98シリーズの存在した証があります。

とまぁ、数年前に存在した「国民機起動音発生装置 PiPo」のUSBバージョンのようなものです。

実のところ筆者はPC9821の全盛期は知らないのですが、昔貰ったNr13とNw150(現在はNr13はFDD故障、Nw150は液晶＆FDD故障)から聞こえたPC98シリーズ特有のピポ音が忘れられずにいたのですが、先述の「国民機起動音発生装置 PiPo」は半田を使う必要があったりと電子工作が完全に専門外の筆者にはハードルが高く指をくわえて紹介記事などをみていました。

そんななかUSBバージョンの存在をつい最近知り、本能の赴くままに購入に至ったわけです。

背面にある可変抵抗を操作することで音量とピポの速度を調整することができます。

画像の右が音量で、左が速度です。

ただ、搭載している圧電スピーカの音量が小さくデスクトップで使う場合には最大に設定しないと聞こえないかもしれません。※動画では仮設でWiiUに搭載しています

常時通電でないという条件はありますが、USBを搭載している機器であればPC以外にも何にでも搭載できます。試しにBRAVIAに着けたらちゃんとピポりました。

筆者が所有しているNr13と比較すると音色が違うのですが、雰囲気は味わえるので個人的には買ってよかったと思っています。

そして、今回は家電のケンちゃんにて購入したのですが本製品以外にもクセの強い(誉め言葉)な品揃えでとても面白い店でした。

…セガサターンのマルコンも置いてたからナイツやるためにそのうち買いたいかな。