少量生産ウインドシンセコントローラーMWiC、

残念ながら純正ケースは用意されていないのだが、抜き身？で置いておくのは、形状が複雑なため安定せず物騒。また持ち運びのたびに、購入・輸送時の段ボールに入れるのも不便だし持ち歩きにくい（またこの段ボール箱は改造や修理依頼のため、TeefonicsにMWiC本体を預けるために送るときにも使用するので、普段使いで損傷させたくないのもある）。

そこで「普段使い用の」ケース兼キャリングバッグを入手することにした。

MWiCの純正ケースはないので、

・だいたいフィッティングする長さのもの（ケースの中でMWiCが遊ばない）

・ショルダーストラップがあり、肩からかけられるもの

・上手くフィッティングするかがわからないので、5千円以下

という条件で探して見つけてきたキャリーケース。

Rurumiのソプラノサックス／YDS-120用キャリーケース。

安定の?大陸安価モノ品質で、箱はもちろん、メーカー名なし型番なしのビニール袋入り。

ケース全体、特にサイドポケット部にゆがみがあるのは、輸送時半分にたたまれていたから。

ケース内側には外側とは別の布が貼ってはあるが、厚いクッションが挟まれているわけではない。

店舗売りのケースは現物合わせできるのは良いが、品数が少なく高価なため、今回は複数の通販サイトで探した。ただ、安価でショルダーストラップを備えるものはそこそこあるのだが、問題は大きさ確認。通販で売られている安いソプラノサックスケースの中には、サイズが記載されていないものも結構ある（「入れ物」を販売しているのに、寸法書いてないのはどーなの、と思うが、結構サイズ記載がないものがある）。

その場合「～用」というケース（バッグ）の用途記載で大きさを判断するしかない。

ソプラノサックス（直管）はだいたい長さ60cm～70cm（マウスピース装着時）。

MWiCは実寸56×7.5×6.5cm程度（円筒形MWiC、アルトサックスマウスピース+キャップ込み）。

多少MWiCの方が小さいくらいなので、「ソプラノサックス用」なら入るはずだが、今一歩確証が欲しい。

このRurumiのソプラノサックス／YDS-120用キャリーケースは、購入サイトの販売ページに図解で寸法が書いてあった。

それによると、長さが58cm、深さが10cm、幅も10cmで、ちょうど合致する。

また、YAMAHAのデジタルサックスのうち、普及機のYDS-120にも適合と書いてある。YDS-120は567×110×94mmであり、MWiCとほぼ長さが同じで、やや太い感じのデジタルサックス。

同じYAMAHAのデジタルサックスで、先行上級機のYDS-150の記載がないことから推測すると、より長いYDS-150は「入らない」と考えた方がよさそう（YDS-150サイズ：699×110×103mm）。

要するに60cmクラス用で、70cmクラスはNGということで、販売ページの寸法的にも合ってる（こういったサイトのサイズ記載は-特に写真書き込みのモノは-、若干疑いの目を持って見た方がよい←経験上）。

70cmクラスが入らないということは、その分60cmクラスの楽器にはフィッティングしているということで、希望通り。

長さ的にはキャップをしたMWiCを入れるのにちょうど（太さは余るが）。

実物が来てみると、安価なソフトケース（バッグ）にありがちの、若干縫製がゆがんでいたり、糸の端の処理が甘かったりする面もあるが、サイズ的には長さがちょうどよくて、中でMWiCが遊びすぎることもなく、MWiCの保護と持ち運び的には問題ない。

また期待していなかったのに予想外に便利だったのは、サイドポケット。外したストラップや予備リード、音源側と接続するUSBケーブル、グリスなどを入れておくのにちょうどよいサイズで、とても便利。

MWiC専用で、一緒に持ち歩きたいこれらのものが...

...全部入る。

唯一の欠点は「太さ」で、MWiCはソプラノサックスやYDS-120に比べて細いので、中で不安定なのがイマイチ（長さ方向には踊らないが、太さ方向には動いてしまう）。これはMWiCの保護を兼ねて内側にクッションでもつけようかなぁ....

MWiCのFBグループには尺八用のケースを使っている人もいて、楽器形状からして、ケースもあまり太くない尺八用の方が合う気もするけれど、尺八用は布製の「袋」以外はソフトケースでも結構高価なので、当面これで行こうと思います。

【仕様】

サイズ：長さ58cm×深さ10cm×幅10cm