先日造った趣味の名刺、

持ち運ぶ時に流石に抜き身では折れてしまう危険性もある。

ただ、名刺がビジネス用の名刺のようにケースや紙箱に収められて納品されたわけではなく、（少量生産だったからかも知れないが）ビニール袋入りだったので、さすがに人前でビニール袋から出して渡すわけにもいかない。

いや、それ以上に、今回一方的な名刺「配布」ではなく、「交換」になる可能性も高かったので（実際渡した枚数に近い枚数をいただいた）、受け取った名刺をビニール袋に入れて持ち帰るのも失礼だし、それこそ折れたり角が丸まったりして傷つきそう。

まぁ、会社名刺で使っている名刺入れはあるので、それから会社用名刺を抜いて入れ替えて持っていっても良かったのだが、会社用名刺入れはかなり年季の入った革製の色気がないもの。

一方、革製なので「明確な収納可能枚数上限」がなく、多少膨らんでも良いならかなりの枚数収納できるのは良いところ。ただ、硬いものではないので、満パンまで収納すると名刺が反り気味になる危険性もある。

今回のイベントは名刺を渡す相手は最大で10名少々。一方ジャンル？的に、いただく名刺は凝ったものが来そうな予感。そういう名刺を、くたびれた会社用名刺入れに入れるのもナー．．．ということで、名刺入れを新調することにした。

要件は

・取りあえず趣味用で常用ではないので、安価なもの

・かと言ってあまりに安っぽい、合皮感丸出し．．．というのは避けたい

・収納枚数は20～30程度は行きたい（スタイリッシュに振りすぎて薄すぎるのは不可）

・いただいた名刺を持ち帰る際にも使うので、しっかりしたもの

．．．といった感じ。

これらのことから、革製（合皮製含む）によくある「芯」がないタイプではなく、きちんと？フレームがあるタイプにすることにした。

その中でも、本を開く方向に「開ける」タイプの金属製名刺入れは、いただいた名刺との入れ替えがしづらいので却下（実はこのタイプ、円盤の店頭予約特典でいただいたことがあるので知っている）。このタイプ、全面金属でスタイリッシュなのも多いが、使ってみると意外に不便。名刺を受け取った場合、自分の名刺をどけて下にいただいた名刺を仕込み直すか、自分の名刺が出しづらくなることをガマンして、一番上に置くか。

応接室や会議室などを使った面会・ミーティングなどで、複数の人と一度に名刺交換し、面談中には机上に名刺を展開しておき、終了時に一度に片付けて退出する．．．というようなシチュエーションなら問題ないが、時間差で来た人と一枚ずつ交換する．．．つまり差し出す名刺もいただく名刺も一枚ずつ時間差で出す/来るというパターンだと、自分の名刺との入れ替えが発生する。

そのため、横から入れられるスリット型を選択。

この「横」だが、革製の名刺入れに多い長辺側から入れるタイプと、もう一つ短辺側から入れるタイプがある。

この短辺側から入れるタイプ、革製のヤツだとsuicaケースのような薄いタイプが多いけれど、金属や樹脂を使ったタイプはソコソコの厚さがあるものがある。

その中から選んだのが、MaxGearのカードホルダー。

紙箱に入っていた

フェイクだけど結構質の高いカーボン柄

裏側は一面カーボン柄

気に入ったのが、20枚ほど入る収納容量と、ケースの「ふた」の固定がマグネット式ということ。

名刺ケースの「ふた」部分と名刺が入る本体部分の固定は、

・革製のものに多い「そもそも固定がない（折りたたんだだけ）」

・革製に多い「差し込み式」

・ゴムのようなものでまとめる「バンド式」

・財布の一部にもあるような「ホック式」

・金属式のものに多い「バックル式」

・金属式のものに多い「マグネット式」

あたりか。

ま、定格容量で使う分には優劣はあまりないのだが、固定なしやマグネット式はたくさん入れると破裂する。一方、差し込み機構があるものやホック方式に関しては、固定部分がポケットやカバンの隙間に滑り込ませるのには引っかかる場合もある。

今回は、パンパンに入れる予定ではなく、機材の隙間に入れて移動したかったこともあり、「しっかりとガワがあり、いただいたものを損なわない金属ケースで、隙間に入れやすい出っ張りがないマグネット式」にすることにした。

．．．で、結構このタイプ選択肢が多い。

価格的には1,000円以下から、上は5,000円を超えるものまで。

ただスタイルは結構似たり寄ったりで、金属フレームの見栄えを良くするため、表面は合皮貼りのものが多い。

ただ自分が「ザ・合皮」という感じのものが嫌いなので、そうではないもので、しかも趣味用であまり回数使わないものなので安いもの．．．と探していたところカーボン柄を見つけた。

ま、リアルカーボンではなく、フェイクカーボンなのだが、結構よい風合い（に画面では見える）。

それでいて安い。

かの国製品にありがちの、ほぼ金型は同じと思えるものが複数の販売元からリリースされているパターンだったのだが、600～1,000円台前半といった感じ。一部の最低価格帯のものは送料別だったり、納期がすごく長かったのでパスして、イベントまで日数もなかったので、無料翌日配送が確実なものから選んだのが、MaxGearのカードホルダーだったわけ。

マグネットは結構強力できちんと閉まるし、PUレザーの表面加工とは思えない程、カーボン柄もいい雰囲気。

動かない部分はステンレスの「曲げフレーム」で処理は価格なり。

ちょっと、金属部分（ステンレス）の面取が価格なりで、切り口が粗い部分があるが、1,000円以下のものとすれば充分。

収納容量としては今回の趣味用名刺だと22枚くらい。ソコソコしっかりした用紙（170kg）で50枚刷って、半分（25枚）は入らなかった。

こんな感じで無事使えた。いただいた名刺も入れやすく、自分のものも取り出しやすい。

使って見るとマグネット式の利便性とスリムさで使いやすい。また、凝ったパターンが多くて厚めになりがちの趣味用名刺、いただいたものも折らずに持ち帰ることが出来た。

短時間使った結果は文句なし。あとは耐久性かな．．．多くても年数度しか使わないだろうから、5年くらい保ってくれれば御の字なんだけど．．．．

【仕様】

サイズ：9.4cm×5.8cm×1.5cm

重さ：50g

収納容量：15～20枚

材質：ステンレス・PUレザー