『ストリートファイター6』の人気に押されて、久々にQanba EVO Droneという古いアケコンを引っ張り出してみたのですが、相変わらず腕はほんとにダメで全然勝てず。
そんななか、コントローラーに関するプロの動画を見ていて、レバーやボタン交換でも操作はかなり変わると知りました。
このアケコンはレバーが三和電子製に交換されている特別版なので(通常版はQanba純正レバー)、ゲーセンと変わらない操作感にはなっているはずですが、もしかしたら変わることもあるかも…と興味本位でレバーを変えてみました。
交換したのは、三和電子の最新モデル「JLX-TPML-8YT-SK-DB」というレバー。静音設計な上に、スイッチを可変できるという、結構お高いパーツです。
今回のポイントとしては、
・交換の手間はどれくらいか
・入力の速さ、正確性はどれくらい変わるか
をチェックしていきたいと思います。
公式サイトじゃないから仕方ない、という梱包
購入したのはAmazon。三和電子の公式ECもあるものの、肝心の製品は売っておらずグッズ類のみ。
おそらく代理店に卸してそちらから販売するのが商流になっているんでしょう。メーカーとして販売店相手に直播できないということもありそう。
届いた梱包はこちら。右がレバーです(左はセイミツ製レバーに変えるためのケーブル。こちらはまた後日)。
レバーが押し込まれたまま(上下左右のいずれかに傾いたり)だったりはしなかったので、自分としては特に気にはしませんが、もうちょっと梱包の仕方はあるだろう、とは思います。
実際にセットしてからでないと操作感はわからないですが、音に関しては少しカチカチさせただけで段違い。三和電子のレバーにはオムロン製スイッチが付いているのですが、そのカチカチ音がほとんどありません。「静音」はほんとでした。
ドライバーひとつで簡単交換。よりこだわったカスタマイズも
交換自体はとても簡単。特にこのQanba EVO Droneは最初から三和電子製レバーなので、端子などもそのまま使えてしまいます。
天板は背面のネジを6つ外せば外れます。レバーのボールがつっかえるのですが、レバー裏に小さなフタがあり、それを外して、レバーの下端をマイナスドライバーで抑えたままボールを回せばボールが外れます。
開けるとこんな感じ。上にあるのが天板側で8つボタンが付いています。下が底面側で、レバーはこちらにねじ止めされているだけです。
四隅のネジと、接続ケーブルを外すだけ。手で持っているのはUSBケーブルで、ここも基盤につながっています。
同じメーカーなので大きな違いはありませんが、左が旧モデルで右が交換するモデル。微妙に背面のガイドとかも変わっています。スイッチの色も違います。
一番大きな違いはこの黄色いパーツ。スイッチになっていて、中央の|の部分をマイナスドライバーなどで傾けると、左に2段階でより反応が早く、右に2段階でより遅くなります。しかもこのスイッチ、上下左右の4つのスイッチそれぞれに付いています。
普通に考えれば上下左右を別々に変更する必要などなさそうですが、『スト6』で言えば前後にレバーを2回入れる「ドライブラッシュ」は出しやすく、他は暴発しないように遅くする、といった設定もできなくはないです。どれくらい違うのかはまだわからないので、とりあえずはデフォルト値でしばらくなれた上でいじってみたいと思います。いじれる場所があるというだけでもワクワクしますね。
もうひとつ、背面のガイドについても、変更することでレバーの入り方を制御することができます。昔のゲーセンで言えば、上下のみ、左右のみに制限することも物理的にできますし、8角形で全体的に入りやすくするといったカスタマイズパーツもあったりします。
驚くべき精度! ただし旧パーツの経年劣化のせいかも……
交換を終えて、とりあえず操作感を試してみました。
波動拳(↓↘︎→)を打ってみると、驚くほどに方向キーが揃ってます。意識もしてますが、以前はこんなに正確にはなりませんでした。下から順に入力キーが表示されて、右の数値は入力フレーム数です。正直、この結果には驚愕しました。
あまりにも楽しくて画面も撮っていませんが、これで「コンボトライアル」という難しいコンボをやってみたところ、いままで出せなかったコマンドがかなりの精度で出せるようになりました。
どれだけ練習してもうまくいかなかったものが、レバー交換だけでここまで改善されるとは、ただただ驚きです。
ちなみに試してみたコマンドは、
・昇竜拳(→↓↘︎)
・1回転投げ(→↘︎↓↙︎←↖︎) ※1回転と言いつつ、ここまでの入力でOK
・SA(↓↘︎→↓↘︎→)
・昇竜拳キャンセルSA(→↓↘︎>↓↘︎→) ※本来は昇竜拳の後に波動拳x2ですが、キャンセルの場合は昇竜拳を出して当たっているうちに波動拳を打つだけで出せます
といったもので、特に最後のやつは本当に苦手だったのですが、かなりコツがつかめてきました。
あらためてもう少し難しい入力の画面も撮って載せたいと思います。
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購入金額
6,200円
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購入日
2025年09月30日
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購入場所
Amazon








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