取りあえず今回のPC復旧&刷新の最後のパーツ。
グラフィックボードの搭載GPUをNVIDIA GTX 1080⇒RTX 4070
に出来たため、(レイトレーシング機能はあまり自分の用途では使わないかもしれないが)AI性能も大幅に向上したので(AI機能特化コアなし⇒AI用第4世代Tensorコア 184基 466AI TOPS)、少なくともあと5年ほどは闘えそうな形になった。
一方、GTX 1080からRTX 4070になったことによって、TDPは180Wから200Wへとわずかながら上がってしまった。プロセスは16nmから5nm(4N)に大きく微細化が進んだとはいえ、ダイサイズは314mm²⇒295 mm²と大して変わらない(むしろやや小さい)サイズに、GTX 1080の72億に対して5倍近い358億のトランジスタを詰め込んでいるので、ま、ある意味当然か。
TDPが1割以上上がったので、電力消費も上がりそうなRTX 4070、しかし意外なことに電源供給ラインはむしろGTX 1080より少なくてすむ。
以前使っていたmsi GeForce GTX 1080 GAMING X 8G
の必要補助電源は、PCIe8ピン+6ピン。
一方、Yeston Sakura Nvidia GeForce RTX 4070はPCIe8ピン1口にまとめられている。
ただ、それで電源線の取りまわしが良くなったか...というと実はそんなことはない。
GTX 1080のは2口とは言うものの、無理させなければ先頭二股タイプのケーブル1本で賄えるので、電源線が必ず2本必要だったわけではない。またグラフィックボードの補助電源ポートが、ボードの端(HDMIなどのポートがあるバックパネルの逆側に近い端)にあるので、そこから出した1本の補助電源線は、広大な裏配線スペースを持つCORSAIR Carbide Air 540
のM/B固定位置の脇にある配線ホールにすぐたくし込める。そのため、ケーブルの取りまわしに苦労することはなかった。
一方、RTX 4070は(Yestonに限らず)ボードの中央あたり=M/Bの対応位置としては「ど真ん中」に補助電源ポートがあるため、裏配線側に逃がすのであれば、M/Bのいずれかの端までケーブルを延ばさなければならず「横切る線」の処理(見栄えや固定)が大変。
GTX 1080に使っていた補助電源ケーブルをそのまま流用してつなぐと、もちろん問題なく動作はするものの...
・8ピン1口で済むとは言え、 電源付属のケーブルは先が二股のタイプなので、1本線が余る
・ボードの中央部分にポートがあるので、そこから垂れ下がるケーブルのマネジメントが難しい
・今回のボードがホワイト基調なので、真ん中前面を横切る黒い電源付属ケーブルがめざわり
という問題が起きる。
黒なので悪目立ち度は大きくはないが、よくみるとショボさが...
寄るとよく判る。コネクタの位置的にライティングを一部遮るのは仕方ないにしても...
...少なくとも、このだらんとした使わない二股部分をなんとかしたい。
すべて「美観」にかかわる問題であり、今までの「電源付属の黒い」「先端二股になっていて一口余ってしまう」「クセがつけづらくて、形が“キメ”づらい」PCIe補助電源線をつないでも、機能的には問題ないのだが、せっかく色白の嫁ができたのに、そのどてっ腹に、使わない一口(6+2ピン)がだらんと垂れ下がった黒い電源線を突っ込むというのが、流石に忍びなく「白いPCIe8ピン電源線」を探すことにした。
今回必要なのは8ピンPCIe電源線1本。新規格の12VHPWRでもないので、そんなに苦労はしないだろう...と探し始めたら、意外にない。
・メインの24ピンやCPU補助電源含んだフルセット化粧ケーブルは結構ある
・単品売りにはPCIe8ピンケーブルは少ない(替えると印象の変化が大きい24ピンは多いが)
・たまにあっても、「コネクタ部分までフルホワイトの製品は少ない」(コネクタ部分は黒が多い)
・上記の条件を満たす数少ないケーブルは、送料込み1,000円を大きく超えて割高
という状況。
こちとら、そこそこ安価な「真っ白なPCIe8ピン電源ケーブルが1本」欲しいだけなのに、なかなかなかった。唯一見つけたものを即刻発注したが、当初一週間ほどだった納期の延期を繰り返し、一か月たっても届かない(結局2カ月弱かかった)。
いつまで経ってもPCのサイドパネルが閉められないのでしびれを切らして、他の電源ラインが無駄にはなるが、国内在庫があるものにクーポンが適用されて少し売価が下がったので、セット物を購入することにした。
AsiaHorseのPC用スリーブケーブルセット。セット内容は8(6+2)ピンPCIe(GPU用)補助電源ケーブル2本、8ピンCPU補助電源ケーブル1本、24ピンATX電源ケーブル1本。
クセが付けやすいケーブルとはいえ、初期状態がクセのないまっすぐな状態というのは良い。
選べる色はブラック、パープル、レッド、ホワイトと白雪姫。
白雪姫??
実はこのケーブルセットのホワイトとは「ケーブル部分は白いが、コネクタ部分は黒い」よくあるタイプ。一方、白雪姫はコネクタ部分含めて純白のタイプ。
今回グラボの中央に刺さる補助電源を悪目立ちさせたくないので、「白いコネクタ」のケーブルを探していた。そのため今回は白雪姫を選択。
あと今回のケーブルセットは「コーム付き」。最初コームってなんじゃらほい、と思っていたが、どうやら一本一本独立のタイプのスリーブケーブルを束ねるときに、コーム=櫛のようにケーブルに噛ませて使い、ケーブルのクセをつけやすくするもののよう。
これがコーム。1本あたり4個の勘定(PCIe電源線の2本には6ピン対応パーツもある)。
ケーブルは柔らかいが、その分曲げた形を「保つ」のがムズカシイ。
早速セットしてみた。
そうすると、このコームのありがたみがわかる。付属電源線によく採用されているケーブルが一枚の紙のようにくっ付いたフラットケーブルはクセは付けづらいが、一旦クセを付けるとその形を比較的よく保つ(急角度で折り曲げるなどは出来ないし、自重で垂れ下がってくるのを留めておくのはムズカシイが)。一方、一本一本独立タイプのスリーブケーブルは、急角度に曲げたり、ケースやボードに沿わせたりと言うことは比較的簡単にできるが、柔らかで一本一本独立しているのでその形を保っておくことが原則出来ない。それが、コームを噛ませると、ケーブルが横に動くのを大幅に妨げられるので、直角に近いカーブも形を保てるし、ケーブルをナナメに這わせるのも出来る(フラットケーブルだとナナメ配線は何処かが「余って」盛り上がるし、スリーブケーブルのコームなしだとばらついてまとまらない)。
白になってケーブル自体はむしろ目立つようになったけれど、マッチング↑↑
このケーブル色変更と、コームを使ったケーブルマネジメントで、かなり嫁が映えるようになったので、これは正解!
その後しばらく経って納期がクソ長かった単品8ピンスリーブケーブルが到着したけれど、すでにサイドパネルを閉めてしまったあとだったので、今のところそのまま。次回整備・清掃か換装などでパネル開けた時に比較してみたいと思います。
セットでこの価格なら結構安い
欲しかったのは、PCIe用電源線1本なので、その観点で見ると高いが。
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購入金額
2,674円
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購入日
2025年05月08日
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購入場所
亚洲马(深圳)实业有限公司(Amazon)
れいんさん
06/09
徹底したホワイトスキー!!
cybercatさん
06/09