【はじめに】

アウトドア用の電源確保を目的として、人生初のポータブル電源を導入しました。選定時に重視したのは「充電速度」「携帯性」「多機能性」でした。今回は、実際にキャンプでの使用を通して得たリアルな使用感や気付きをレポートします。

【製品概要と仕様】

このポータブル電源は、容量約300Wh前後（※製品によっては変更可能）で、家庭用コンセントからの急速充電（約1.5時間）に対応しています。

付属のACアダプターを使用したところ、約90分で0%からフル充電が完了し、従来の充電式ポータブル電源に比べて大幅な充電時間短縮を実感しました。

また、LEDディスプレイにはバッテリー残量（%）・出力/入力電力（W）・充電状態などが常時表示され、視認性も高く、使い勝手が非常に良いです。

【スマホアプリ連携】

専用スマートフォンアプリを使用すれば、Wi-Fi経由で遠隔からバッテリーの状況を確認したり、出力のオン・オフ制御を行うことが可能です。

アプリの操作画面は直感的で、特に夜間のテント内から外部のライトやファンを操作できるのは想像以上に便利でした。

ただし、Wi-Fi接続が有効になっていると、待機時でも常に電力を消費していることが分かりました（数W程度）。長期間使わない時は、Wi-Fi設定をオフにしておくことをおすすめします。

【使用中の注意点】

キャンプでの実使用で、家庭用ファンヒーター（約1,200W）を接続してみたところ、本体の定格出力を超えて自動停止してしまいました。

この製品の定格出力はおそらく500W〜600W程度なので、出力の大きい家電（ヒーター、ドライヤーなど）には不向きです。ポータブル電源で動かす家電は、消費電力の低い製品を選ぶ必要があります。

【携帯性とデザイン】

重量は3〜4kg前後でややずっしりとした印象ですが、しっかりとしたハンドルグリップがついており、女性でも片手で持ち運び可能です。

筐体はマットな質感でアウトドアとの相性も良く、車載にも向いているサイズ感です。

【LEDライトの実用性】

側面に搭載されたLEDライトは、夜間のテント周辺照明や停電時の緊急用にも十分な明るさがありました。調光機能や点滅モードがあるとさらに良かったですが、常時点灯機能だけでも非常に重宝しています。

【まとめ】

総じて、「初めてのポータブル電源」として非常に満足度の高い製品でした。

急速充電対応やアプリ連携、実用的なLEDライトなど、日常でも防災用としても活躍が期待できます。

ただし、出力制限のあるポータブル電源では使用できない家電がある点には注意が必要です。

今後はソーラーパネルとの組み合わせや、より大容量モデルへの拡張も視野に入れていきたいと思います。