Windows10のサポート終了も間近になり、旧PC(Windows11の必須要件不足)ではいよいよ買い換えに迫られています。
セカンドPCで使用しているAsrock X99taichiはTPMのスロットがマザーボードに有りますが、モジュールが無い状態でした。
CPU要件は致し方無いとしてダメ元で、Asrock用のTPM2.0モジュールを購入しWindows11化をしてみました。
TPM(Trusted Platform Module)は、デバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するためのモジュールで暗号化用アルゴリズムエンジン、ハッシュエンジン、キー生成器、乱数生成器、不揮発性メモリ(各キーなどを保管)などを備えたモジュールです。
対応するマザーボードではTPM内への暗号キーの作成や使用制限をすることが可能でOSやアプリケーションから利用されます。
モジュールのみのシンプルなパッケージ
AsrockのTPM2-S互換であることがパッケジ裏面から解ります。
価格が安いサードパーティ製を購入。
Asrock用はピンアサインが18Pですが、複数の種類が有るのでマニュアルと販売サイト情報と見比べて同じアサインの製品を選びました。
チップはInfineonのSLB 9665TT2.0のようです
BIOSアップデートで難なく認識
セットアップはモジュールを挿すだけなので簡単です。(モジュールはしっかり奥まで差し込みます)
最初、上手く認識できなかったのかPCが再起動を繰り返しましたが、BIOSを最新にアップデートしてからモジュールをしっかり差し込むと問題なく起動しました。
BIOS項目には出ませんがWindows11アップグレードのPC正常性確認のWindows11システム要件項目から「TPM2.0が要件を満たしていない」がなくなっているのでTPM2.0に対応したことが解ります。
Windows10からのアップグレードにはレジストリ編集が必要
TPMモジュール本体の話しではありませんが、Windows 11 の最小システム要件 を満たしていないPC にWindows 11 をインストールする場合は、特定のレジストリ キーの値を作成して、TPM 2.0及び CPU ファミリ、CPU モデルのチェックをバイパスする必要があります。
私の場合CPUモデルのみ要件を満たしていませんが、レジストリ追記でWindows10からのアップグレード時のチェックをスキップできます。
私は最初、レジストリキーの作成位置を間違えて、インストールチェックに引っかかっていました。
CPUの要件チェックをパスしてインストールが開始されました。
Windows11の上書きインストールの継続で警告文が出ます
承認するを押すとWindows10からのアップグレードインストール画面になります。
TPM2.0は無くてもWindows11をインストールできるが、セキュリティー的にもモジュール追加が出来た方が良い
前出のWindows11必須要件回避でTPMも回避は可能ですが、セキュリティのことを考えるとTPMは取り付けた方が良いと判断しました。(MicroSoftも必須と言っています)
これは、警告文にあるとおり「最小システム要件を満たしていない場合、更新プログラムを受け取れない」可能性があることからも窺えます。
旧PC(マザーボード)でもTPMが取り付け可能であればWindows11アップグレード時に取り付けるのが良いと思います。
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購入金額
2,614円
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購入日
2024年12月08日
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購入場所
Amazon
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