最近は田舎にいろんな悪徳業者が訪問して不安を煽るようになってきました。ひとりで暮らす母もそれなりに心配だし、自分も気になる。
防犯には予防が不可欠なので、いったん何らかのカメラを置こうと思ってはいましたが、意外と安いネットカメラも多いようで。そのなかでもtp-linkの製品はとくに安くて機能もなかなかです。
今回は、母親も不安が大きいという家の敷地に勝手に入られた時のための予防策として、屋外型の感知機能付きカメラ「tapo c310」をチョイス。約5000円ながら、有線と無線に対応しており、専用アプリから設定・監視もできます。
レビューとしては、
・カメラのセッティング
・物理的な取り付け
・撮影テスト、人感センサーの感度など
・使ってみた感想
をまとめてます。
ちなみに、tp-link製品に対していろんな声もありますが、自宅のルーターもここのゲーミング製品です。設定も機能もこれまで使ってきた日本の製品と比べてむちゃくちゃわかりやすい。
よほどのことが起きたら買い替えますが、当面はこのままでいくと思います。
接続はシンプル
まずは設置の前に、
・設置場所の確認
・電源、ネットワークの確認
を確認します。
今回は玄関脇から庭に入ってきた人の監視を目的にしています。
設置にあたっては、電源は屋外用の電源から取れますが、そのままだと誰でも外せちゃうのであとで検討。
ネットは有線のほうが安定はしてますが、家の中から引っ張るのは非現実的なのでWiFiで。接続についても要確認です。
では、順番に設定を。
箱の中身はこんな感じ。カメラ本体、電源以外は、設置に使うネジとかくらいです。
カメラとの接続は、スマホアプリをダウンロードして、そちらからカメラを検出するだけ。カメラからは2本ケーブルが出ていますが、1本は電源、1本はLANです。
屋外設置でLANは使わないので、専用の養生アダプターみたいなのを取り付けます。これでちゃんと防水になります。
完成図。
次に、アプリを起動し、カメラの電源を入れると、カメラの検出が始まります。
接続方法を選び、
製品名を選びます。かなりたくさんあるんですね。
選択が終わったら、カメラを指定します。
カメラの名前を決めたり、場所を指定したりもできます。AI端末との連携なんかも。ここはまた今度。
無事に接続できると、こんな画面になります。ここから写真を撮ったり、直接録画したりもできます。声を出すこともできるっぽい。
とにかく設定は簡単で、アプリを起動してスマホで認識するだけ。いろんな機能はありますが、迷うことがないように案内してくれます。すごく楽です。
場所を決めて、穴を空けて、留めるだけ
カメラの設置は一番悩ましいところでしょう。
うちはもう古いし実家なので容赦なく穴を空けましたが、それができないというご家庭もあるかも。
ただ、昔のカメラと違ってC310はいい意味でプラスチッキーで軽いので、ネジ止めでなくても固定できるかもしれませんね。
とりあえず、まずは電源をつないでだいたいの高さや角度を考えます。上下左右の首振りはできますが、高さと場所はやはり考えてからの方がいいですね。アプリをつなげながら画角などを確認しました。
できるだけ手が届きにくく、画角が広くなる場所ということでここに決定。穴あけのためのガイドシールを張ります。ケーブルが抜ける位置は一番下にしました。
穴はドリルで6mm。結構大きめです。そこにプラのガイドを入れて、ネジで本体を固定します。ドリルは愛用のブラックアンドデッカー。
固定途中はこんな感じ。トンカチでプラを押し込んで、ネジで留めます。
固定したところ。なかなか様になってますね。バンザイみたいでちとかわいい。
作業としてはかなり簡単ですが、脚立に上っての作業など、慣れないと怖いところもあります。そのあたりも、カメラ本体が軽いのはかなり助かりました。
また、微調整も結構できますが、最初に設置する場所は簡単には動かせないので、きちんと画角を見ながら固定する必要があります。
侵入感知の精度も結構高そう
実際に数日間、使ってみました。
まず、標準の状態でも自動的に動くものを検知してくれています。試しに自分でカメラ前を横切ってみると、こんな感じで動きを検出してくれました。動くものと人を別々に検知しているようなので、害獣とかの感じにも使えるかもしれません。
これはアプリの画面ですが、中央のボタンで、写真撮影、ビデオ撮影、音声確認、声を出す、という4つの機能が使えます。
内蔵メモリーカードを入れればそこに保存しておくことも可能です。そっちがメインの使い方になるでしょうか。
オートではなく、自分でボックスやラインを引いて、そこを検知させることもできます。
ボックスはそこに侵入したらアラート。
ラインはその線を何かが通ったらアラート。
これらは共存させられるので、花壇と玄関からの道を別々に見ることなんかも可能です。
あとは、カメラ自体に何か起きたときに通知する機能も。
それぞれの検知感度もあり、スライダーで設定もできます。
ここまでできると、結構きちんと監視カメラの役割を果たせそうですよね。実際に何かが通ると、アラートを記録してくれます。重複している場所があるので重なっていますが、きちんとラインなどを指定してあげればしっかり怪しい人なんかを把握できそう。
他の人が簡単に接続できないように、プライバシーモードなんかもあります。
コロナの時にAIカメラの検知機能がすごい、とか言われていましたが、こんなのが出てきちゃうともう一般人でも簡単。お店や畑、心配な場所などに設置しておけばかなり安心だと思います。
うちはこれに、カメラ付きインターホンも導入すればある程度外を監視しきれるかなという感じです。
残る課題は、有線であることのみ
今回は初めての導入だったので、格安でお試しのつもりです。ただ、ここまで良くできてるときちんと運用したくなる。
そうなると問題は、電源ケーブルの取り回しと、本体の破壊の心配。
もし問題がないなら、このカメラも室内に置いたほうが確実で安心ではあります。もしくは、二階など届かない場所、見えにくい場所に置くか。
ただ、犯罪抑止という意味で置いておくのもありです。目に見えたほうが悪さできない。
そして、屋外用電源からのケーブルが目立ちすぎるのも問題。モールか何かで隠すつもりですが、結構目立つんですよね。
その点を除けば、本当に簡単にかなり精度の高い監視カメラが使えると思います。
ソーラータイプの充電不要な製品なんかもありますし、インターホンは電池タイプだったりもするので、ここは選択肢がありそうです。
ちなみに、夜の状態はこんな感じ。結構よく見えますよ。
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購入金額
6,000円
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購入日
2024年12月10日
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購入場所
ヨドバシカメラ
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