三島屋変調百物語シリーズ九巻目。
今回も4本のお話が収められています。
不思議な人形のお話。
何かを創り出す人間にとって、希望なのか、悪夢なのかというお話。
ヒトとは、人間とは、何であるのか考えさせられるようなお話。
そして、表題のお話。
ネタバレはあまり無いように書きますと、とても辛い、凄惨なお話ではあるのですが、落着は優しい気持ちになれるお話です。
あんじゅうのアレにも似た何とも言えない存在の登場が和みます。
そんな場面ではないのですけれども。
きゅう、きゅうという鳴き声に癒されます。
そして、幕間で、お勝さんの昔話が出てきます。
しかし、それは、人の心の恐ろしさを思い知らさせるような出来事で。
やはり、このシリーズのリズムはとても好きですね。
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購入金額
1,078円
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購入日
2025年06月頃
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購入場所
楽天ブックス
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