最近モバイル機器をあまり買っていないということもあり、microSD形状のメモリーカードをあまり買っていませんでした。まだ512GBモデルを数枚ストックしていますから、急に必要になって困るわけでもありませんので…。
しかし先日とあるセールを見ていると、久々に256GBで2千円を割っているmicroSDXCメモリーカードを見つけました。しかもAmazon辺りでよくある正体不明のブランドではなく、一応国内メーカーのSanMax製です。
SanMaxは主にサーバー向けメモリーを使ったことはありますが、フラッシュメモリー製品はこれまでそれ程使ってきたわけではありません。まあ全く無いというわけでもありませんが。
こちらのUSBメモリーは格安品の割にはそこそこ高性能でしたので、その再来を狙って試しに使ってみることにしました。
パッケージに「Hi-Standard」と記載されていますが、SanMax製microSDXCのコンシューマー向けモデルでは、256GBモデルはこれはGaming Pro以外のグレードは用意されていないようです。ちなみにHi-StandardはオーソドックスなUHS-I準拠の製品、Gaming ProはDDR転送に対応した高速仕様という位置付けのようです。
Hi-Standardは下位製品という位置付けではありますが、それでもパッケージ記載の最大読出速度は95MB/sとUHS-Iのほぼ実用上限という値です。
この製品はmicroSD形状の製品によく見られるSD変換アダプターの他に、USB接続のmicroSDリーダーも同梱された3in1パッケージとなっています。
原産国は台湾となっています。
実用速度は十分に優秀
それではいつも通り、iBUFFALO BSCR20TU3で速度を計測してみましょう。
PCはRyzen 9 5900Xを搭載したASUS PRIME X370-A(Windows 10 Pro)です。
まず読出しについては、UHS-I準拠モデルとしては文句ない優秀さです。シーケンシャルリードは公称値の95MB/sをほぼ確実に上回ってきますし、ランダム4Kの値もかなり優秀な部類です。
一方の書き込みについては、シーケンシャルライトの値が条件により55~70MB/s程度にばらつきます。他社の同クラスよりは全体的にやや低めでしょうか。ただランダム4Kは読出しと同様にクラスを超えた優秀さであり、実用性能はむしろ高い方といえそうです。動画撮影のようにシーケンシャルの速度が重要視される用途であれば別ですが、それ以外の大半の用途ではランダム時の性能の高さが活きて快適な部類となる筈です。
ついでに添付のmicroSDリーダーと組み合わせた時の速度も検証したのですが…。
このリーダー自体がUSB2.0接続だったようです。他にmicroSDリーダーが無いという時であれば役立ちますが、この速度ではUSBメモリーとして使うにもちょっと物足りません。あくまで緊急用と割り切って使う方が良さそうです。
まあ、それでもこの内容で2千円を割っているのであれば十分お買い得と評して良いでしょう。ただ思ったよりは価格差が小さかったので、上位のGaming Proを買った方が面白かったかも知れませんね。
-
購入金額
1,980円
-
購入日
2024年09月08日
-
購入場所
アークオンラインストア
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。